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ホンダ Z360    
     
     
  <アリイ 1/32 ホンダ Z360>

 実車の方でもレストアを進めているホンダZで
す。
 このZは1970年10月にデビューしています。
 1966年10月に開催された第13回東京モー
ターショーでデビューしたホンダN360はN0、N
T、NUとマイナーチェンジを行い、1970年1月
にNV360となります。そのNVのフロアユニッ
トに載せるモノコックボディをスタイリッシュに変
化させたのがこのクルマです。
 Nシリーズがバイクでいうと実用重視のスーパ
ーカブならこのZはチョッとした遊び感覚が入った
モンキー、ゴリラまたはダックスといったところで
しょうか。
 軽初のスペシャリティカーなどと謳われたこのZのモノコックボディは単なるクーペではなくむしろミニ
スポーツワゴンともいうべきものです。スポーティーに見せるためにフロントノーズを低くするのは良く
ある手法ですが、このZの場合はテールに大きな特徴があります。
 ルーフラインを後端でカットしそこの”水中メガネ”のようなリアウインドウを配した点です。またその
リアウインドウはデザイン上だけでの特徴ではなくテールゲートに利用してワゴン風の機能をも持って
います。 またリヤシートは簡単に折りたたむ事ができかなり広いラゲッジスペースを確保しています。
     
 全長3メートルのボディに大人4人が”一応”座
れる居住スペースとラゲッジスペースを確保し、
必要な時はリヤシートを倒して2シーターワゴン
としても使える空間を見事に生み出しています。

 インテリアも外観にふさわしくスポーティーな味
つけとなっています。
 Nシリーズとは違った立体的なダッシュボード
にはレヴカウンターをはじめとする3個の円形メ
ーターが並べられ3本スポークのスポーツステア
リングが標準で装備されています。
 また頭上にはオーバーヘッドコンソール(と言っ
てもルーム&スポットランプのみですが・・・)が輝
いています。
 
 
   キットの方ですがこのアリイの1/32シリーズ、
色々とマニアックな車種がラインアップされてい
ます。このZは空冷仕様ですが他に水冷仕様も
でています。(フロントグリルのデザインがチョッ
と違います)
 全体のフォルムはまぁまぁだと思いませんか?
ただフロントをチョッと修正してあげれば”それ
っぽくなると思うんですけど・・・。
 私の場合はほとんど”素組み”で組みました。
このキットを組んだのは1998年頃なんですが
その頃はほとんどのキットが”素組み”です。
 エアブラシを使い出したのもこの頃からです。
私が買ったのはタミヤ製の安い部類のエアブラ
シですが、今でも使っています。
     
 サイド、リヤビューともまずまずの形をしている
と思いますが、このフロントがチョッと・・・という感
じがしませんか?
 本来なら納得いくまで手直しをするべきなんでし
ょうけど何せそんな技術は無いもので・・・。
 あとは前後バンパーをもう少しメッキっぽくした
いところですよね。どうせならメッキのパーツにし
て欲しいところなんですけど、キットの価格(定価
は確か5〜600円)を考えると仕方ないのかも知
れませんね。
 フェンダーのミラーは真鍮線を通して固定して
あります。接着剤だけではすぐに取れちゃうトコで
すし・・・。
 
     
   このキットも模型屋さんに行けばまだまだ手に
入ります。
 しかもこのシリーズ、ラインナップが多いんです
よ。
 このZの他にN360やT360(この2台は製作し
ましたのでその内紹介します)それにトヨタのS80
0、ベレGや日野コンテッサなんてのもありますし、
スカイラインのS54なんかプリンス時代の物とニッ
サンの物があるというマニアックぶりです。
 価格も手ごろですし全部揃えて並べて飾りたいト
コですね。

 

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