'98-part1

TIBETAN FREEDOM CONCERT '98 6/4 16MIN
・GIVE IT AWAY
・UNDER THE BRIDGE
・THE POWER OF EQUALITY
'98年チベタンフリーダムコンサートの最後にパールジャムから時間を譲られて、飛び入り出演した新生PEPPERS。突然の登場に帰りかけていた観客は狂喜乱舞です。
このVIDEOについて多くを語る必要はないでしょう。たった3曲しか入っていません。ジョンはほとんど後ろ姿です。たまに前を向いてもシューゲイザー状態。でもそんなこと問題じゃありません!
すべてのジョンファン必携の超超、超スペシャルな一本です!!!!
あのソウルサークルの数分後の勇姿ってわけですね。

STOCKTON CA. '98 9/20 80MIN
・I LIKE DIRT
・BACKWOODS
・SOUL TO SQUEEZE
・GIVE IT AWAY
・SCAR TISSUE
・NOBODY WEIRD LIKE ME
・IF YOU HAVE TO ASK
・?BUNKER HILL
・LONG GONE(JOHN SOLO)
・I COULD HAVE LIED
・EMIT REMMUS
・POLICE HELICOPTER
・PEA
・UNDER THE BRIDGE
・ME AND MY FRIENDS

・YARTLE THE TURTLE
・FREAKY STYLEY
・?ATOMIC DOG
・JAM
・SEARCH AND DESTROY
これはいろいろな点で特殊で、数ある復帰後のブートの中でも異彩を放つ、超お勧めの一本です。ジョン脱退前と復帰後の定番となるLIVEとの過渡的な構成になっており、今じゃすっかりプレイされなくなった「母乳」からの曲と、「CALIFORNICATION」からの曲が同時に聴ける唯一のものではないでしょうか。
しかもリリースの8か月も前なので、「CALI…」からの曲は今とかなり違うアレンジでプレイされています。特に「SCAR TISSUE」の繊細な美しさは涙もの!必聴&必見です!!
いきなりフリーがチューニングの合わないベースを叩き壊す波乱のオープニングからドラムセットを破壊して去っていくチャドのラストシーンまで、緊張感とリラックス感の入り交じったステージ。ジョンもまだ堅さが目立ち、動きは少なくうつむきがちですが、その危うい感じがまたミーハー的にはたまりません(笑)。今ではすっかりお馴染みとなった、フリー、チャドと「次コレいこ」って感じでアイコンタクトを交わしながらJAMるシーンも、復帰後初めて観せてくれたのはこのLIVE。3人がいかに相性良く、また一緒にプレイすることを楽しんでいるかが伝わってきて雰囲気最高!感動的ですらありました。
この日のソロはシド・バレットの曲。必聴!!写真は「BRIDGE」。

SWEDEN TV '99 112MIN
・GIVE IT AWAY
・SUCK MY KISS
・HIGHER GROUND
・UNDER THE BRIDGE
・KNOCK ME DOWN
・SCAR TISSUE
 ※すべてプロモーションビデオ

 LIVE
並んで座るアンソニーとジョンを、ほとんど固定カメラで撮し続けるだけという芸の無さが却って好感度大のインタビュー番組。そんな中でもやっぱりジョンは「なんかヘンなヤツ」なオーラを発散しています。寝起きか?というような不明瞭に籠もった口調、不自然なまでにじっとしているかと思えば、突然落ち着き無くゴソゴソ&キョロキョロ…。
でもそんな彼の表情を見ているだけで満足できます。珍しくきちんとベルトをして履いているパンツに、花の刺繍入りの赤いシャツというさっぱりとしたいでたちがミョーに可愛く、特に「ヒゲ無しロンゲ」のジョンが好きな方は必見!またトレードマークのロングヘアを切ったばかりのアンソニー、彼のブロンドにする前のこの髪型が見られる点でも貴重です。
インタビューの前半では、脱退時の状況や復帰の経緯などを語っています。後半は…えーと…いろいろ(笑)。字幕が日本語でないのが恨めしい…。
55分ほどのインタビューの合間にはPVが挿まれています。
(ビデオの後ろ半分はWOWOW版の「LIVE IN STOCKHOLM」と同じです。)
「新婚さんいらっしゃ〜い」
・・・ぢゃありません。

HUMBURG '99 6/2 52MIN
・RELIGION
・GIVE IT AWAY
・SCAR TISSUE
・IF YOU HAVE TO ASK
・SOUL TO SQUEEZE
・GREEN HEAVEN
・POLICE HELICOPTER
・UNDER THE BRIDGE
・THE POWER OF EQUALITY
・SIR PSYCHO SEXY
・SEARCH AND DESTROY
・FREEDOM
CALIFORNICATIONリリース日に前後して行われたヨーロッパプロモーションツアー。その最初のステージを収めたドイツのTV番組SOUND FOUNDATIONより。
珍しくフィルムで撮影されていて、画面は全体的にダークトーン。でも内容は充実しているし、ひとつひとつの音がはっきり聴こえ、演奏する手元のショットが多いので、ギター小僧にはうれしい作りかもしれません。GIVE IT AWAYの後半のソロが、いつになくクリアなメロディーで納まりよく奏でられているのが印象的です。
ジミヘンのFREEDOMで締め括るラスト、キマっています。
こんなショットが多いんです…

LIVE IN STOCKHOLM (WOWOW版)'99 6/4 60MIN
・EMIT REMMUS
・GIVE IT AWAY
・TINY DANCER
・SCAR TISSUE
・IF YOU HAVE TO ASK
・AROUND THE WORLD
・I COULD HAVE LIED
・CALIFORNICATION
・BLOOD SUGAR SEX MAGIC
・SOUL TO SQUEEZE
・ME AND MY FRIENDS
・BRING IT HOME(さわりのみ)
・THE POWER OF EQUALITY
スェーデンのストックホルムでファンクラブを対象に行われたLIVEの模様。小さめの会場に集まった控えめながら熱いファンがとても良い雰囲気です。
始めに10分弱のインタビューがあるのですが、これがなかなか楽しい内容。突然小さなテーブルの上で三点倒立をかますフリー。メンバーは慣れたものですが、対処に困るインタビュアー氏はなんともやりづらそう。ジョンは落ち着きのない挙動ながらよく喋っています。不気味なまでに穏やかで大人なアンソニーも見ものです。
LIVEの見どころNo1は気合いの入ったプレイで一気に会場のヴォルテージを上げる「BLOOD SUGAR…」!!ワウと歪みの効いた派手目なギターが快感です。この曲の最後を飾るのはECHO&THE BUNNYMENの「SHOW OF STRENGTH」。私の80年代のスーパーアイドルバンドの曲が突然流れてきた瞬間は全身鳥肌もので、個人的にこのLIVEのハイライトでありました。
OH MY JESUS!!!!!!

MILAN '99 6/14 74MIN
・EMIT REMMUS
・GIVE IT AWAY
・TINY DANCER
・SCAR TISSUE
・IF YOU HAVE TO ASK
・AROUND THE WORLD
・RIGHT ON TIME
・UNDER THE BRIDGE
・ME AND MY FRIENDS

・YARTLE THE TURTLE
・FREAKY STYLEY
・?ATOMIC DOG
・JAM〜 untitled#2
・THE POWER OF EQUALITY
イタリア版MTVの「SASHIMI」という番組より。いきなり聞こえる謎の日本語にぎょっとさせられますが軽く聞き流しましょう。
内容はイタリアでのプローモーションLIVEとそのメイキングといったところ。ステージに座り込んでのリラックスしたインタビューでは、イタリア映画などについて楽しそうに語っています。が、それ以外のメイキングシーンははっきりいってじゃま。曲の間にいちいち挿入してあるので、LIVEの流れを寸断しまくることはなはだしく、いらいらさせられます。
フリーは体調が悪かったらしく、インタビューも不参加だしアンコール時にもなかなか出てきません。でも「IF YOU…」のアウトロ(?)を筆頭に気迫のプレイを見せてくれます。プロ魂に感動です。
この日のジョンはかなりノリノリ。特にアンコールの「YURTLE…」から「FREAKY…」あたりの弾き狂いは見ものです。そしてJAM。ジョンがフリーになにか耳打ちして、さらにチャドに目配せした後流れてきたのは、あの!あの!!「untitled#2」!!!・・・・泣けました。
「untitled#2」をプレイする二人。フリーの繊細なベースも聴きもの!

LOS ANGELS CA. '99 6/19 44MIN
・EMIT REMMUS
・GIVE IT AWAY
・SCAR TISSUE
・IF YOU HAVE TO ASK
・AROUND THE WORLD
・SOUL TO SQUEEZE
・SUCK MY KISS
・RIGHT ON TIME
・UNDER THE BRIDGE
・ME AND MY FRIENDS
ヨーロッパのプロモーションから帰国してすぐのLIVE。地元の小ぶりな会場ということで、温かいヴァイヴの中で進行してもよさそうなものですが、やたらと物を投げ込む客席、アクシデント頻発のステージと、かなり殺伐とした雰囲気。それだけに珍しいシーンが多く、面白く観られます。
最大のトラブルは「AROUND THE WORLD」。イントロで激しくチューニングの狂ったベースを客席へ投げ入れてしまうフリー。獲物に群がるピラニアのごとき客席の争奪戦はコワイものがあります。気を取り直して再開するも、今度はVoマイクがすべて音切れ。1曲まるまる演奏だけのカラオケ状態になっています。この場面ではアンソニーに成り代わり、ぜひ自分で歌いましょう。また、「IF YOU…」の終わりあたりから何かに怒り出すジョン。その後もずっと怒り続けているせいか、「UNDER…」のコーラスはやけくそ気味にがなっています。
そんなこんなの見どころ(?)は多いものの、アンソニーファンが作ったとしか思えないほど偏った編集は、ジョンファンとしては大いに不満なところです。
怒りまくるジョンをなだめるアンソニー。