クラシックカー、オールド・ヴィンテージ車両の並行輸入代行、
通関から予備検査登録、 特殊なモノほどお任せ下さい！
クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
８６号 プジョー２０５Ｔ１６
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第８６号
発行日：２００４年７月２３日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のフィット、環境に優しい
キューブ、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'７０年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'７０年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'９０年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて、解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●フォードＧＰＡからマクラーレンＦ１まで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
前号の変わり種、「バットモービル」は心配でしたが、アノ寄稿の歩き目ですさ
ん始め、良かったとのメールを幾つか頂きましたm(__)m
そんな中でもリクエストも絡んだ、以前５１２ＢＢの追記を送ってくださった
読者Ｎさんからのメールをご紹介します。
＠＠＠＠メール転載＠＠＠＠
お久しぶりです、読者のＮです。
毎週、楽しみにさせていただいております。
今回の"バット・モービル"、良かったです！
ちょっと、"エッ！？こんなんもあり？"と思ったのですが、思いっ切りド真
中のストライクです！
自分的にも、"バット・モービル"はあれが一番ですね（ちょっと物理的に無
理な設定もありますけど）！
昔のテレビシリーズの"バット・モービル"って、"フツーのアメ車を黒く塗
っただけ"的で嫌いでした。
最近（かなァ？）の映画シリーズのも、新しいやつほど、奇抜さに拍車をか
けてるだけで、車としての魅力も、現実感も感じられませんでしたから。
ところで、"バット・モービル"がでた以上、"こいつは外せないでしょう"
的な車をリクエストします。
本当は、自分が寄稿できればいいんですけど、"ベースになった車種"と、"熱
烈なファンがレプリカを作って、実際に登録して走っている"ことくらいし
か知らないので、あきらめます。
ここまで書いたら、もうネタばれですか？
そう、日本が誇る、バット・モービルに匹敵する車と言えば！
円谷プロのテレビシリーズ、"ウルトラ・セブン"の劇中車、"ポインター"
です！
ベースになった、"クライスラー・インペリアル"の面影を、キャビン部分く
らいしか残していない徹底した大改造車！
おまけに、（ウルトラ・セブンの）本放送終了後、完全に解体されてしまい、
実車の資料は劇中で活躍するその姿だけ！と言う幻の（大袈裟ですか？）カ
スタム・カー！
確か、マニアの方が昔、レプリカを作られたそうで、数台のレプリカがある
そうです（全部、別人が作っていますので、それぞれ違う車です）。
その中でも圧巻なのは、実車（？）と同じ"クライスラー・インペリアル"
を並行輸入して、それをベースに、ギミック以外は忠実に再現されたレプリ
カが一台あったこと。
そのオーナさんはそのレプリカを、大層苦労されて登録し、ナンバー付で実
走されていたそうです。
どなたか読者の方に、この車の事に詳しい方はいらっしゃいませんかネエ？
こんなリクエストは無理（無謀？）ですか？
これからも、今回のような意表をつく車種も織り交ぜながら、面白くも楽し
いメールマガジンを読ませてください。
＠＠＠＠転載以上＠＠＠＠
という内容。ポインターのレプリカについては既に興味深い情報が含まれてい
ます。が、実は私もポインターについては充分な知識、情報を持ち合わせてお
りませんので読者の方で詳しい方、居られましたらドシドシ投稿下さい！
宛て先はコチラ→ mac525@anet.ne.jp 「ポインターの情報係」まで
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■■■□ 第８６回
■■□ 【プジョー２０５Ｔ１６】
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今回はあのラリーカーの名車、プジョー２０５Ｔ１６です。
フランス車であり、'８０ｓカーであり、ハッチバックであるという、このメル
マガでも珍し目、かな。
「プジョー」自体が初登場です。
プジョーの表立った歴史は、今から約２００年も前に、ジャン・ピエール・プ
ジョー２世がスチール製品で当てた事に始まります。
現在まで続くライオンを象ったシンボルは１８５０年より、強い製品イメージ
確立の為に自社製品に付けたことに起因しました。
１８８５年には近年まで有名だった自転車を、
１８８９年には自動車を始めます。
そう、非常に歴史ある会社なのです！
１９６６年にはルノーと業務提携、
その後ボルボも加えて、開発したエンジンがＰＲＶ、デロリアンの号でも紹介
したあのエンジンを造りました。
１９７４年にはシトロエンもグループの企業へとなり、２年後にＰＳＡプジョ
ー・シトロエン社となります。
メーカーとしてはレースに積極的で、ＷＲＣで実績を残している事はあまりに
も有名ですが、過去にはインディ、ル・マンなどでも輝かしい戦績アリ、です。
そして本題の２０５Ｔ１６、これはグループＢの生んだブッ飛びの名車です。
※グループＢに付いては２４号を参照ください。
ランチア０３７ラリー→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back24.htm
（Gr.Bを流れで言うと、ランチア対アウディ。アウディ強し！→プジョーが抑
える！→カテ消滅・・・と言った感じでしょうか）。
２０５Ｔ１６のデビューは１９８４年のツールド・コルス。当初からブッちぎ
りです。
名前が示すその内容ですが、プジョー２０５をベースに、Ｔはターボ、１６は
ツインカム化により１６バルブという分かり易さです。
ただし、２０５ベースとは言え、これはガワを似せてはいますが別物です。
パッと見は前後フェンダーが張り出して、各部ダクトがそそる、派手さの中に
纏まりが見える程度。
実際に、ヘッドライト、グリル、テール、ドア、Ｆガラスなどを共通としてい
ます。
しかしながらエンジンを座席後ろに配置する２シーターミッドシップレイアウ
ト！
プラットフォームが違えばホイールベースも２０５Ｔ１６の方が長いのです。
羊の皮を被った・・・、というのは良くある台詞ですが、まさにコレは大衆車
２０５の皮を被ったレーシングカーを市販した、という事件です！
レイアウトはランチア０３７ラリーのミッドシップ、そして駆動はアウディ・
クワトロの４ＷＤと、良いトコ取りの２０５Ｔ１６、その後の勝ちパターンの
定番となる見本でしたが、他にもあらゆる点で妥協せずに徹底した拘りを貫い
ています。
ボディにはＦＲＰを多用し、軽量化。
サスペンションはダブルウィッシュボーン方式を採用、
前後のデフにはＬＳＤが付きます。
ＤＯＨＣ直４の１．８Ｌターボエンジンはロードバージョンでさえ２００馬力
を発生。
これは僅か１１００ｋｇあまりの車重に対しては強烈です。（ワークスカーでは
３５０～５００馬力くらい！！）
ルーフ後端に大きいウイングが付いたのは、空力を改良した２０５Ｔ１６Ｅ２
です。
まあ、２４号で少し触れたように、グループＢ自体がそのあまりに強大化した
パワー戦争に危険を感じて消滅した経緯も有り、２０５Ｔ１６の活躍した期間
も僅か２年少々と短いです。
その短さと、強烈な強さが多くの人を今も惹き付けて放さない理由なのでしょ
う。
入手難易度は「★★★★☆ ４．５」、相場は多くのグループＢカーと同じく８
００万円前後（？）なのでしょうか。
Peugeot 205 Turbo 16
ボディーサイズ: 3820×1700×1353mm
ホイールベース: 2540mm
重量: 1145kg
乗車定員： 2名
駆動: Mid4WD5速
エンジン: 水冷直列4気筒DOHC
排気量: 1775 cc
ボア×ストローク: 83.0×82.0mm
圧縮比: 6.5:1
最高出力： 200PS/6750rpm
最大トルク： 26.0kgm/4000rpm
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
タイヤサイズ: 前後210/55VR390
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
もってけ!ドロボー！【ジュニアザガート個人再出品です】
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g24296881
終了してしまった出品ですが敢えて紹介します。メルマガでも取り上げたいと
思っていたジュニアザガートです。
凄いのは遠方の方は自宅に宿泊して食事してください、という特典。出品者の
温かさを感じます。Ｑ＆Ａでの水害やトラブルに対する意識の高さもドラマを
感じます！
程度良さそうですし、相場や出品者の購入価格から考えても最終の落札金額は
凄く割安感がありますね！
希少 懐かしいスーパーカー ウラッコ
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f25803209
車名の響きだけでも懐かしいです！
凄いのはこの方、フェラーリＰ４のレプリカ、ノーブルも出品しています。
近所にこんな方が居て、こんな濃い駐車場が有れば嬉しいんですけどね～。
確かに珍しい車ではありますが、ヤフオクの過去のデータから見るとスモー
ル・ランボの不動車で「３００万円スタートで最低落札価格設定アリ」では厳
しいかな。
超目立ちオープンカー、ＳＳＫクラシックレプリカ、検18年7月■
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h16301320
メルセデスベンツＳＳＫルパン風のコチラ、私の出品です。
レプリカは基本的には扱わないのですが、チョットした経緯で入手しました。
今月は結構コレでしたが、乗ると中々雰囲気ありますよ。
損する可能性もアリの1万円スタート売り切りで出しています！興味のある方
はご参加ください。
読者の方の落札では、５万円単位以下の端数を切り捨てる特典を差し上げます。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか？ ━…━…━…━●●
この手の「この１台！」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか？
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります！◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
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自動車輸入取り扱い業務に付きましてはＨＰに詳細を載せております。
本メルマガのご意見・ご感想・リクエストもお待ちしてます。
輸入車、希少車に関するご相談、雑談などもお受けしております。
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