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73号 スバル360
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第73号
発行日:2004年4月23日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のカローラ、環境に優しいキューブ、
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ケンメリGTRからデ・トマソ・パンテーラまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
最近は半袖で丁度よく、非常に過ごしやすいですね!
私はバイクをまた一台増やしてしまい、バイクいじりと軽く流すのにノメリ込
んでしまってます。
そんな事をして油断すれば長期に車を始動しない事にもなりかねないです。
私の車たちは古いくせに比較的ご機嫌ですが、車屋をやっている知人の所では、
比較的新し目の日本車だったりするのにガソリンの気化かガム化か、不調にな
る事もしばしばあるようです。
皆さんも長期に乗らない時はご注意を。
さて、今回は第73回です。
このメルマガ的には73という数字を聞けば「73カレラ」をスグに連想する
人も多いでしょうか。
しかし今回はチョットだけポルシェに関係ある(?!)、久しぶりのJ旧です。
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■■■□ 第73回
■■□ 【スバル360】
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今回はスバル360、てんとう虫の愛称で知られるアノ可愛いヤツです。
ホンダ、スズキ、ダイハツ、マツダ、三菱、各メーカーに360ccの名車は
存在しますが、その中でも一番メジャーな1台です。
初登場のメーカーである富士重工業、通称「スバル」は非常に拘りや技術を持
った日本を代表する素晴らしいメーカーです。
中島飛行機を前身とし、1955年に6社が合併し富士重工業となり、
この集合体を表現すべく6つの星の集まりである昴がマークにもなりました。
エンジニアの情熱と高水準の技術力が投入された、水平対抗エンジン、4WD
システム、などなど、個性的な存在で、車好きを魅了し、そのフリーク達を
"スバリスト"と呼んだりもしますね。
そのスバルが、高級車であるP-1(市販されなかった)を経て、1958年に
初の市販車として世に出したのがスバル360です。
国からの乗用車普及促進政策により、広く国民に普及する車として考え尽くし
た回答が「スバル360」でした。
かつてワーゲンビートルの生まれるきっかけとなった、ヒトラーの国民車構想
に誕生の背景が似ています。
奇しくもそのレイアウト、佇まいまでビートルや、ポルシェも併せて似ている
というのが面白いです。
(そう言えば昔、所ジョージさんがスバル360をワイド化してビッグスポイ
ラー付けて、「こぽるしぇ(?)」なるモノを造っていました)
求めたのは小型、軽量、高出力、居住性、生産性、経済性などなど(←相反す
るモノが多いですが・・・、良く頑張ったものですね!)。
◆一番の成功要因はそのレイアウトでしょう。
エンジンをリア置きにしてRR方式を採用することにより、室内空間を広く取
りました。
ボディは軽自動車初のモノコック構造とした上に、トコトン軽量化するためル
ーフは樹脂製、リアウインドウはアクリル、などなど、工夫が多数見られまし
た。
◆動力性能も優れています。
そのエンジンは2気筒空冷2サイクルで16馬力を発生するという、当時とし
てはかなりの優れものでした。
サスペンションはトーションバーの4輪独立懸架、特徴の「逆ハの字」のリア
タイヤは人が乗車すると丁度良くなるというモノ。なんとも可愛らしいですが、
意外と乗り心地は良いです。
◆てんとう虫ルックの可愛いスタイリングも偉大です。
曲線基調なそのデザインは薄い外板で強度を保つのにも一役かっていました。
ボディサイドの滑らかに波を描くプレスラインが秀逸です。
ドアはヒンジが後ろ側にあり、前側が開くといういわゆるスーサイドドア(自
殺ドア、=逆開きの意)が標準とされていたのも乗降性アップに貢献しました。
スバル360は多くの人に愛され支持されて、フルモデルチェンジ無しで12
年間生産されました。
FMチェンジ無しと言っても外装、内装、メカニズムも大きいものから細部ま
で、それこそ挙げればキリがないほどの変更、熟成があり、年々どころか各1
年間の間でも違いが存在するほどです。
分かりやすい幾つかのラインナップでは;
1959年から設定されたコンバーチブルトップ、
1961年にはSTDとデラックスに分れ、
1963年からはワゴンタイプのカスタムも、
1968年からのスポーティグレードとしてヤングS、ヤングSS、など
徐々に装備、出力共に向上し、ヤングSSでは36馬力を発生していました。
1969年からは次モデルのこれまた名車、「スバルR-2」が発売され、
翌1970年にはスバル360の生産、販売は終了していました。
一番分かりやすい"顔"の違いとして、ヘッドライトの変化が見られ、
デビューから4年ほどは引っ付けたように出っ張ったタイプ、
その後は傾斜したべゼルの奥に引っ込んだタイプです。
一部ライトカバーが付いたものもあります。
当時は大ヒットで30万台以上売れた車ですので、30年以上の年月を考えて
も現存数は多いです。
しかし軽自動車だけにコンディションは様々、ピンキリです。
値段はボロボロで畑に帰るんじゃないかというような状態のモノでも5万円の
値が付いたりと、まさにコレクターズ価格を形成していますが、良いモノで7
0万円くらいまでが多いです。
入手難易度は 3.5 くらいかな?
私の思い出としては、免許を取ったばかりの頃に近所の整備工場のおっちゃん
が乗っていました。
ありがちにアクリルが曇っていてリアの視認性が悪そうでしたがおっちゃんは
大事そうに数年前まで乗っていました。
「装備凄くて、夏は暖かくて冬は涼しいぞ」と全然笑えない、ギャグにもなっ
ていない事をよく言っていました。
SUBARU 360 K111型
ボディーサイズ: 2990×1300×1380mm
ホイールベース: 1800mm
重量: 385kg
乗車定員: 4名
駆動: RR3速
エンジン: 空冷直列2気筒
排気量: 356 cc
ボア×ストローク: 61.5×60mm
燃料供給: キャブレター
最高出力: 16PS/4500rpm
最大トルク: 3.0kgm/3000rpm
燃料タンク容量: 20L
最高速度: 83km/h
サスペンション前/後: トレーリングアーム/スングアクスル
ブレーキ(前/後): ドラム/ドラム
タイヤサイズ: 前後4.50-10-2PR
当時価格: 42.5万円
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
昭和63年式ベンツ 190EトミーカイラM19 希少車!!
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b50693619
2ヶ月ほど前に紹介したトミーカイラの、こちらは初期の頃のモデル、M19
です。確かに珍しいですね!
私ならメルセデスがベースなら海外チューナーの方が良いですが、人と違った
モノが欲しい方には100円売り切りだけに面白いかもしれません。
バックナンバーはこちらを参照下さい。
65号 トミーカイラZZ→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back65.htm
ジャガースポーツXJ-RS 6.0 91年最終型150万整備にかけました
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h10806866
タイトルの整備代金を皆さんはどう思うでしょうか?
12気筒のジャガーで、しかもディーラー整備となると、実際に100万円く
らいはスグに飛びます。
XJ-SはEタイプとXK8の間を担ったモデルで、クラシックにもなりきれず
に時期としては半端ですが、スタイリッシュで現行モデルには12気筒もあり
ませんので、選ぶ価値のある車種です。
しか~し、車名の中に"R"が含まれると、さらに大きな意味が生じるという
逸品ですね。
最落が付いてますので価格は分かりませんが、比較的手に入れやすいスーパー
カーの一歩手前の車です。
【夜逃げ】スバル ビアグラスセット【準備中】
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g18203093
本編に因んで取り上げてみました、スバリストにお勧めだそうです。
この出品はタイトルもですが、自己紹介やアバターも面白いです。
販促に沿って造られているんでしょうからしかたないのかもしれませんが、こ
ういうのは過去の名車のも欲しいですね。
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この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
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なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
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