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71号 サーブ ソネット
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第71号
発行日:2004年4月9日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のカローラ、環境に優しいキューブ、
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ケンメリGTRからデ・トマソ・パンテーラまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
私の地域では桜も散り始めて緑の葉が多く見え始めてきました。
まだまだ花見をしたい(バーベキューをしたい?!)私ですが、皆さんの地域
ではいかがでしょうか。
先日、商談である社長さんとお会いしたのですが、その社長さんの乗って来ら
れた車は黒の古いメルセデス!
調子も良さそうでしたし、非常にオシャレな感じがしました。
そして車だけでなく服装、雰囲気、すべてがカッコイイ!
私もあんな風に歳を重ねていきたいと考えさせられました。
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■■■□ 第71回
■■□ 【サーブ ソネット】
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今回はサーブ ソネット。
スウェーデン車は第25回のケーニグセグ以来の実に久しぶりのチョイスです。
サーブは良く分かるけど「ソネット」ってなんじゃ?
と思う方も多く居られると思うところがまた面白い選択なんです。
では早速初登場の「サーブ」ですが、
始まりは1937年、スウェーデンの国営で軍用機を造る会社でした。
スウェーデン航空機株式会社(Svenska Airplane AB)、その頭文字SAABです。
戦後には需要に応えるべく自動車生産を考えるようになり、
1949年、最初の量産車、サーブ92が発売されました。
飛行機メーカーだっただけに、当初から空力性能が非常に高かったことが特徴
です。
その後も独創的なデザインと革新的な技術の投入で発展していきます。
現在では当たり前の意外な装備や機能が「サーブが市販車で世界初」というの
は数多くあります。
1980年代からは日本でも知的なイメージ(?!)を確立し、なぜかアノ時
期は猫も杓子もサーブ、サーブ、と一種のフィーバー(死語?)だったように
記憶しています。
コンバーチブルトップの印象が強いのもこの頃からでしょうか。
しかし80年代後半には不振からGMの支配下に。
既存の他社車両とプラットフォームを共通とした上で、若干アクが弱くなった
気もしますが、まだまだ独自路線で頑張ってくれると確信しています。
日本でのサーブですが、サーブ オーナーズ クラブ オブ ジャパン(SOCJ)
という大変立派な集まりがあり、それがまたサーブを楽しめる要因の一つでは
ないかとも思います。
過去にソネットを輸入した際にメンバーの方、会長さんともお会いしましたが、
知識が豊富で感じの良い方でした。
クラシックモデルまでカバーしているのも面白いですね。
で、サーブのクラシックモデルですが、日本ではクラシックカーイベントでさ
えもほとんど見かけませんが、これまた魅力的なスタイリングで、初めてみた
人はきっと心惹かれ見入ってしまうことでしょう。
では、何故今回はソネットなのか?
92や93、95なども大変魅力的なのですが、ソネットはサーブの歴史の中
でも「スポーツモデル」として特殊な存在と言えるでしょう。
スポーツモデルとしては"GT"や"モンテカルロ"を車名に含むモデルも有
りましたが、それらは乗用セダンベースのモノであり、ソネットは一貫しては
軽量なボディで、スポーティな外観と併せて他のサーブとは一線を画すモデル
と言えます。
脱線はそれくらいにして、ソネットを再考してみましょう。
ソネットは開発者が最初に見て 「Sa Natt (So nice)!」 と叫んだからSonett
と名前が付いたという説があります。
全て駆動方式はFFで2シーターであるソネットには4つのモデルが有ります。
ソネットSuper Sport
ソネットII
ソネットV4
ソネットIII
最初のソネットは1956年のストックホルム・モーターショーに出展され、
ベールを脱ぎました。
サーブ93のエンジン(750cc3気筒2ストローク)を元に、出力は
1.5倍の57馬力とし、オープンボディはFRPで形成され軽量化を実現し
ていました。
試験的なモデルとは言え量産を見こんでいましたが、レースレギュレーション
の改正で量産計画はお蔵入りとなりました。
よって全てプロトタイプで台数は6台のみとなっています。
ソネット2は1966年にリリースされました。
ボディはクローズドのスタイルになっており、エンジンは841cc3気筒2
ストローク、出力は60馬力でした。
翌年暮れより、このソネット2のボディにV4のエンジンが載ったモノが
「ソネットV4」と新たに名付けられました。
V4エンジンはフォード製1500cc4ストロークで、65馬力でした。
ソネット2とは外観でボンネットスクープの有無で識別可能です。
ソネット3は1970年にリリースされました。
イタリアのコーチビルダーのデザインを採用しており、リトラクタブルヘッド
ライトの採用他、全体のラインを一新しました。
1972年にはエンジンを1.7Lへ変更し、
1974年に生産終了となりました。
大筋ではこんな感じすが、実際には細かい変更、改良が多く施されています。
実物は軽自動車枠を思わせるほど小さく、フェラーリをデフォルメしてカワイ
クしたような感じもあります。
生産台数はソネットSSはプロト6台で問題外としても、他全て合わせても約
1万台ですので多くはないです。
日本国内に限ってはほぼ流通していないので、日本での入手難易度は 4 以
上だと思います(海外でも常時売りがあるわけではありません)。
そんな訳で相場も難しいのですが、相当なボロでない限り100万円を切るの
はないでしょうし、かなりの極上でないと200万円は超えないかなぁとも思
います。
私はソネット3をかなりの時間乗りました。
と言うのも、前述の車両輸入した際に、愛知の港から自走で高速道路を岡山ま
でなんとホンの××時間で帰ったわけですが、排気量からパワーは知れている
ものの、それを感じさせない軽快な走りは空力と軽さならではでしょうか。
吹けも音も良く、燃費も悪くない、ホント魅力的な車でした。
SAAB Sonett III 1.7
ボディーサイズ: 3848×1499×1194mm
ホイールベース: 2149mm
重量: 830kg
乗車定員: 2名
駆動: FF4速
エンジン: 水冷V型4気筒OHV
排気量: 1699 cc
ボア×ストローク: 90×66.8mm
圧縮比: 8.0:1
最高出力: 65PS/4700rpm
燃料タンク容量: 60L
最高速度: 153km/h
ブレーキ(前/後): ディスク/ドラム
タイヤサイズ: 前後155SR-15
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
シエラRSコスワース 改
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f19582296
モータースポーツが好きな人にとって、「ブリティッシュ・フォード」や「コス
ワース」の響きは刺激的なハズです。
コレもおとなしいルックスながら300馬力を叩き出すという過激な内容が期
待できる一台ですね。
説明からもかなり手を加えた様子が伺えます。
セドリック オープンカー オーテック製 9千キロ
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b50022643
以前には120系のクラウンを紹介しました、赤いオープン、パレード用車両!
今回はセドリックです。
流石オーテックだけあって仕上がりは抜群のようですね。
32型としては最終年式とは言え、9千キロは一般的には激しく少ないです。
が、私の印象では、「よく9千キロも走ったなぁ」ですかね。
折角の逸品ですので譲渡証は出して欲しい所ですが、難しいのでしょうか。
オプティ NEWビートル 仕様
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d45622762
コレはコレクターズカーという観点からは少しズレてますが、画像を見て驚く
事請け合いです。
軽四ベースではVWバスやシトロエンアッシュなどいろんな面白い仕様が流行
っていますがコレも流行るのでしょうか!
デザインに10年以上の開きがあるのに何とも前回りはそっくりに仕上がって
いますね!リアは流石に形状が違いますが・・・
コペンをベースにすればより似るし、オープン仕様で面白いかもしれませんが、
サイズの制限があるにもかかわらず、ニュービートルよりもコペンの方が良い
仕上がりだと個人的に思っており、勿体無いですよねぇ。
コペンは軽では興味のある一台です。
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