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65号 トミーカイラZZ
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第65号
発行日:2004年2月27日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のキューブ、環境に優しいタント、
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ランチア 037ラリーからハーレーダビッドソンまで、
本編車輛と様々なバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
皆さんは車の登録はどうしてますか?
どうしても平日2時間空けれない人は別として、車好きならば陸運局へご自分
で足を運ばれる事をお勧めします。
台数増えると頼めば高く付きますし、そもそもの登録の原価は安いですからね。
手続きが難しいように思えて実は書いているのは車検証記載のデータや自分の
名前ばかり数回書く事が殆どで、思ったより簡単で敷居は高くないと思います。
私はそんなに頻繁に行くほうでは有りませんが今週2回行って2回とも面白い
車に出会いましたし、そんな楽しみもありますよ。
最近、急に暖かくなってオープンカーを探している方もおられる(?)事でし
ょう。
今回の本編はそんな人へ捧げます。
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■■■□ 第65回
■■□ 【トミーカイラZZ】
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車でZZと聞けば赤い'33フォードクーペとギターとヒゲおやじを思い出す
人はコレまたマニアです。
が、今回のはZZトップとは関係無い、「トミーカイラZZ」です。
まず初登場のメーカー「トミーカイラ」ですが、これはトミタさんとカイラさ
んが造ったので・・・、ほぼそのマンマです。
すこし歴史にも触れてみましょう。
1967年に日産ディーラー出身の冨田社長率いるトミタオートが始まります。
今の私のように車を輸入・販売し、当時はスーパーカーブームにも大きくかか
わっていました。
1984年にF1の名メカニックであった解良喜久雄氏と知り合い、共通の「自
分のクルマを作りたい」という夢の元にスグにプロジェクトは開始、
1986年には社屋を京都へ移し、日本初のチューニング・メーカーがスター
トします。
1987年にはトミーカイラM19(メルセデスベンツ190Eベース)、
1988年にはトミーカイラM30(R31スカイラインベース)をと精力的
にチューニングカーをリリースしていきます。
そして1995年7月には彼らの夢であった完全オリジナルカー、今回取り上
げる"トミーカイラZZ"を発表します。
この年に社名を「株式会社 トミタ夢工場」へと変更しました。
1997年よりZZはデリバリーを開始しています。
ここからは少々余談ですが、
1999年には若干数180台でZZの生産を一時終了します。
またこの年にオートバックスセブンと業務提携を結び、
翌2000年には生産を再開、
しかし翌年には重要部門をオートバックスに譲渡し、「オートバックス・スポー
ツカー研究所(ASL)」となり、
2001年12月をもってZZの生産終了はします。
その後は生産と販売を分社して2002年にトミタ夢販売を法人登記しますが、
2003年にトミタ夢工場は民事再生手続きを申請しました。
スポーツカー、セダン不振の時代といわれる昨今、売れるのはRV、ワンボッ
クスばかりなのでしょうか・・・
オリジナルカーはZZのみですが、日産のイメージが大きいトミーカイラもス
ポーティなトヨタ車スバル車ばかりかワゴンRやヴォクシーなどの背が高いの
まで手がけています。
また組織の流れを見てもらえれば分かりますが、オートバックスの話題のスポ
ーツカー「我来也(ガライヤ)」はトミーカイラZZの血を濃く引くものと言え
ます。
脱線もこれくらいにして、本題のZZですが、
簡単に言い表せば、軽量、スパルタンな小型スポーツカー。
サブフレームが組み合わさる骨格はアルミ製のモノコックです。
ミッドシップレイアウトに4輪ダブルウィッシュボーンの基本設計は解良さん
のノウハウが盛り込まれている事でしょう。
エンジンは日産プリメーラの2L直4DOHC、180馬力。
これは特筆するほどの数値ではありませんが、燃料供給が京浜製CVキャブレ
ター4基というのが凄いですね。
性能というよりもフィールを追求した結果なんでしょうか。
そして可愛いボディのデザインはあの由良拓也さんです。
※チョット参照 11号ヤマハOX99-11
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back11.htm
前後のオーバーハングは極端に切り詰められ、まとまっています。
ちょっとジネッタに似て見える部分もあればロータスエリーゼっぽくもあるか
な?
まあキャラクターも生い立ちも似た部分があるだけに、あの辺りがライバルに
なるのでしょうか。(似た部分ついでに;認可の関係で、発表翌年にトミーカイ
ラは英国法人を作って、ZZは英国で生産しています。)
バリエーションとしては高性能版の"ZZ-S"があります。
これは出力を15馬力UPの195馬力としたのに加え、オイルクーラー、エ
ンジンカバーを標準としていました。
38万円のオプションだったハードトップを標準で備えたグレードとして
"クーペ"もあります。
新車価格は約500万円だったこの車、中古市場では少ないながらも走行、程
度、色が影響しますが基本線は350万円くらいでしょうか。
まだ新しいですが、生産台数と生い立ち、今後の事も含めて考えると明らかに
コレクターズモデルです。
入手難易度は 4 でしょうか。
実は私、話題だった当時に少しだけですが乗ってみました。
ちっちゃいドアを開けて乗りこむとホールドの良いシートで、屋根はなくとも
タイトな感じです。
クラッチが非常に重く、シフトはカチッと心地よく入り、後ろから聞こえるエ
ンジン音も全てが硬派な印象でした。
決して飾り物にはなるべきではない、本当に走るのが好きでガンガン使う上級
者向け、といった感じでしょうか。
まぁ私には合わないかな。
Tommy kaira ZZ
ボディーサイズ: 3630×1740×1100mm
ホイールベース: 2375mm
重量: 690kg
乗車定員: 2名
駆動: MR5速
エンジン: 水冷直列4気筒DOHC
排気量: 1998 cc
ボア×ストローク: 86.0×96.0mm
圧縮比: 10.0:1
燃料供給: 京浜FCRキャブレター
最高出力: 180PS/6900rpm
最大トルク: 19.6kgm/4900rpm
燃料タンク容量: 45L
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
タイヤサイズ: 前後 205/50R15
当時価格: 525万円
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
超レア!ナッシュワゴン、1955年
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/64827767
カテゴリーはAMCに出品されていますが、まだナッシュ時代のランブラーワ
ゴンです。
ポップな2色使いがフィフティーズを強く感じさせて良いですね!
大きいメトロポリタンっぽいデザインはやはりピニンファリ-ナ、カワイイで
すね♪
画像がもう少し鮮明なら良いのですが、程度良さそうですし値段設定としては
自分で新規登録できる人には高くないと思います。
アルピーヌV6T
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b48661010
左フロントをぶつけた現状車です。
PRVエンジンのRRレイアウト車というともう一つ思い出すのがデロリアン。
26号→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back26.htm
このV6ターボを利用してデロリアン・ターボSPなんてのを造るのも面白い
かもしれません。
因みに海外ではカスタムに比較的寛容なデロリアン、私は以前真っ黒ツルツル
ペイント仕上げの上質車を輸入しかけたのですが、詳しい方の提言で止めたと
いう話もあります・・・
★アメリカ製 雪上車
圧雪車 LMC4700
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f17364997
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d44915194
また変わり種に興味を持って取り上げてしまいました・・・
どちらもカッコイイ(かな)?!雪関係では季節的に遅いのでは?なんて思っ
ていたらQ&Aに質問バンバン入っています!
最終いくらの値が付くのでしょうか?
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