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45号 TVRタスカンV8
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第45号
発行日:2003年10月10日
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このメールマガジンでは不況をぶっ飛ばす売れ行きのラウム、環境に優し
いプレサージュ、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
全国的に秋晴れが続き、各地イベントも盛況のようですがいかがお過ごしでし
ょうか?
私事で恐縮ですが、また例の乗って楽しい水陸両用の特殊車両をヤフオクに出
品しました。
水モノだけに夏が良いのか、はたまた行楽シーズンの秋の方が伸びるのか、ま
だ手探り状態でデータも無く分かりませんが見守ってやってください。
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d39173643
もし読者の方が落札した場合には最初に言って頂ければ5%、または陸送代の
どちらかを例によってサービスさせて頂きますm(__)m
これは車関係ではありませんが、このメルマガで数回書いた70年代の自動車
雑誌が置いてある美味しいお店について問い合わせが重なりましたのでこちら
でお答えします。
お店は「楽園」という名前です。見た目は昔ながらの古っぽい喫茶店なのです
が、たいした宣伝もしていない知る人ぞしる名店で、店内は食通やカップルで
混みぎみです。
http://www.usweb.co.jp/aji/name.php3?name=%E3%82%89&a=1
県外からでも食べに行く価値アリと思いますが、残念な事にお店の方針でお子
様連れはNGのようです。
本が目的の人は迷わず入ってすぐ右手の奥の席が良いです。
もう一つ車以外のお知らせです。
私も良く知る"くにひさ先生"がツキを呼ぶメールマガジンの発行を始めました。
「ツイてるシール」の考案者と言えば分かる方も多いかな?
シールは巨人の高橋由伸選手や阪神やダイエーの選手陣、はたまた甲子園優勝
校ナインが貼っているというスポーツの分野はじめ、全国で既にメジャーにな
りつつあるシロモノです。ツイてる話が面白い講演で多忙を極める先生ですが
私なんかにも快く接してくれる方ですが、まさかメルマガを書くとは・・・
仕事、恋愛でツキが欲しい方なんかは購読お勧めです。
まぐまぐメルマガ→
http://www.mag2.com/m/0000118029.htm
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■■■□ 第45回
■■□ 【TVR タスカンV8】
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近年かなりのメジャーに成りつつあるTVR、とは言ってもクラ・スパ総研読
者の方ならまだしも、一般の人はまだ知らない人も多いようで、先日の西部警
察の事件で名が売れるという何とも皮肉な広まり方です(あれはチョット騒ぎ
すぎです)。
あの件の例のオレンジ色の車がご存知現行のタスカンですが、あれはそもそも
「タスカン」の名称を復活させたモデルであり、今回取り上げるのが初代のタ
スカンです。
周知の通りこのTVRというメーカー、電子デバイスなどの最新技術、装備な
どは無しに軽さと大排気量で走りを満喫させるという全く古典的なFRスポー
ツ、乗り味としてもクラシカルな車を造るメーカーです。
ならばいっそのことバックヤードビルダーらしい、本当のクラシックTVRを
紹介、再考しようというのが今回の主旨です。
メルマガ初登場のメーカーですが、
創始者の名前はトレヴァー・ウィルキンソン。9年間車屋に勤めた彼が
1946年、23歳の時にTrevcar Engineeringを独立開業します。
1947年には「TVR」に名を改め、
1949年には独自のスチール製マルチチューブラー・バックボーン・シャー
シを完成させ、受注状態で車を販売していきます。
1958年、TVRグランチュラがシリーズ化されて市販が本格化され、
1963年にはそのグランチュラをベースに、北米向けにコブラの対抗馬とし
てV8を搭載したグリフィスを発表しています。
1967年には発展していったグランチュラをビクセンに改称し、V8モデル
は今回紹介のタスカンとなります。その後も規模を拡大し
1971年には工場を移転、
1972年にはMシリーズへと発展します。
1980年には、それまで伸ばしたり広げたりの小変更でやってきたボディ、
構造を全て一新したTVRタスミンがデビュー、
1987年にはSシリーズを、
1990年には大排気量車をグリフィスの名称復活でリリースしています。
この辺りから近代TVRの流れと雰囲気を汲むもので、
1993年からのサーブラウを出した頃には自社開発のV8エンジンも持って
おり、その後自社製直6も出来て、それが現在のTVR・タスカン・スピード
6に載っています。
ざっと流れを紹介し、全てではありませんが殆どのモデルを網羅したTVRの
歴史ですが、1979年以前のモデルは大雑把な言い方をすれば、モデル名は
違えど全くの別物というほどは違わず「中身の違い」で区別されます。
今回のタスカンの元になるV8モデルとしては、1963年デビューのグリフ
ィス200にはコブラ289と同じフォードV8が積まれ、マスタングの高性
能版用のユニットが載ったのをグリフィス400と呼ばれました。
そのグリフィスの後継として、ビクセンをベースにフォード製4.7L、V8
を搭載して1967年のロンドンモーターショーにてお披露目となったのがタ
スカンV8です。
グランチュラから続く鋼管フレームにFRPボディ、FRレイアウトのハード
な味付け、それらに加えてグリフィス、タスカンからの大排気量は現在のTV
Rのコンセプトを表現している元祖的なモデルと言えるでしょう。
モデルは1970年までで、僅か28台、タスカンV8-SEというパワフルなバ
ージョンもありこれが24台、そのV8-SEのホイールベースを伸ばしたV8-SE
LWBが21台と、非常に少ないです。
また1969年には6気筒のタスカンV6も出ており、これは製造期間が短い
にもかかわらず101台がリリースされています。
これらのモデルについても少し説明すると、V8-SEは圧縮比アップなどで27
1馬力の高出力モデル、またLWBモデルはグランチュラからのシャーシに初め
て手が加えられ改良されたモノで、広い室内空間を確保すると共に、外観もテ
ールランプなどの細部変更のみならず、ボンネットの膨らみも抑えられて雰囲
気が若干変わり、後のMシリーズの様になっています。
タスカンV6はフォード製3L、V6エンジンでLWBボディをベースに造られ
ています。
1972年からの次のMシリーズは総数1700台以上のヒットとなりました
が、直6、直4、V6のラインナップで、V8は姿を消してしまいました。
TVRは世界的に見てももはや一介のバックヤードビルダーではなく、スポー
ツカーメーカーとしてはポルシェ、フェラーリに次ぐ3番手規模らしいです(台
数に開きはありますが)。
現在では4ドア4駆を持つポルシェよりも、一貫してマニュアルシフトのみの
TVRの方がよりスパルタンなイメージです。その尖ったコンセプトからは何
がライバルとも言い難いのが現状ではないでしょうか。
日本ではここ数年でオートトレーディングルフトジャパンが正規販売権を持っ
て大きくメディア露出しています。
興味本位で手に入れも、思ったのと違ったのか扱いきれずに直ぐに手放したの
か、たまに高年式車が割安で業者オークションに出たりしています。
そんな物件も狙い目ですが、私のお勧めは今回のようなオールドモデル。
珍しい上に変わらぬスパルタンなコンセプトで、デザインも絶妙!BMWのZ
3が発表されたときにはクラシックBMWを意識しているというよりも古いT
VRっぽいなと思いました(今風で追い風吹いています!)。
クラシックカーのイベント参加も相当厳しいレギュレーションの所以外はほと
んどがOKの年式です。
値段的にももう今後の損がないレベルで落ち着いているオールドTVR、私自
身が所有しようと一時はかなり狙って探していました。
ところが台数の少なさから海外でさえもV8モデルの売りは皆無、Mシリーズ
でさえ稀に有るかなといった難しさです(お勧めどころの話ではありませんね)。
と言うわけで値段は「?」です。
Mシリーズで言えば1万ドル以下はまず無く、日本円にして大体が150万円
~200万円半ばくらいでしょうか。
日本では数回だけ6気筒の売りを見たことがあるというレベル、入手難易度は
V8モデルなら 5 でしょうか。
TVR タスカンV8
ボディーサイズ: 3886×1656×1252mm
ホイールベース: 2286mm
重量: 1030kg
乗車定員: 2名
駆動: FR4速
エンジン: 水冷V型8気筒OHV16バルブ
排気量: 4727 cc
ボア×ストローク: 101.60×72.90mm
圧縮比: 9.30:1
燃料供給: フォード4バレルキャブレター
最高出力: 200PS
燃料タンク容量: 67.7L
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後): ディスク/ドラム
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
値下げ!!ロータスエリーゼ340R 900kmならし中
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f7771756
ロータスの切り札的名車、エリーゼ。エリーゼってだけでも充分なのにこれは
340Rです。昔うちの甥っ子に見せた時に「ミニ四駆!」って言っていまし
たが後でミニ四駆なる実物を見せてもらったら本当に似てました・・・。
スタイルだけでなく実力も値段も凄い車ですが、この出品は新車比でいうとか
なり安いですね!
デ・トマソ・マングスタ!
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g7366614
さすがヤフオク、と言える凄いのが出てます。
デ・トマソでスーパーカーというとこのメルマガでも最近取り上げたパンテー
ラですが、実は私はマングスタもそれ以上に大好きです!。
出品画像では残念ながら特徴的なリアフードの画像だけですが、フロントビュ
ーが本当にカッコイイ車です。
珍しいのもまた魅力かな?
ポーター改ナロードデフ
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e31373612
面白い出品です。ナロードがばっちり決まった2枚目の画像は大迫力ですね。
昔シボレーのV8を無理やり載せた同型のポーターがいましたが、この手のマ
ツダのファンは改造魂に火が付きやすいのでしょうか?
これはエンジンスワップはやっていないようなのでどんな走りをするのかにも
興味あります。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
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