クラシックカー、オールド・ヴィンテージ車両の並行輸入代行、 通関から予備検査登録、 特殊なモノほどお任せ下さい!
輸入業務の流れ
在庫情報・車種例
お問い合わせ
関連コンテンツ
クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
NEW ARRIVALS
CARS ON SPECIAL
28号 フォードGPA
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第28号
発行日:2003年6月13日
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
このメールマガジンでは不況をぶっ飛ばす売れ行きのハリアー、環境に優しい
グランディス、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
イラク戦争の治まった後、世界中で、日本でも、ハマーのオーダー、問い合わ
せが多いそうです。
そんな訳で若干雰囲気違いで今号は軍用車をお届けしてます。
雰囲気違いがもう一つ、
今回のヤフオクぶらり漫遊記♪はチョット様子が違っています(汗。
さらにお知らせとして、次回のこのメルマガ、ちょっとした事件です!
お楽しみに。
■■■■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■□ 第28回
■■□ 【フォードGPA】
■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回は初の軍用車取り上げ。記念すべき車輛はフォードGPAです。
フォードGPAは第二次世界大戦時の水陸両用車です。
軍用車でカーコレクターの食指が動くモノは非常に多く、最もメジャーどころ
ではjeepの各種モデル、最近ではハマー(ハンヴィー)、メガクルーザーなど
もあります。
大変数多くある中でもやはり水陸両用は異色の存在ですが、そこはやはり深い
ミリタリーの世界!有名どころでのシュビムワーゲンをはじめ、他にも幾つか
名車が存在します。
速さを追求した車が本能に訴え掛け、憧れる人が多いように、軍用車もまた機
能美で人を魅了するのかもしれません。
それこそマニアの数は多い分野で、コレクターの間で取り引きされる価格も1
000万円を超える立派なモノも多数あり、今回の「車好きなら乗らずに死ね
るか!」の水陸両用もそんな高値がつく車です。
前置きが長くなりましたが、今回のGPAを説明するには若干jeepの誕生の話
に触れなければなりません。
時は1940年代初頭、米軍の要請で3社が小型偵察車の開発を急いでいて、
製造の段階では経緯から2社に絞られ、ウィリスのMBとフォードのGPWが
生産されました。
これがジープの歴史の始まりとなります。
この時点で「四角いボディに独立して付いたフェンダー、丸いライトに縦スリ
ットの入ったグリル」という後にずっと続くスタイルを確立しており、60年
以上も前の車であるのに「ジープ」だとすぐに認識できます。
この2種も人気の高いコレクターズアイテムで、フォードGPWをベースに水
陸両用として開発されたのがGPAです。
時は1941年3月、国防の依頼で軍用車専門の会社と船の専門の会社とフォ
ードが組み、ジープをベースにした水陸両用車の開発を始めました。
その年の8月には外観デザインは完成されましたが、機能面での両用車への変
更に難航しました。
しかし軍の後押しもあり、1942年4月には浜辺で水上実験を行うに至り、
生産開始のGoサインがでました。
フォードの生産力により改良を加えながらもスピーディに造られていきました
が1943年には生産終了となり、その数わずか12778台に留まりました。
その内容ですが、GPWと同様の2.2Lガソリンエンジン。最高出力の60
馬力は低回転で発生する扱い重視のものですが、2tを超える車重のせいで当
時から陸では遅いという評価でした。
水の上ではタイヤが全部浸かるくらいの位置で浮かび、後方のスクリューが動
力となり進みます。
室内の雰囲気はGPWに似ています。
ジープのシャーシを包み込んだ船体はGMCの大型6輪水陸両用車DUKWに
酷似しています(現在も観光用として活躍するこちらは20人ほど乗れますが)。
GPAの主な役割は、海上の船から兵士を運び浜辺からそのまま陸を走るとい
った事でした。
車輛は多くはロシアへ行き、武器搬送の為の河川横断に役に立ったと言われて
います。
また、米軍としては1943年のシチリア島上陸の際に大変貢献しました。
戦後に役目を終えたGPAは民間に払い下げられました。
ベン・カーリンというオーストラリア人によってGPAで大西洋横断が成し遂
げられたのは有名な話で本も出ています。
それもあってか現在ではアメリカはもちろんの事、オーストラリアの愛好家に
非常に人気が高いです。
売りの情報ですが、マニアの手に留まりここ数年世界レベルで少ないですね。
そんな状況で値段も言い値ですから「相場」は難しいですが安いものでも50
0万円くらいはするように思います。
もちろん1000万円以上の売りは過去に何度もあります。
入手難易度は 4.5 でしょうか。
フォードGPA
ボディーサイズ: 4618×1625×1339mm
ホイールベース: 2133mm
重量: 2018kg
駆動: パートタイム4WD3速
エンジン: 水冷直列4気筒4サイクルサイドバルブ
排気量: 2199 cc
ボア×ストローク: 79.4×111.1mm
圧縮比: 6.480:1
最高出力: 60ps
最大トルク: 14.7Kgm
燃料タンク容量: 57L
サスペンション前/後: リジットアクスル式リーフスプリング
ブレーキ前/後: ドラム/ドラム
タイヤサイズ: 前後6.00×16
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
──────────────────
ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
希少車!水陸両用6輪車、4輪バギーを超えた楽しさで公道も公認
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d34328135
今号とは水陸両用車がらみですが、実は私の出品です(宣伝モードですみませ
ん)。GPAが買えない私ですが水陸両用車には乗りたかったんです。
手元に2台になってしまったので1台は売りに出しました。
コンビニまでの足にもなるし良いですよ(通勤にはお勧めしませんが)。
もしメルマガ読者が落札の時には、1発目のメールで言って頂ければ特別に
5%引き、又は陸送費サービスをさせて頂きます♪
幻の名車!シンガー Le Mans9
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e26693138
非常に珍しい英車です。
お分かりの通り、前号のポルシェ911GT1といい、「ヤフオクぶらり」での
この車種選択といい、意識しています!
そうです、ル・マン24、直前に迫っていますね!ジュースとお菓子を買い込
んでのTV観戦準備は出来ていますか?
アウディ、ベントレー、童夢など見所盛りだくさんです。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチク、書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
文才の無い私をみかねたあなた、面白い車の知識を豊富に持っているあなた!
是非是非、原稿を書いてみませんか?
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
"真"の車に理解のある500名弱のコアな読者があなたの紹介する車を待って
います!読む以上に書くのも面白いですよ!
この手の車はオーナーやマニアなどそれぞれ思い入れの有る
「この1台!」は皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
<<過去の紹介車種>>
バックナンバーをご覧下さい
■ジャガーEタイプ ■ヤマハOX99-11
■ポルシェ356 ■トライアンフTR3
■カウンタック ■ベンツSL(W113)
■コルベット C1 ■ケンメリGT-R
■トヨタ2000GT ■ジュリエッタスパイダー
■アルピーヌA110 ■アストン・マーティンDB5
■ロータスセブン ■ダッジ バイパー
■キャデラックたて目 ■VWカルマンギア
■テスタロッサ ■BMW M1
■ミッレ・ミリア ■ル・マン24時間耐久
■マセラティ・ボーラ
■オートザムAZ-1
■シルバー・クラウド
■ランチア 037ラリー
■ケーニグセグCC8S
■デロリアンDMC-12
■ポルシェ911GT1
・・・続く
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
●車輛の画像、バックナンバーはこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
●ご意見、お問い合わせ、他、メールはこちら
→ mac525@anet.ne.jp
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■発行・編集 M&Mインターナショナル 代表 金子 誠
■〒712-8006 岡山県倉敷市連島町鶴新田1172-10
URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/index.htm
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ <ID:0000101452>
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000101452.htm
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
その他の
関連コンテンツ
もご覧ください
フェイスブックページ
クラシックカー・スーパーカー総研
トライク・スペシャリティーズ
英語ページ
Return to TOP