クラシックカー、オールド・ヴィンテージ車両の並行輸入代行、 通関から予備検査登録、 特殊なモノほどお任せ下さい!
輸入業務の流れ
在庫情報・車種例
お問い合わせ
関連コンテンツ
クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
NEW ARRIVALS
CARS ON SPECIAL
22号 オートザム・AZ-1
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第22号
発行日:2003年5月2日
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
このメールマガジンでは不況をぶっ飛ばす売れ行きのムーヴ、環境に優しい
モビリオ、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
ゴールデンウィーク真っ只中ですね、いかがお過ごしでしょうか?
ちょっと話題が古く申し訳ありませんが、ローソンの缶コーヒーに12種のミ
ニチュアスーパーカーが付いてくる、っていうのが4月中旬からあったのです
が、もう終わったのですかね?ミニチュアに興味はあってもコーヒーを飲まな
いのでイマイチ行動が遅れてしまいました・・・。興味のある方は是非ローソ
ンで確認して見てください。
今回は遅くなりましたがリクエストにお答えした車種です。
いつもと若干雰囲気が異なりますが立派なプレミアムコレクターズアイテムで
すし、私も機会があれば所有したいですね(余談ですが私も軽を1台、2st
ジムニーを趣味的に持っていて良い車と認識しています)。
■■■■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■□ 第22回
■■□ 【オートザム・AZ-1】
■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回はオートザム・AZ-1です。
えっ?!クラ・スパ総研で軽自動車?なんて思うなかれ、これは侮れない車で
す。
先日のアンケートでも日本車の要望が意外に高く、コレクターズカーに興味が
あるけど所有していない人も多かったことから、趣味の車への入門編としてち
ょうど良い一例にもなっています。
時はバブル期、1989年の東京モーターショーにて、ほぼAZ-1の形であ
るコンセプトモデルAZ550がマツダから出品されました。
その後「軽スポーツ」というカテゴリーでホンダからビート、スズキからカプ
チーノが発売されるのを尻目に、出遅れて1992年10月、当時のマツダの
販売チャンネルの一つであるオートザムからAZ-1は発売されます。
その異端なコンセプトとバブルが弾けた時代背景から商業的には成功せず、発
売から僅か1年あまりで生産終了、生産台数は約4000台にとどまりました。
その車の内容ですが、1番目を惹くのがガルウイングで全高115cmしかない
外観です。
モーターショーでのリトラクタブルライトではなく、愛嬌のある固定の丸ライ
トになりました。
モノコックインナーに軽量なプラスチックパネルを装着する構造でデザインの
自由度も高く後のバリエーションにも影響します。
室内はタイトでシートはリクライニングもしませんが、そのバケットシートが
また気分を高めてくれます。
他のガルウイング車と同様(それ以上!)に、窓の開口部は小さく、チケット
ウインドウと呼ばれるのは全然おおげさではありません。
それゆえオーディオさえ標準でない少ない装備の車ですが、エアコンは最初か
ら標準装備でした。
走りの部分はスズキのアルトワークスからの流用が多く、エンジンはメジャー
なF6Aインタークーラーターボ、これをミッドに搭載します。
トランスミッションやサスペンションも流用が多く、ついでに言えば外観のサ
イドミラーがキャロルからだったり、ヘッドライトやテールランプの主要な構
成部分も他車種からの流用で、大メーカーなのにまるで英国バックヤードビル
ダーのようなやり方です。
走りの方は必要以上に充分。この手の車でなくてもアルトワークスやミラター
ボの上級グレードを運転した事のある方ならお分かりと思いますが、とにかく
結構怖いくらい良く走る!
AZ-1は低重心でサイドシルを高く取ったりとボディー剛性は高いですが、
着座位置が低くスピード感がハンパではないんです。
その上にめちゃシャープなハンドリングはロック・トゥー・ロックが2.2回転
というから驚き納得です。
で、バリエーションなのですが、
発売当初は1グレードのみ、色は腰下ガンメタの赤、青の2種のみでした。
アルミホイールやABS、momoステアリングなどはオプションでした。
発売翌年にタイプLというオーディオ関係が充実したグレードが出て、
さらに6月、「マツダスピードバージョン」、これは限定で専用エアロはもちろ
んの事、ボンネット形状も違います。
色は腰下同色で、後に黒とシルバーも追加されました。マフラーやアルミホイ
ール、足回りなど走りの面でも強化されていました。
もう一つ、7月にはマツダの自動車工房M2の開発「M2 1015」、これも
限定。専用エアロ、フォグを組みこんだ4灯ボンネットで、色は白、黒、シル
バーでした。
維持ですが、日本車で、しかも軽自動車で主要コンポーネントはアルトワーク
スですからメンテも楽ですが、よくクラッチにトラブルが発生するようです
(まあ消耗品ですが)。
あとガルウイングドアを支えるダンパーがヘタるのも定番。あとエアコンの不
良はリレーが原因の事も多いのだとか。
中古車市場ではその性格と生産台数の少なさからずば抜けて人気が高く、リセ
ールバリューの比較的高いと言われるメルセデスなどは論外、GT-RやNS
Xも真っ青で逃げ出すくらいの対-新車価格!
新車149.8万円の車が10年たって100万円くらいでも売られているの
だからまさにプレミア・コレクターズカーですね。
状態の良いものであれば現車オークションで70万円くらい~80万円以上は
付きますので、中古車市場でそれ以下のプライスを付けているモノは大きな事
故をしているとか距離が多いとかメーターの改ざん歴があるとか、何らかの状
態が良くない車輛と疑ってかかるのが正解です。
ビート、カプチーノ、AZ-1の3車種で比較するとダントツで一番高です。
ビートが15~40万円メインと考えるとビート2~3台分という計算になり
ます(ビートも良い車ですが)。
相場は私が注目した5年くらい前と大きくは変わっていませんね(凄い!)。
それどころか、限定車は新車価格以上で取り引きされる事もあるようです!
新車が少なく、中古も手放すマニアが少ない事から、市場で探す場合には限定
された情報の中からとなります。
当時OEM供給されてスズキから発売された「キャラ」も含めて探すと若干で
すが幅も広がるでしょう。
入手難易度は 3 ですかね。
書いているうちに私も1台欲しくなりましたね、永遠の価値、乗れるおもちゃ!
オートザム AZ-1
ボディーサイズ: 3295×1395×1150mm
ホイールベース: 2235mm
重量: 720kg
乗車定員: 2名
エンジン: 水冷3気筒DOHC660インタークーラーターボ
駆動: MR5速
燃料タンク容量: 30L
排気量: 657cc
ボア×ストローク: 65.0×66.0mm
圧縮比: 8.3
最高出力: 64PS/6500rpm
最大トルク: 8.7kgm/4000rpm
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
サスペンション前/後: ストラット式
タイヤサイズ: 前後155/65R13 73H
当時価格: 149.8万円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
──────────────────
ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
デイムラ-マジェステックV12超希少車テファニーブルー
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/53234355
中古車市場では若干評価の低いXJ40系は故障が大きいと解体に並ぶ事もあ
りますが、車自体の出来は良く、デザイン、車格も申し分ないので言ってみれ
ば今がお買い得かもしれません。
これは年式も新しく上級の珍しいグレードで、奇麗に乗れば一生解体とは縁が
無いモノですね。内装が何とも素晴らしいです!
☆☆ミニ・ピックアップ☆☆
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b37257596
凄いです、珍しい上に距離がほとんど出ていません。
まだこのメルマガでは取り上げていないミニですが、現在頼まれて安く乗れる
クラブマンエステートを探しているんです。
手放す予定の方、情報をお持ちの方、ご連絡頂ければありがたいです。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチク、書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
文才の無い私をみかねたあなた、面白い車の知識を豊富に持っているあなた!
是非是非、原稿を書いてみませんか?
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
"真"の車に理解のある500名弱のコアな読者があなたの紹介する車を待って
います!読む以上に書くのも面白いですよ!
この手の車はオーナーやマニアなどそれぞれ思い入れの有る
「この1台!」は皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
<<過去の紹介車種>>
バックナンバーをご覧下さい
■ジャガーEタイプ ■ヤマハOX99-11
■ポルシェ356 ■トライアンフTR3
■カウンタック ■ベンツSL(W113)
■コルベット C1 ■ケンメリGT-R
■トヨタ2000GT ■ジュリエッタスパイダー
■アルピーヌA110 ■アストン・マーティンDB5
■ロータスセブン ■ダッジ バイパー
■キャデラックたて目 ■VWカルマンギア
■テスタロッサ ■BMW M1
■ミッレ・ミリア ■ル・マン24時間耐久
■マセラティ・ボーラ
・・・続く
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
●車輛の画像、バックナンバーはこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
●ご意見、お問い合わせ、他、メールはこちら
→ mac525@anet.ne.jp
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■発行・編集 M&Mインターナショナル 代表 金子 誠
■〒712-8006 岡山県倉敷市連島町鶴新田1172-10
URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/index.htm
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ <ID:0000101452>
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000101452.htm
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
その他の
関連コンテンツ
もご覧ください
フェイスブックページ
クラシックカー・スーパーカー総研
トライク・スペシャリティーズ
英語ページ
Return to TOP