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126号 フェラーリ・Mythos
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第126号
発行日:2009年11月6日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のデミオ、環境に優しいプリウス
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんに紹介、
再考していこうというものです。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて、解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ケンメリGT-Rからピンツガウアーまで、
様々な車輛のバックナンバーのと画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
私の地域では先週まで、日中は「暑い」と思わせる日が結構あったんですよ!
ここにきてやっと正常と言うか、過ごしやすい気候になりましたね。
明日から、久しぶりにツーリング以外での県外旅行に行ってきます。
さて、一昨日に東京モーターショーが閉幕し、ニュースではその没落ぶりを伝
えています。
東京モーターショー、入場者は目標の6割61万人どまり
http://www.asahi.com/car/news/TKY200911040335.html
入場者数も然ることながら、海外メーカーの不参加など、存在が薄くなってい
るのは間違いないですね。
かつては賑わいを見せ、世界中のメーカーが東京でのアピールに本気だった時
期もありました。
今号はそんな栄枯盛衰が分かりやすい、なんとも皮肉なチョイスです。
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■■■□ 第126回
■■□ 【フェラーリ・Mythos】
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『歴代フェラーリの中で一番カッコ良いモデルは?!』
と聞かれたら皆さんも一台に絞るのには幾分か時間が掛かるのではないでしょ
うか。
私の場合は、60年代のレーシングモデル、中でも250LMか330P辺りになる
のでしょうが、近代(?!)フェラーリではダントツで今回のMythosですね!
もう20年も前の車なのに、そのスタイリングの流麗さが、ここ数年のモデル
を含めてもズバ抜けていると思うんですよ。
F40やエンツォなどの記念・限定モデルを含めても、です!
フェラーリが市販車を売ってたのはレース資金のためという逸話は有名であり、
故にレース車には市販車以上に“萌える”車が多々あります。
では第三のカテゴリー、「コンセプトカー」はどうか?!
これまた夢を膨らませてくれる素敵な車が多いのです。
そんな代表例がフェラーリ・Mythos。
バブル期にチョット話題になりました。
当時の日本の潤い方は半端ではなく、フェラーリにとっても世界戦略で目が離
せない市場でした。
そんな状況で、渾身のコンセプトモデルMythosの世界初披露の場所を、1989
年の東京モーターショーとしたのです。
(ちなみにこの年の入場者数は192万人だそうです・・・)
モデル名の『読み』ですが、日本では当時、メディアによってMythosと書い
て“ミトス”で定着していました。
ある雑誌では“ミソス”という表記も。。。
いずれにしても無理やりカタカナにはめ込むのですから真の正解はなく、「定着
したものが正解」、となります。
ただ、語源の『神話』は『Myth(マイス)』とある程度は日本語読みでも認知
されていますし、関連の『神話学』である『Mythorogy』は『マイソロジー』
で既に認知されてますよね?!
それをMythosと書いてミトスで認知されてしまうと、個人的にはしっくり来
ずに少し残念。。。
さて本題ですが、
テスタロッサをベースとして、カロッツェリア・ピニンファリーナが作った車
です。
一番の特徴はやはり外観。
とにかく面構成がスリークで綺麗!!
テスタロッサとも、同時期のV8モデルだった348とも次元が違います。
フレームを共通とするテスタロッサ比で、リアのオーバーハングを極限まで切
り詰めたため、全長は20cmほど短くなっています。
フロント部は前端が幅狭くなっているため、逆にテスタロッサよりもかなり長
く見えます。
このフロント部分が秀逸で、フロントフード、フェンダー、バンパーを分ける
境目はなく一体形成カウルです。
サイドのエアインテークは大型ながらフィンなどの派手な飾りはなくシンプル。
それが逆に静かな迫力だったりもします。
それもそのはずで、幅が狭められたフロントから流れるラインで繋がるリア部
は、あのテスタロッサ比で更に10cm以上も広げられ、全幅は210cmに達して
います!
バルケッタ・ボディとなったため全高はテスタロッサ比で更に7cm低い106cm。
めっちゃ、クサビ強調でワイド&ローです!
テール部分は唯一、好き嫌いの分かれる部分ではないでしょうか。
高い位置に左右から繋がる一文字のテールは未来的(?!)イメージです。
だだ、何となくザガートのモデルっぽかったり、デビュー時期近いアルシオー
ネSVXっぽくもありますね。
インテリアは至極シンプル。
故に今でも全く古臭さは感じる事はありません。
「シンプルで逆に迫力」な技は、ディテールにも多く使われています。
市販ではなくデザイン優先のコンセプトだけに、ドアミラーもなければサイド
マーカー、ワイパー、ドアノブもありません。
『跳ね馬』もノーズの縦長方形エンブレムだけです。
ではメカニカルはどうか。
これはコンセプトカーとは言え中身がテスタロッサなので、単なるモックでは
なく走行可能ではあります。
性能も中身のテスタロッサに準ずるものとなっています。
デビューの古いテスタロッサよりもホイールはインチアップされていて前後
17インチ。
リアのウイングはセンター1本足で、100km/h以上になると上昇する仕組みに
なっています。
まあ、機関部分よりもデザインが評価対象となる車ですよね。
20年以上経った今現在でも、ニューモデルと比べても何ら劣るどころか勝る勢
いのデザイン。
ホント、奇跡のデザインと言えるのではないでしょうか。
さて、ここまで書いて来ましたが、
「メルマガで取り上げたって、市販もされていないじゃん。。。」
なんて思われた方もおられるでしょう。
確かにプロトタイプであり、市販はされていないという情報で間違いありませ
ん。
しかしながら、ブルネイのハサナル・ボルキア国王は2台、お買い上げ頂いて
おります、ありがとうございます♪
「なんだ、買えるんじゃん。」と思ったアナタ。
そうなんです、ピニンファリーナはもはや大企業とは言え、そもそも少量対応
のカロッツェリア。お金を積めば作ってくれます。
だた、決してハードルが低いわけではなく、前述のボルキア氏のコレクターぶ
りは半端ではありません。
ロールス500台に、メルセデス500台に、フェラーリ400台に、、、といった感
じで、一説には数千台のコレクションなのだとか。
このメルマガで過去に取り上げた車種もほぼ全車、網羅していると思われます。
まあMythosを所有しているのは世界中で彼だけなのですから、それだけでも
凄いですよね。。。
きっと置き場はそこらのテーマパークよりも面白く、輸入車専門のオークショ
ン会場も真っ青な雰囲気は間違いないでしょうね。
今となってはピニンファリーナに作らせるのも難しいでしょうし、ボルキア氏
を口説いての購入も無理っぽい。
まさに伝説の車となってしまっています。
入手難易度はダントツで「★★★★★ 5」です。
相場は数億でしょうね。
比較・参照できるような車種として、2006年のペブルビーチでベールを脱ぎ話
題になったフェラーリP4/5があります。
こんな車です↓
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP337JP337&um=1&sa=1&q=Ferrari+P4%2F5
こちらはエンツォをベースに、アメリカ人コレクターのオーダーによりピニン
ファリーナが1台だけ、つくった車です。
価格は一説には3億円とも4億円超えとも言われています。
でもやっぱり、Mythosの方がカッコ良いかな?
1989 Ferrari Mythos
ボディーサイズ: 4305×2098×1064mm
ホイールベース: 2550mm
重量: 1250kg
乗車定員: 2名
駆動: MR5速
エンジン: 水冷180度V型12気筒DOHC
排気量: 4942cc cc
ボア×ストローク: 82.0x78.0mm
最高出力: 380PS/5750rpm
最高速度: 290km/h
タイヤサイズ: 前245/40ZR17 後335/35ZR17
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
フェラーリ ケーニッヒ308ターボ 炎上車
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g78901482
なんとも勿体無いですね!
308でケーニッヒというのがまた珍しいですが、ボディのカット具合やフェン
ダーの作製具合が分かりやすい状態になっています。
実は私も20代の頃に炎上を経験しており、同じような光景を目にしています。
赤ボディのオーバーフェンダー付きで、走行中にルームミラー越しにリアから
結構な炎が上がっていて、県道で何とも派手なカチカチ山を演出しました。。。
燃えた後はまさにこんな色・こんなカタチで、こんな感じになるんですよ!
これがホントのファイヤーパターン(笑。
Lancia Fulvia Sport Racing
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n76067285
フルビアの大改造レース車両です。
車両の販売ですが、出品画像で全体像を写したものはなく、面白い試みですね!
状態把握には適しませんが、オシャレな雰囲気で、ポストカードをもらったよ
うな気分になれます。
出品者は職業カメラマンさんでしょうか?!
ビバンダムフランス製陶器人形限定品★BIB・ミシュラン
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g43485227
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f42023918
ビバンダム君も色んな格好で活躍!見ると微笑ましいです。
サンタクロースにスキーにと、これからの季節に良さそうですね♪
陶器でシリアルナンバーまで付いていて高級っぽく、お値段もそれなりに張り
ます。
凄いのはビバンダムのコレクターズガイドブックが存在するとのこと。
ミシュランも色んなガイドを作っていますね!
他のタイヤメーカーとはひと味もふた味も違います♪
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この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
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