クラシックカー、オールド・ヴィンテージ車両の並行輸入代行、 通関から予備検査登録、 特殊なモノほどお任せ下さい!
輸入業務の流れ
在庫情報・車種例
お問い合わせ
関連コンテンツ
クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
NEW ARRIVALS
CARS ON SPECIAL
103 .2号 フォードGT40
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第103 .2号
発行日:2005年1月27日
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
このメールマガジンではバリバリ売れ筋のティーダ、環境に優しいパッソ
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて、解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ロールスロイスシルバークラウドからピンツガウアーまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
不定期配信になってからも読者数も少しずつ増え続け、700名に近づくな、
と思っていた矢先・・・
ウィークリーMag2の増刊号に紹介されたらしく、新たに150名のマニアさん
を迎えましたm(_ _)m
考えていた企画では700名記念や、750名を超えたら数字に因んでアノ車、
とか800名ならやっぱりアレ、と言った計画は850名の企画へと変更にな
りそうです・・・(BMWやボルボでは面白くないのでやはりフィアットのアレ
ですか♪)
さて、約18%をも占める新しい仲間への洗礼の意味で、思いっきりマニアッ
クな車の本編を考えたりしたのですが、今回はある事件(チョット大げさな^^;)
をきっかけに車種決定です。
その事件とは、
私は仕事と趣味で多数の雑誌を見るのですが、先日立ち読み(本屋さんゴメン)
してた所あるアメ車専門誌で「フォードGT」に関する特集記事がありました。
それはこんな書き出しで。「フォードGTはフォードGT40の後継モデル・・・」
ガーン!! もちろん目が点の状態で(笑
アメ車専門誌でそんな認識なのです。
一体、誰が後継モデルだと言ったのかと、小1時間問い詰めたくもなりました
(仮にフォードのCEOが言ったとしても認めませんんが!)。
きっとこの書いた人はGT40の生い立ちや重みを知らないんだなぁと思うと
同時によく編集部がOK出したなぁと驚きと感心です。
そんな訳で今回も加筆修正の小数点号で48号で扱ったこの車です。
■■■■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■□ 第103 .2回
■■□ 【フォードGT40】
■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スティーブ・マックィーン主演のアメリカ映画「栄光のル・マン」はこの車の
活躍があったから出来た映画と言っても良いでしょう。
映画ではガルフの車両がカメラカーとして屋根を切られ、後に屋根付きにレス
トアされたという逸話もあります。
誰もが知っている超有名車、永遠の伝説"フォードGT40"。
その衝撃的な事実は'60年代にル・マンに挑み、そして優勝、
4連覇を成し遂げたアメリカのドリームカーであること、
全高わずか40インチが車名の由来、
走りが凄いこと、スタイリングが凄いこと・・・、
他にも特筆すべき事は多々有ります。再考していきましょう!
大衆のための大量生産で始まった自動車会社フォード、現在も多くの人の為の
一般車を製造するメーカーの代表格ですが、60年代当時は企業イメージの為
にレースに勝つ必要性を考えていました。
手早い手法として、フェラーリの買収を試みましたが・・・
当時ル・マンでは常勝状態で、すでに絶大なる強さと地位を築き上げていたフ
ェラーリ、買収は惜しいところまで行くもエンツォの気変わりにより失敗。
そこでフォードはフォードユニットを積む英国のローラ・カーズ社と提携をし、
そのローラGTをベースに開発が始まります。
1964年4月には最初のプロトタイプが完成しました。
スチールモノコックシャーシに軽量ファイバーボディを採用し、アルミエンジ
ンのV8-4.2Lドライサンプは350馬力を発生、それをミッドに積むそ
の車は全高40インチ(約102cm)に因んでGT40と命名されました。
空力などを調整していって、最終的には330km/hをオーバーする実力をもつ
までに発展するも2年間勝利なし。
その間経験を積み、エンジンを7Lへスケールアップし、更なる進化発展を遂
げて・・・
1966年、遂にル・マンで栄光のチャンピオンに輝きました。
しかもワン、ツー、スリーフィニッシュ!
その後も進化で勝利を重ね、プライベーターの頑張りもあり怒涛のル・マン4
連覇!他デイトナやセブリングなどでも勝利の山の大活躍でした。
その後1970年のル・マンでポルシェ917が勝利する事で、GT40時代
は終焉を迎えました。
1964年から1969年の間に生産されたのは僅か101台、ロードカーは
31台と言われるGT40、少ない割にはミラージュやオープンモデルなどの
少数のバリエーションがいくつか存在します。
メインどころであるマーク1~4の違いを追ってみると;
マーク1:
1965年に登場。
390馬力を誇る4.7Lのスモールブロックがメインで数種のエンジンバリ
エーションがあり生産数50台と言われています。
マーク2:
シャーシの強化に加え475馬力を誇る427cui-7LのビッグブロックV8
で1966年に初勝利を上げたのはこれです。
キャブレターはウェーバーからホーリーに変わりました。マニュアルトランス
は4速でした。
またル・マンの規定変更でスペアタイヤ積み込みが必須となりノーズのデザイ
ン変更が行われました。
マーク3:
ロードカーとしてマーク1をディチューンしたもので、スペック的には最初の
プロトに近い物でした。
ヘッドライトが角型ではなく丸ライトを組み合わせた物で、さらにラゲッジス
ペース確保の為にボディは20cm以上ロング化された他、内装もやり直し、ク
ーリングも見直され市販されました。
ワイヤーホイールから始まったGT40はマグネシウムホイールへと進化しま
すが、マーク3ではワイヤーへ逆戻りでした。
マーク4:
アルミのハニカム構造新設計のシャーシで1967年のル・マンで勝利したの
はこれです。
7Lでホーリーキャブが2基になり出力は530馬力へ、速度は350km/hを
可能にしていました。
それ以前はイギリスで造られていたのがアメリカ製となりました。
前後両方のカウルはフレームの前端後端を軸にガバッと上がる仕組みでこれま
たレーシーです。
センターから出されるマフラーへとまとめるタコ足はもはや芸術品。
昔の車で、デザインは良いけどタイヤのインチが小さすぎて不恰好に思える車
なんてのもありますが、GT40はこれがなんとも言えずにカッコイイんです。
またこの車、乗り込み方ですがチョット特殊です。
フォードGT40はクーペスタイルですが、ドアには屋根の「Tバールーフで
いうところの取り外せる開口部」がひっついてる形状で、つまりドアを開ける
とルーフ部は一部オープンです。
そこで上半身をルーフ上に出すようにシートの上に立ち、そこからレッグスペ
ースに足を滑り込ませるように身を沈めるという、ある種、儀式のような乗り
方は車高が低い上に室内がタイトなために強要されるという訳です。
この不便で普通でないのもまた良いですね!
しかし改めて画像を見てもカッコイイ!個人的にも大好きな年代で大好きな1
台です。
アメリカではコブラと並んでレプリカの的として人気で、現在ではレプリカの
方が多く売りに出ていて(ほとんどがそうかな?)、レプリカでも結構な値段が
します。
本物はお金が欲しくて売るという人が少ないので、相場もあって無いような、
いわば言い値的なモノです。
あえて言うなら3千万円~億が感覚的に思える値ですかね。
入手難易度は 「★★★★☆4.5」 でしょうか。
メルマガ読者ならご存知でしょう。昨年から新車で手に入る「フォードGT」
は後継ではなくリメイク・コンセプトの発展形です。
フォードが創立100周年を記念して量産モデルとしてラインナップに加えて
います。
これは最新のメカニズムを搭載した近代スーパーカーですが、デザインはほぼ
忠実に再現ながらボディーサイズはすべて一回り大きくなってます。
そんな訳で残念ながら全高は40インチではないです・・・
この新車価格は割安(?!)と言えます。相場は残るかもしれませんが、当時
モノを忠実に再現したレプリカと、「どっちが本物か」というと微妙な気がする
のですが。
数年前にコンセプトカーとして出ていた直線基調のGT90は潔く好感持てま
した(議論にはならなかったですが話題自体が少なかったです・・・)。
FORD GT40 Mark1
ボディーサイズ: 4065×1778×1028mm
ホイールベース: 2413mm
重量: 1005kg
乗車定員: 2名
駆動: MR5速
エンジン: 水冷V型8気筒OHV
排気量: 4736 cc
燃料供給: 4×ウェーバー48IDAキャブレター
最高出力: 380PS/6500rpm
最大トルク: 45.6kgm/5500rpm
最高速度: 320km/h
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン/ダブルトレーリングアーム
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
タイヤサイズ: 前5.50-15 後7.00-15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
──────────────────
ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
75 INTERNATIONA SCOUT SS 2 MIDAS
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k14550989
『INTERNATIONAL』はボンネットトラックやスクールバスなど、私にはとにかく
大きいものがメインな印象があります。
今回のコレも結構大柄。シボレーやフォードでは嫌な方で、ハマーほど予算が
ある人には面白いかもしれません。
ベースが珍しい上にかなりのカスタム施してます!
ただしこう言ったかなり珍しいものはリセールの時には思いっきり高く売れる
かかなり安くしか売れないという事も充分に考えられます。
程度やフロントの顔つきなど重要ですね。
日本で1台であろうウイリスジープ
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g30081931
タイトルの日本に一台、というのはこの車、ボディーがステンレス仕上げにな
っています。CJ3でホイールも変えていて、全身ピカピカ状態です。
残念なのはエンジン不動なのかな?
キャブの掃除で掛かるのならば最低限掛かるようにしてから出品したほうが親
切なだけでなく、出品者にとっても良い結果に繋がるのに・・・
ブリザード(予備検査付き!)4WD ランクル!?
http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r7539159
今回のぶらり♪は本編と関係なく4WDづくしとなりました。シメはランクル
40顔で50顔交じり?!のトヨタブリザードです。
ブリザードもこれくらいの年式と程度になるとマニアの食指も動きまくりでは
ないでしょうか?
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
自動車輸入取り扱い業務に付きましてはHPに詳細を載せております。
本メルマガのご意見・ご感想・リクエストもお待ちしてます。
輸入車、希少車に関するご相談、雑談などもお受けしております。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■発行・編集 M&Mインターナショナル
■URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/
■Eメール mac525@anet.ne.jp
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ <ID:0000101452>
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000101452.htm
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
その他の
関連コンテンツ
もご覧ください
フェイスブックページ
クラシックカー・スーパーカー総研
トライク・スペシャリティーズ
英語ページ
Return to TOP