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101号 ニッサンフェアレディー スーパーZ
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第101号
発行日:2004年10月31日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のアルファード、環境に優しい
フィット、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて、解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ロールスロイスシルバークラウドからピンツガウアーまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
100号を迎えてから不定期配信を予告したのですが、今までにない詰めた間
隔での配信です。不定期と言ってもこう言った意味ではありません・・・
100号のオメデトウ・メールを幾つか頂いたり、金曜日の楽しみにしている
ので配信を続けて欲しい主旨のメールを頂きましたm(_ _)m
実際には、書き溜めが13車分ほどありますので、配信を続ける事は可能です
が、やはり書き続けて、旬な(?!)モノを、丁寧に仕上げてお送りしたく考
えていますのでしばしの不定期をご了解下さい。
そんな意味では、複数回寄稿を頂いた前原さん、歩き目ですさんは本当にあり
がたく助かっておりました!
そして今回も、歩き目ですさんが旬な話題をお届け下さいました!
実は本日です!!
あの「西部警察」がスペシャルでTVに帰ってきます!!
テレビ朝日、21時からですヨ。
詳細はコチラ→
http://www.tv-asahi.co.jp/seibukeisatsu/
西部警察と言えば大人気になったニッサン車が幾つか浮かびます。
今回の本編は一番人気が高かったのではないかと思えるアレです。
では早速、歩き目ですさんからのコメントと本編をどうぞ♪
@@@@転載ここから@@@@
この度はメルマガ100号、おめでとうございます。
つまりはそれだけの数、魅力的な車がこの世にはあるのかと思うと、驚く様な
嬉しい様な、不思議な気さえします。
馬の時代を終わらせ、金属と石油を消費し、公害と事故の槍玉に上げられ、度
重なる規制を課せられ、それでも進化を続けて来た車達。
リサイクル・クリーンエネルギー・セーフティーパフォーマンス・・・
と、未来への指標はひたすらにシビアな方向に決まっていく様です。
それからすると、クラスパの車達は正に歴史の生証人。
これからも只の恐竜の化石にさせない為にも、楽しく価値のある資料として
『クラスパ・メルマガ』のさらなるご発展をお祈りします。m(_ _)m
今回はかなりの変化球でしょうか?
BGMをお持ちの方は、是非OPテーマ『ワンダフル・ガイズ』を聞きながら読
まれるコトを。(笑)
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■■■□ 第101回
■■□ 【ニッサンフェアレディー スーパーZ】
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日産が生んだフェアレディZは現在でもマイナーチェンジを経て生産され続け
ている。日本のスポーツカー史上、否、世界のスポーツカー史上に燦然と輝く
存在である。
Zはファンサイトも多く、書籍も多数出版され、NHKのプロジェクトX(◆注
1)でも取り上げられた為、ここでは劇中車を中心にするべく、Z本体車両につ
いては軽く触れるにとどめておこうと思う。
フェアレディZは1961年、日産の輸出名『ダットサン』が出した、ダットサ
ンスポーツS211に初めて『フェアレディ』の名を冠したコトがルーツと言え
る。(◆注2)
当時の宣伝課にいた片山 豊氏(◆注3)が彼のスポーツカーへの熱意を形にすべ
く、社を動かして誕生させたのがZだった。(◆注4)
そのスタイルのモチーフは日本刀で、それまでのモデルから脱却した美しい低
車高のロングノーズ・ファーストバックとなる。(◆注5)
こうして世に出たフェアレディ240Zはアメリカで大爆発的なヒットをし、今
もなお全国でZカークラブ等が意欲的な活動を続けている。
Zは日本で生まれ、アメリカで育った。(◆注6)
その名とスタイルの独走性、人々への浸透度は、正にかつてのCMの台詞通り
であろう。
『較べるコトの無意味さを教えてあげよう・・・。』
**************************
スーパーZは大人気だったTV映画『西部警察』(◆注7)の第二期『西部警察
PART2』(◆注8)の15話『ニューフェイス!!西部機動軍団』より登場した特
殊車両である。
そのスタイルは金と黒のツートンカラー、フロントに臆面無く描かれた
『NISSAN』の文字、リトラクタブルのパトライト、ボンネットの機銃ユニッ
ト、そしてガルウィング、と『スーパーカー世代』惹いては『'70特撮ヒーロ
ー世代』の心をわし掴みにする魅力を持っていた。
劇中では14話まで活躍したマシンX(◆注9)に代わり、団長・大門 圭介(渡 哲
也)の愛車となる。
高性能通信機器(◆注10)を登載し、煙幕発射装置を持つ。
ただ、日本の警察車両という設定上『武装』は出来ない為、フロントにある機
銃4門は催涙銃というコトになっている。
このスーパーZは大人気となり、作品のイメージカーとして定着。
プラモ(◆注11)の売れ行きは元より、改造素体となったフェアレディZの販売
台数も延びたという逸話さえある。
なお、続編『西部警察 PART3』(◆注12)の14話『マシンZ・白昼の対決』で、
偽物のスーパーZ(◆注13)が登場。
ヒーロー物に不可欠な『ニセモノ話』のケレン味を感じさせる話に仕上がって
いた。
さて、この車両は『280Z-T 2/2 E-HGS130』の改造で、特別に固有車両として
車種記号『KHGS130JABC1』が付けられている。(◆注14)
最大の特徴のひとつガルウィングは、5mm厚のアクリルの整形品で、ドア後部
に付けられたアクチュエーターによりフルオート開閉する。
ルーフ上のパトランプはリトラクタブル式で、元のTバーの間に上手く納まる
設計になっている。フロントの催涙銃はリモートで若干の左右首振りが可能。
そのまま仕込火薬に点火出来る。
タイヤホイールは『スーパーシャーク』の14インチで足回りを固めており、
車マニアを唸らせた。
このスーパーZの人気は今なお高く、自分でレプリカを製作しているファンも
いる程。(◆注15)
こういう車は現実と想像の境界線ギリギリに位置しており、『乗ってみたいけ
ど・・・』を『乗れるかも!?』と思わせてしまうトコが、他に真似の出来な
いカリスマ性を持っていると言えるだろう。
[スーパーZデータ]
全長×全幅×全高:4620mm×1690mm×1305mm
ホイールベース:2520mm 車重:1645kg
トレッド:(F)1395mm (R)1390mm
エンジン:L28E型OHC水冷直列6気筒 2753cc
圧縮比:8.8 最大出力:155PS/5200rpm
ホイール+タイヤ(◆注16):(F)6.5J-14+11×2/225×60R14
(R)7J-14+4×4/225×60R14
ブレーキ:(F)ベンチレーテッド (R)ディスク
最高速度:250km/h(◆注17)
0→100m:-秒
◆(注1)
2001年4/16放映、第84回『運命のZ計画』にて。
◆(注2)
これは1958年に出たダットサン211セダンのボディ換装タイプ。しかし、ま
だまだ旧態依然とした高い車高であり、スポーティな雰囲気には程遠い。
◆(注3)
アメリカでは『Zの神様』として知られている。
◆(注4)
Zの由来は彼等がスピリットマークにした国際信号旗のZ旗。
元は『引き船求む』や『投網中』の信号である。
日露戦争において旗艦の三笠が暗号としてこのZ旗を掲げた。
その意は『皇国ノ興廃コノ一戦ニアリ、各人一層奮励努力セヨ』であり、これ
より『命運をかけた大一番』の比喩・隠語となる。
◆(注5)
あまりにスタイルを重視した結果、最初の設計図ではエンジンが収まり切れな
かった。
その後、デザイナーとエンジニアとの幾度と重なる激論の末、ようやくセドリ
ックL20型6気筒SOHCエンジンを積むコトが出来た。
それでも完全にボディに収まらず、やむなくボンネット上に起伏を付けて対処
してある。
あのZのノーズの僅かな膨らみには、スーパースポーツ誕生への大激戦の証が
刻まれているのである。
また、後部も短過ぎてギアとタンクが干渉し、試作では故障を良く起こした箇
所だった。
◆(注6)
Zの正確な発音は『ズィー』だが、そのアメリカでも、ことフェアレディにお
いては『ゼット』と呼ぶファンも数多い。
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◆(注7)
1979年 10/14~1984年 10/22 放映。
西部警察はシリーズ平均15%を越える人気番組だった。
◆(注8)
1982年 5/30~1983年 3/20 放映。この頃より日本各都市での大規模ロケが敢
行され、クライマックスの爆破シーンが人気になる。
◆(注9)
マシンXは第1期の47話から登場した劇中特殊車両。
ベースはスカイライン・ジャパンターボ。
PART2の14話で降板するも、PART3の47話で犯人に爆弾を仕掛けられると
いう形で再登場、ラストで爆破される。
このストーリー、奇しくもエスプリ・ボンドカーと似た内容である。(笑)
ちなみに、ここで爆破されたマシンXについて『本物・偽物?』の意見がファ
ン間で巻き起こった。
◆(注10)
車内セットとして搭載してあったのは松下電工のインターフォン。
同時に自動車電話が積まれているのが、何とも時代である。
◆(注11)
アオシマから1/24と1/32が出た。
最近、復刻したが大反響で、スーパーZはほぼ常に品切状態・・・。
全体のプロポーションバランスは1/32の方が良い。
◆(注12)
1983年 4/3~1984年 10/22 放映。
最終回で大門は殉職。しかしながら、2004年 10/31放映の『西部警察スペシ
ャル』にて、ファンからの熱烈なラブコールを受け、捜査課長として復活して
いる。
◆(注13)
偽スーパーZは本物と同じスペックであるコトに加え、催涙銃はマシンガンに
換装されている難敵。
この回では、ファンの間に『スーパーZ・2台存在説』と『新規製作説』が真
っ向から紛糾・対決。
ちなみにこの14話、予告と内容が全く異なっており、謎の回として語り継が
れている。
◆(注14)
本来こういう改造は、番組の美術スタッフが担当するのがセオリーなのだが、
オリジナルの車種記号を与えられているコトからも解る様に、このスーパーZ
に関しては日産が自ら改造制作をかって出ている。
その甲斐あって、パーツのフィッティングは好調だったという。
◆(注15)
以下のサイトで鋭意制作中である!今回のコラムもかなりこのサイトを参考さ
せてもらっている。
http://www.takkun.net/super-Z100.html
◆(注16)
オリジナルベース車の値は (F)(R)195/70HR-14 である。
◆(注17)
これはベース車のデータ。
ちなみにスーパーZのナンバープレート登録番号は『品川33 あ 35-27』
8ナンバーじゃ無いトコが良い。(笑)
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
PRINCE R380 復刻版
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m5676912
日産随一の名車の極み!いや、日本を代表する世界的な遺産かと言えるでしょ
う、R380。
浮かぶライバルもトヨタ2000GTなどではなく、素性からポルシェやフェ
ラーリのレーシングモデルやフォードGT40などではないでしょうか。
価格も勿論ブッ飛びです♪
VW ハートテイルライト Assy '52-'55 HELLA
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k8819188
テールランプが6万8千円というと高いようですが、昔に本場アメリカのショ
ップでも10万円超えで売っていたのを見たことあります。
ビンテージ物はこういった高価な物も結構あるので、ベース車輌を買う時など
にも欠品具合など注意が必要です。
逆に、ボロ車を買っても部品代だけで結構な額になる事もあるかも?!
アルファロメオ パーツ取り車
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k9977396
これも上記の車輌代を上回る部品が付くマル車の例ではないでしょうか。
記載が少ないですが、15号で紹介したジュリエッタスパイダーの後継のジュ
リアスパイダーです。
「欠品パーツ有ます。」って見りゃ分かります(笑。
取るものあまり無さそうですが、それでもオーナーさんにしてみれば滅多にな
い部品取り車輌で、パネルのスペアがあるだけでも儲けモンです。
これで2万1千円は安い!
検索にはほぼ掛からないでしょうからライバルは皆無でしょう。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
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