第9章 地獄・極楽のこと


 よく「仏教の絵図」等で、地獄極楽の絵を見ることがあるだろう。死んだ亡者を閻魔大王が、生前のことを

調べ、善いことをしていた者には「極楽」の方へ、悪いことをしていた者には「地獄」の方へと、より分けて

送り込んでいる様であるが、実際に「死の世界」にはその様なものはなかったのである。よく「死に際」をさ

まよっている者が「川の向こうで、女の人が呼んでいたので行こうと思ったら、誰かが私の名前をしきりに呼

んだので、川を渡らなかったのです。」
                サイ
これは、よく云われている「賽の河原」のことである。


     


 「宗教」というのは、人間が生きている間に「善いことはいくらでもしていいが、悪いことは絶対にしない

様に」と、戒める意味で「信者達や一般人」に対して教えてきたのである。ここまで読んで「それでは悪いこ

とをしても地獄なんか行かないのだな」なんて、甘い気持ちを持ったら大変なことになる。最後まで読んでみ

れば「自分は、今後どの様に生きるべきか」ということが分かるはずである 


地獄とは


     


今までは「宗教上」だけのことであったが、今後は実際に「地獄」というのは現実化されるのであり、先述し

た様に「生き地獄」というのがそれである。現世で「地獄行きの対象者」となる条件を挙げてみる。

○「殺人(殺人の意志があって殺した)」をした者

○「詐欺・横領」をした者

○「恐喝」をした者

○ 他人を「悪の道」へ誘い込んだ者

○「神や霊の存在」を否定し、威嚇した者

○ 人に「呪い」をかけた者

○ 人々に「迷惑行為」をした者

○ 人の「死」を喜んだ者

○ 世の中を不安に落とし入れ、世の中を「破壊」しようとした者

 以上の様なことをした「者」には、わしらがその者たちが死亡(脳死)した時点から、現世で「難病で苦し

んでいる者や大怪我をして苦しんでいる者・大借金で苦しんでいる者」の中脳の中核のD室に放り込む。

そして、その「罪の重さ」により苦しみの度合いは決まるのである。この苦しみは、生きている時となんら変

わることなく、その者には感じられるのであるから「地獄そのもの」である。

 この「本」を読んで作者を殺せば「地獄」など無くなると思い、現世で「悪いことをしている者」や「悪い

ことをしてきた者」が「わし等」や「克酬」に対して威嚇を企てたり実行しよう等としたならば、即「重罰」

が下されることになる。その者達の「死後」は、当然「地獄」行きとなるぞ!!

 わし等が云いたいのは、人間だから悪いことをすることも、たまにはあるかも知らんが、自分から「罪意

識」を反省して「被害者」に対して心から償いをすべきである。それには法律上、死刑もあるし、相当な金を

弁済することもあるだろうし、又、重い刑に服すこともあるだろう。これらは絶対に免れることは出来ない。

これは、人間として当然なことであり、わし等もその様な「罪滅ぼし」を終えてしまった者には「地獄行き」

の内容は多少でも軽減される様にする。だが、金を使って罪を軽くしようとか、コネを使って罪を軽くしよう

とか、獄中で「真面目なフリ」をして反省文や手記や本などを書いて関係者たちの気持ちを変えさせ、いかに

も「大いに反省しております」という風な「言動」をする者や被害者を脅したりした者に対しては、反って

「重い神罰」を持って対処することになる。

 人間はダマせてもわし等をダマすこと等は絶対に出来ん!!



極楽とは

今後は、実際に「極楽」というのは存在する。

次に「極楽行き」の者の条件を列記する。

○ 現世で、人々の「命」を助けた者。

○ 現世で、人々の「生活」を助けた者。

○ 現世で、人々の「困っていること」に対して、心から手を差し伸べてやった者。

○ 現世で、人々を「非行」から、立ち直らせてやった者。

○ 現世で、真面目に人々の為になる「仕事」をし続けた者。 

○ 現世で、親を「大切」に扱った者。

○ 現世で、先祖を「大切」にした者。

○ 現世で、自分の子供を正しく素直な状態に「養育」してきた者。

○ 現世で、人々の心を「蝕まなかった」者。

○ 現世で、動植物を「大切」にしてきた者。(人間に食されるべくして生まれてきた動植物は除く)

○ 現世で、正当に人々を「裁いてきた」者。(前記した様な「罪人」のうわべの言葉や態度や物にダマされ

  ることなく、誰が聞いても正しい判決を出した者に限る)

○ 現世で、何事に於いても「公正に判断出来、それを実行してきた」者。

○ 現世で、神や霊の存在を「信じてきた」者。

○ 現世で、人々に対して「正しい教えや正しい指導」をしてきた者。

○ 現世で人類や動植物又、地球環境に善い影響を与える様なことをしてきた者。

○ 現世で、自分の利益だけ考えず「人々の為」になってきた者。

○ その他に「善行」を重ねてきた者。


 以上の様な、地球・動植物・その他に善い影響を与え続けてきた者達には「死後の世界」に於いても、なん

ら苦しむことも無く安らかに眠ることが出来る。それと、次世「人類に生まれ変わる」時には、幸せな両親の

元に生まれ、自分も「幸せな生涯」を送ることが出来る。

 これが今後の「極楽」の姿であるぞ!!







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