2009/4~8・ 辛い楽しい表裏一体

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2009/4/3(金):がーまるちょば ってきたよ。

がーまるちょば!がーまるちょば!!がーまるちょば!!!

街の灯!……涙。。。感動!!!


2009/4/4(土):すたーとだっしゅ

…なカンジで今年も始まったさ。例によって休日出勤続きで今日まで3週間、よくもまあ飽きもせず学校に行ってます。 学年末のあっちもこっちもを終えて、年度初めのあれやこれやを始めた。やってもやってもきりがない。なんだこりゃ。まあいつものことだけれど。あさもはよから夜は10時過ぎまで。なんか例によって学校に住んでますか状態に近づきつつある。子どもの頃は学校なんか大嫌いで、行きたくないって母親を困らせたこともあったというのにどうしたことか。

今日は昼近くから教室へ行って撤収作業の仕上げをした。あっちもこっちもぞうきんがけして、掃除機かけて、机をきちんとサイズ順に並べ替えて終了。こんどこの部屋に入る4年生は25人しかいないと言うことで、この3月まで40人でひしめき合ってた教室が 別の場所のようにがらんとした。もう、私の教室じゃあないな、さよなら4年1組。とつぶやいて電気を消した。

お次は新しく入る教室の準備……で、これがまた…………きちゃない!
もうとっくにいらないはずのモノや、移動しとかなきゃあならなかったはずのモノたちがどっっっっっっっっっっさり入っている。あ〜ん、もう、○○先生、かたづけてってよぉおおおぉぉぉぉおおおおおお!と、 罪のない教室にさけんでみた。すきにすればぁ。って聞こえたかも。ふんっ。まったくもう。こんなにどっさりどうすりゃあいいのさ。

とりあえず、はじっこにある空き教室へ、移動しなくてはならないモノを運んで運んで運んで運んで、もう何年前から放置されてましたか?なモノたちをゴミ袋にじゃんじゃん放り込んだ。その辺で、携帯のアラームがにゃおにゃお鳴いた。時刻は17:30。え?もう!?きゃああ合唱に行かなくちゃ!

慌てて私物をバスケットに放り込んで、鞄を担いで職員室へ。来たときには結構賑やかにお仕事していた職員の皆さんはいつの間にか帰宅されて、職員室にはO先生だけ。ひゃああ、と慌てて、お先に、と揚がられたO先生の後を追いかけるようにコンピュータ閉じて電気消して鍵締めして学校を出た。こりゃ、遅刻だあ。

合唱練習に到着はもちろん20分もの遅刻。駐車場まで「わかばうずまぁ〜けぇ〜」って聞こえた。やばいっ…ってか、ごめんなさいっっ…背中丸めてホールに入った。

毎年恒例ヒノキ花粉シャワーで、鼻づまり&目くしゅくしゅに加えて、教室掃除の得体の知れないほこりをかぶってハナグジュグジュで呼吸できない。声が鼻にかかる。きもちわるいい。無理してのどを広げて深い声にしようとするが酸欠でくらくらですの。やれやれ。もう。
 

 男性パートの方ががんばってて、今日はなんかかっこよかったな。私のアコガレのバスお二方が休憩時間にピアノでメロディーを確認してた。ピアノと男の人の組み合わせってめちゃめちゃ素敵です。って思わず隠し撮り。ふふふ。

帰宅して風呂場へ直行。しゃわーしゃわーしゃわーしゃわー…あ゛ーーーーーーー。い゛き゛か゛え゛る゛うぅぅ…。


2009/4/5(日):まあそんなわけでちょっとbreake


部屋中に抜け毛を散らしてミシェルは今日も熟睡中。いいなあ。思わず掃除機で目覚まし攻撃かけてさしあげようと立ち上がってふと思い出した。

わたし、掃除機を学校においてきちゃった。。。。
あーあ。今日のところは許してやるか。みしぇるよ、惰眠をむさぼりたまへ。


2009/4/10(金):始まり

新しい年の一週間が過ぎた。ふう。日本中の教職員の皆さんが、この週末を待ち焦がれていたと思う。たぶん。

疲れたー…。この一週間って本当にキツイ!ちゃんとやろうとしたら、たぶん寝ている時間なんか無くなっちゃうと思われる。片付けても片付けても昨日から今日にかけての仕事が終わらず、そこへまた新たな仕事が折り重なるように現れる。もう何が何だかわかんないよ。って日々が過ぎていくのだけれど、子どもたちとの最初の出会いの一週間だから、何とか踏ん張っているカンジで早朝から深夜まで働いてみた。朝は鍵開け夜は鍵締めで毎年恒例春の怒濤をくぐり抜けている。
週末の歓送迎会の席上では、
「砲火絶えぬ戦地の平原に、ヘリコプターで一人降ろされた気分」
とこの一週間を喩えた方がいらっしゃったが、う〜む。まあ、そこまでとは思えないし、そんなこと言ったら本当に戦地で命懸けている人に対して失礼だと思うが、疲労や心労の耐性テストみたいな一週間だったことは確かだ。私自身は、22:20のあたりに、どうやらlimiting pointがあるらしい。もうダメだぁ、全然仕事終わんないけど、今日は帰ろう…と、ノートPCのディスプレイをパタンと閉じ、バッグをずりあげて職員室の灯りを消すとき、ふと時計を見やると決まって22:25だった。不思議なことに。

今年も学年主任と研修主任と、社会科主任と他に担当二つ。昨年よりも分掌が一つ少なくなったので、引きうけたものは精一杯お仕事させていただきます。頑張れよ自分。

今年は26人しかいない学級。昨年までは38人ずつの2クラス編成だったのだが、群馬県では今年から4年生までが35人以下学級となるため、3クラス編成になった。(有り難うございます、群馬県民のみな様!次はぜひ6年生までを35人以下に!!)
人数の割にみんな元気なので、教室内にはいつも活気に満ちた子どもたちの声が響き渡っているのだけれど、でも、やっぱり少人数だといろんなことが楽だ。プリントなんか昨年のわずか2/3以下の枚数なので、どんどん採点できちゃうし、教室が広々としていつもきれいな空気が通り抜けている感じが素敵!子どもの顔と名前も1日で覚えられた。物覚え悪い私にしては奇跡的!それに、お掃除の分担も一カ所あたりの人数が少ないので、みんな一生懸命にやらないと終わらないから、こちらが注意しなくてもせっせと頑張ってる。どこも大変なことはみんな承知しているから、自分の分担が終わったあとも、自然に他の場所を手伝いに行く協力体制が出来てきた。(1年間このまま続くかな?がんばれよみんな!)

給食の時は、たったの26人なのだからと、□の形に机を動かして食べることにした。□の内側に入って端から順番に給食を配膳していくとすぐに準備できちゃうし、全員に配膳できたかどうかも一目瞭然だ。それに全員が顔を見合わせて食べるって予想以上に面白い。自然に全員が共通の話題でしゃべろうとして、クラスみんなで盛り上がれるし、誰とも顔を合わせることになるので、遠くの席の子とも簡単に会話できるから出歩く必要がなく、和やかな給食時間になった。少人数だからこそできること。なんか今年は面白い一年になりそう♪

但し、お勉強はかなり苦手そうな子たちで、かけ算九九や二桁のかけ算の筆算やくり下がりのある引き算を90%できない子が半数以上いた。こりゃあ、鍛え甲斐があるというモノです。ふふ。でも、みんな素直で明るい子たちなので、楽しく勉強して、やればできる嬉しさを味わわせてあげたいな。

さあ、今年も始まった!楽しむぞおおおお!!!!!!!!

 

でも、明日明後日の二日間はゆっくりリフレッシュしようっと…。ゆっくり………したいんだけどねぇ。


2009/4/24(金):雨が降る日に

今週はすっごく疲れていて、笑顔が消えそうになるときがあった。子どもの前に立つときは、どんなに体調が悪くても無意識に笑顔になれる私なのだが。自分で自分の無表情を感じてはっとなる瞬間があった。なんか、無茶しすぎ?夕食のテーブルに一度もつけなかった今週。でも、やってもやっても時間がない。本当に時間が欲しい。

すごく頑張って教室に来ようとしている子がいる。その子のためなら何でもしたいと思う。だから、もっと頑丈な精神と体が欲しい。そして今まで以上に時間がほしいと思う。ふぁいとだ自分。

先週だったか先々週だったか……、山のような仕事にあたふたと休日出勤して、一週間分の教材準備をし校内研修の資料を作り学年便りと学年経営案と行事計画をつくり校内児童台帳の更新をし、週案と自己申告書と市へ提出する研修計画とをやっつけ、ふと気づいたら合唱練習に行く時間を過ぎていて(いつもの携帯アラームが聞こえなくて…夢中になると何も聞こえない)大慌てて合唱団に行ったら
「遅れて来ちゃあダメ!アナタがいないとみんなが大変なんだから」
と、ありがたいおしかりを戴いた。すんません。ホント。
ついで
「あのね、仕事が忙しい人ってね、その仕事が片付いても自分でまた新しい仕事作って、自分で自分を忙しくしてるんだよ。だめだよもっとうまくやらなきゃあ」
と。

…………。
…なこと言ったって。これが私のスタイルで、こうやって自分に出来ることなら全部やり尽くさないと前に進めないのが私の生き方だと思うので。そもそも歌を歌うのはあくまで趣味の世界で。教師業をしてこそ本物の私なので。。。

でも、その本業の最中に、自分の無表情に気づくくらいだから、まあ、ちょっと換気しなくちゃね。教師は役者だ。演技を忘れたギャラ泥棒にはなるまいと心に命じて…。

ふうううう。おそとも雨だし、心にも潤いの雨を降らそう。。。。


2009/5/1(金):スタートダッシュ!…はい。ちょっとみちくさ。

ってことで、いやいや、4月が無事終わりました…。今日は授業参観をして、そのあとはPTA総会があって学級懇談会があって、夜はPTAの歓送迎会があって、転退職した先生方と2次会でおしゃべりして、さっき帰宅。シャワーして洗濯機に服を放り込んで、ぼんやりしながらPCをぱたぱたしてる。

…まあまあなひと月だったかな。学級の子どもたちもかわいいし、4学年の3学級職員チームもすっごく楽しいし。今日は4年生の廊下に、子どもたちと作ったでっかい鯉のぼりが3匹、悠々と泳いだ。う〜ん壮観!やっぱり2クラスよりも3クラスって、いいなあ…!次は何おもしろいことしようかな。
いやいやそれにしても、今年の2組3組担任は、仕事が出来る!ホントに仕事が出来る!主任の私がぼーーーーーっとしていても学年が回っていきそうで。いやいや、すごいすごい。っていうか、置いてかれそうだぞ私。ちゃんとやれって。

今日は久しぶりに保護者の方とも楽しい時間を過ごせたし、懐かしい卒業生のお父さんともゆっくり話せたりして、楽しい歓送迎会だった。教職員だけじゃあなくて、保護者の方ともおしゃべり出来るっていいな〜って思う。みんな、同じ子どもたちを間にはさんで成長の過程を見守って応援していく仲間なのだから、担任と家庭の距離がもっと詰まっていったらいいのになっていつも思う。もっとゆっくりおしゃべりしながらお互いの悩みとか喜びとかを共有できたら、もっともっと子どもたちをしっかりサポートできるのになぁ。

それはそうと、いろんな人から
「いつも楽しそうで、うらやましい」「そのエネルギーはどこから生まれるの?」「どうしていつもそんなに元気なの?」
と言われた。そうかそんなふうに見えるのかなあ。のーてんきは自覚しているところだけれど。いえ、えーと、たいていカラ元気です。
それと、何人もの方から「いつも職員室や教室で、あなたの楽しげに笑う声が聞こえると安心する」と言われて、ふうん、そうなのかなあ……と思った。それって言い方替えて、暗に「コラ、いつもやかましいよー!」って言われたってこと?う〜ん。ま、そうなら、ごめんなさい。地声がやかましいのです。あきらめてください。で、言葉通りホントに笑い声が皆さんに何らかの清涼剤になってるのなら、それはそれは光栄です。…でもさ、えええ、私そんなに笑ってるかぁ?自分ではかな〜りくたびれて大人しくしてると思うんだけど。

まあ、明日からは(厳密には今日からだけど)とりあえず5日間の完全オフだ!明後日は小千谷の角突きだし!

さ〜て!仕事なんかすっきり忘れて、のんびりあそぼぉっと!!


2009/5/3(日):Going Up The Country

何も考えずにあたりまえにそこにいる。ここからほかへ行きたいとは思えない場所。 どこで生まれてオトナになろうとも、その場所こそがふるさとなんだと思う。

昨夜から同じ声・同じ曲が頭の中をエンドレスで流れている。涙は流れないけれど。大きな存在を失った欠落感に心が風邪をひいた?いなーかーへーいこーう…

今朝は休日だというのに5時前から目覚めてベッドでぐずぐずしていた。起きちゃって朝ご飯にしようかな。お弁当作ってシャワーを浴びて着替えて出かけちゃおうか。そんなことを考えながら、でもやっぱりお休みなんだから、と 、もぞもぞ。のどが痛いし、頭も痛いし。

Tanyが8時半には出発するというので、え、そんな早くに?と思ったけれど、いつものことで反論するの面倒だし、早く着く分には困らないだろうし、と黙って同意。
一ヶ月仕事漬けだった私の家は、完全放置状態…。意識もなく何かを作って食べて振り返らずに シャワーとベッド。眠りこけて朝がくれば無言でまた何かをお腹に放り込んで着替え、そのままあとにした結果の惨状で、これはちょっと一生懸命片付けなくちゃあ、と、朝もはよからあっちこっちの大掃除。時間をかけていろんなものを片付けて、ようやく食事の支度にかかった。

ちょうど8時20分にお弁当も詰め終わって着替え、出発。このひと月を無我夢中に頑張ったご褒美の小千谷行き。小栗山の、闘牛場のあの席に座ってぼんやりと空を眺めて角突きが始まる前の暖かな日だまりを深呼吸するのが 最高のご褒美。戴いたおうどんや鰹のタタキや、持っていったお弁当のカボチャとかたまごやきとか…今日も暑いのかな、とか、大好きな勢子の方があっちの方で煙草 吸ってるな、とか、角突きが始まる前のざわめきをカラダにまといながら…もぐもぐとご飯を食べている。

このひとときのために仕事してるんだって思える瞬間。本当に満ち足りた気持ちを知る瞬間。
キヨシロー、いなかにきたよー。山から風が下りてくるところへ。フジロックも良いけどね、小千谷もサイコーなんだよ。


2009/5/3(日):たびにでるのはいいな

そんな9時前出発な 朝。ETC効果か5連休効果か関越道の車がヤケに多い。県境の山々は私の大好きな春萌えのほわほわした淡い緑に色どられて、見つめているととろんと眠くなりそう。あ、さくらだ。薄いピンクと浅葱色の新芽と鶯色の木立 ちとを暗緑色の針葉樹が縁取っている。いい絵が描けたあとのパレットのような、緑のタペストリー。
いいないいな。
♪旅に出るのぉ〜は、いい〜なぁ〜。旅をしないなぁ〜ん〜て一人前の粉屋じゃない。旅はいいぃ〜ぞぉ…
子どもの歌をつい口ずさむ。ドライブ日和。

ほらやっぱり、早く着きすぎだって。角突きは1時からなのに、11時前にもう小千谷インターを降りちゃった。時間もあるし、ちょっと探検しようか、と、Tany。 お。いいねいいね。

角突きの看板が新しくなったのかな、なんかあざやかだよ、ほら、なんて左手に流し見しながらいつもと反対の右へハンドルを切って、山古志へ。山古志の角突きは明日だね、前日の闘牛場へ行ってみようか、と。

途中、「山菜販売中」の幟に惹かれて立ち寄った場所。元気なお母さんたちが地産のおみやげを販売してた。(小千谷の角突き会場で戴いたガイドマップを見て、そこが竹沢復興公営住宅の一角だと知った)
建物の裏手から見やると棚田と遠くの山々の春霞に浮かぶ様が一望に出来た。綺麗だぁ…。ゆったりとした起伏の美しさ。谷の懐が春の空気をたたえている。

ねえ、食べてって、今作ったおにぎり、ほら、どうぞ。このね、なんばん味噌つけて食べると、おいしいのよ、ほら。
ほんと、おいしい!お米はつるつるで、お味噌は甘く優しい味。思わず買っちゃった。お母さん、商売上手ぅ。

山古志の闘牛場は明日の熱闘なんかどこ吹く風の、涼しげな表情でたたずんでいる。すいすいと風がながれてる。静か。
 

扉は開け放たれていていたけれど、やっぱりそこには足を踏み込めそうにない。見えない結界が私を閉め出す。木製の観客席をたどりながら目を閉じて、ふっと…ここに訪れるであろう明日の活気とその景色を描いてみる。

あ、ボードウォークだ!

フジロッカーな私たちには見慣れた、木道とそのメッセージ。いつ描かれたのかな。まだこんなに鮮やかに残っているところを見ると、せいぜい2,3年前かな…などと話し歩きながら、一つ一つの想いの切実さが胸に突き上げてきて 、だんだん無言になる。


今日はそういう日だったんだね、きっと。小千谷駅前のクレープはまた今度食べることにして(?)、帰り道はちょっと遠回りしてみようか。

角突きを楽しんだあとの帰り道は、小千谷インターへ向かわず、角突き会場でもらった二十村郷ガイドマップだけを頼りに(山道でかなり迷子になりながら)ここへ。途中通ったトンネルがあまりに暗かったり、また奇妙に新しかったりすると、胸がドキドキする。震災により新しく作られた…ということはそれだけ被害が大きかったと言うことの裏返しになるわけだから。
人生に迷ったときや、努力がなかなか報われなくて、ようやく光明が見えたときに「長いトンネルをくぐり抜け…」というけれど、そのトンネルのイメージってこんなだね、きっと。関越道の現実的に整備されたトンネルばかりをくぐっていると、その感じはわかんないな。

 「はるかな るふるさと」…中越地震の震央にやってきた。く・く・く・く・くっ・く・く・くっ…じょうずにノドをふるわせて蛙の歌声がお出迎え。ウグイスも囁きあってる。穏やかなこの景色を見ていると、今ここに立つ自分の存在がすごくちいさくかんじる。

さて、せっかくここまで来たら、もう思い切って一般道から帰ってみようかと、17号を南下。コンビニで大好きな苺サンドとにんじんジュースをおやつに。新潟バージョンの苺サンドって、絶対カスタードが多い!そんなことない?超嬉しいんです。

思いの外空いている17号。…もう堀之内?早いねえ…わあ、ここが美味しい魚沼産コシヒカリの田んぼですねぇ。私の口には一年にきっと何粒も入ってこないブランド米ですけれど…なあんておしゃべりしながら、ふと気づく。
このまま行ったら苗場に行けちゃうわけだね?あ、そうか。やっぱりなんだか私たち、無意識にキヨシローに会いに行こうとしていたんだろうか。いなーかーへいこぉー。また頭の中を 同じ声がグルグルし始めた。

で、夕食は毎年フジロックのテントを張り終わったら必ずおじゃましているプロスペリタへ。私たちの顔を見て、マスターが「わっ」ってびっくりした顔してた。そうだよね。フジロックまではまだ80日もあるし。でも歓迎してくれて、すっごく嬉しかった。私たちの顔を覚えてくれている人がいるってことも。
「びっくりしたぁ。もうフジロックが始まっちゃったのかとおもった」って。
プロスペリタといったらめちゃめちゃ良い香りのジェノベーゼソース…オーダーしたトマトサラダにバケットトーストをサービスしていただいて、美味しいソースをしっかりパンですくっていただきました。旅に出るのは良いな。
私のメインはメランザーネのパスタ。揚げた茄子が香ばしくって感激。ごちそうさま。
お腹いっぱい!

また夏に来て下さいね。って。はい。モチロンです!

たびにでるのはいいな。帰ってきたら大好きな君がいるし。
ただいま。我が家のおうさま。はいはい。今からご飯にしますから。


2009/5/3(日):小千谷角突き初場所

あざやかな幟の立ち並ぶこの場所に今年もやってきた。 ただいま、牛太郎。勢子の皆様。東山小学校の明るい声の子どもたち。おひさしぶりです。今年も皆さんにお会いしたくて、ここに帰って来ました。
   

春萌えの山あいに、牛たちの雄叫びが悠々と響く。う〜ん。深呼吸。

 始まった。今年も角突きの季節。

 

愛牛を見つめる真剣な眼差しと温かく威勢をつける心意気と。今年も変わらない、角突きの風景。
闘う牛たちを見つめる勢子の眼差しには、我が子の成長を見つめる父のあたたかさ、厳しさ…それだけでなく、ちいさく猛り傲る険しさも感じる。女の私には決して踏み込めない気配、作れない眼差し。だからこそ惹かれるのか。

 あ、来た来た。牛太郎と子どもたち。君たちがやってくるとふっと心が和むなぁ。

「ケンカはあまり好きではない。ケンカはいけませんよと、その教育がしっかりと身についている牛太郎で…」

ぱっと突いたその瞬間を逃さずカメラにおさめて…。その次の瞬間には、お約束どおり、たったと逃げ出しちゃった。牛太郎、キミってば本当に可愛い!

会場の雰囲気を一気に和ませる…。
これって数多く名牛はあれども牛太郎にしかできない得意技!

考えてみれば、角を突くのは牛の本能、というが、牛たちは実際、どんな思いでここに来るんだろう。
本能として、ただ目の前の相手を突き、ひたすらにその衝動を果たすことに力を尽くしているのだろうか。自分の力を試す、とか、闘いぬくことの喜びに浸り涙する等というのは、どうも人間の本能ならぬ煩悩の部分かもしれない。闘い終えた牛たちの額に血がにじみ、息も荒く立つ様子を見ると不思議な気持ちになる。
やあ、キミ、楽しかった?辛かった?もっと角突きたい?あのさ、ここに来るのって楽しいの?どうしてあんなに頑張れるの?ねえ、相手の牛じゃあなくて、人間をやっつけちゃおうか、なんて思わないの?
少なくとも、牛たちが飼い主の声に応え、同じ土俵に立って威勢よく突き通す様子を見ると、それを嫌がってはいないように見える。それは本能?牛たちの気持ちを人間のものさしで理解しようなんてのが無謀であり無意味なのであろうけれど…。逃げ出す牛太郎を、優しい、とか、可愛い、とか感じとるのも、勢子の「ヨシター」の声に一気に相手の額を目指す丑蔵の心意気に 「忠誠」なんて言葉が浮かんじゃうのも、私という人間の傲慢さに過ぎないのかと…わかっていても心は揺さぶられる。牛たち。本当に素晴らしい。

  
 

そして今日もみごと闘いは分けられて会場に深いどよめきとため息とが響き、大きな拍手にとり変わる。
この瞬間に牛たちの舞台は人間たちの舞台であったと思い知る。この人間の動物を介した想いの大きさには、いつも深く考えさせられる。
牛たちに己の想いをかけ、闘いを見守り取り仕切る、真に男たちの文化。角突き。

さて、今日もありがとう。牛太郎、また来るね。
そっと額をなでながら、ね、牛太郎、またね、と声をかけたら、んんん〜と返事してくれた。
ありがとう牛太郎。
じゃ、またね。

 


2009/5/5(火):群馬中芸イーハトーヴォものがたりW

劇団群馬中芸の お芝居を見に行ってきた。部屋でノンキにしていたら姉から電話があって、14:00開演だからおいでと。そりゃまた急だなあ…。と思ったけど、今日は一日ぽかんと家にいるだけの予定だったから、すぐに行くことにした。中芸のお芝居、久しぶり!

イーバートーヴォものがたり パートW 「雪渡り」/「やまなし」

中芸の お芝居は、児童文学を題材にしながら、大人の心にも深く刺さるところがいい。今回のお芝居も、心がじんわりあったかくなるような演出と演技で素敵だった。でも、私が子どもの頃に見た中芸のお芝居のようなダイナミックさは、もうずいぶん見られなくなった気がする。

けれど、若い役者さん二人の演技がすごく素直で、そこがとってもよかった。最近の子ども向け劇団にあるような、過剰なおかしみを演出する下品な表情や、ノドを絞るようなえげつない声の表現が一つもないのはさすが中芸だと思った。そんなことしなくたって、作品の良さや、芝居の強さに子どもたちはきちんとついて行くものだと思うけれど。

でもでも、近頃の子どもたちが強い刺激に慣れすぎて、濃い味付けでないとすぐに飽きてしまうという状況にあるのは否めないかな。この演出で、うちの学校の子は黙ってみていられるだろうか、とか、宮澤賢治の幻想世界のイメージをきちんと描けるだろうかとか、そんなことばかり考えながらお芝居を観ていた。中芸にはずっと頑張ってほしいけれど、500人ほどの子どもが詰まった体育館で、このお芝居がどんなふうに観客に届くのか…少し寂しい気もする。どうかなぁ。でも、学校へ行ったら宣伝してみよう。

感心したのは、保育園の2〜3歳くらいの子どもたちが20人近く前席に陣どっていて、真剣に見入っていたこと。一言もしゃべらずに、夢中になって観ていた。日頃からよい文化を選んで大人から手渡され、吸収して育った感性の柔らかな子どもたちならでは、と思う。お芝居が終わって舞台あいさつにはいるところで、まだ照明の落ちた暗がりの中、保育士さんが用意した小さな花束を全部の子どもたちにささっと手渡していたのだけれど、その時も、子どもたちは一人も声をださない。よ〜く場の空気を読めているのだ。すごい!あんなにちっちゃい子なのに…。これはうちの学校の子たちには絶対「ありえない」見事な光景だった。そんなことに感心してしまったお芝居鑑賞。

群馬中芸の素晴らしさをきちんと感じ取れるような感性を、まずは子どもたちに育むこと。学力向上至上主義の再来に汲々となる現在の学校教育で、それが出来るのだろうか。淡く、静かで、あたたかい。本当に良いものを良いものだと感じ取る心が、いま、過剰に装飾され喧噪と軋轢がひしめく社会で生る私たちからは、ごりごりと音を立てて削り落とされているような気がする。

 


2009/5/6(水):お休みの日の朝ごはん

連休も今日でおしまい。この休暇中は絶対に仕事なんかしない!と、固く誓った私なのだけれど、明日から家庭訪問も始まるし、校外学習の計画もしておかなくちゃあならないし 、とすこ〜し気がかりな今日。
でも、意地でも仕事なんかするものか!と、決意も新たに(?)今日もきっちり遊ぶakyaなのでした。オンとオフの切り替えが大切!やるときもやらないときも徹底的に、が私のポリシーです よん。ふふ。

で、今日の朝ご飯は、手作りのスコーンと苺のコンポート。スコーンは小麦粉にお砂糖と生クリームと牛乳ちょろっとで、簡単にできちゃう。それと、ご近所の「こーちゃんみっちゃんのいちごやさん」で、完熟苺を買ってきてお鍋でくつくつした苺ソース。部屋の中があま〜い香りでいっぱい!熱々のスコーンと苺ソースに、クリームチーズを添えていただきます♪はふはふしながら。う〜ん。最高。
これね、コーヒーでも紅茶でも合う合う♪おいしー。いえい♪おやすみばんざい!


2009/6/28(日):どりんくどらんくどらんくどらんかー

ええ活用形なカンジで。

今朝は午後から合唱練習だったので早めに昼食を、と思って10時過ぎに昼食準備にかかった。ゴハン食べてすぐに歌うと気分悪くなっちゃうからね。

食事準備しながら今日もなんだか蒸し暑くて、のどが渇いたなって、冷蔵庫を見たら、お、頃合いな500mlペットボトルが。ヘルシアウォーターのうめ味だって。ウメジュース味?Tanyが買ってきたのか。うめってあんま好きではないけど、よく冷えてるし、のどは渇いてるし。ん?これ飲みかけだね。もう半分減ってる。お口に合わなくって残しちゃったのかしらん。
ま、いいや、いただいちゃえぃ、と、キャップをひねり、口いっぱいにごっくんと。……ん?うめあじ?げ。。。くわぁああああああ・ あ… あ?

ノドから胃袋へ駆け抜ける清涼感…ならぬ焼けるようなこの刺激は………あるこーるじゃん!

ええと、中身はキリッと焼酎でしたの。おい!誰だこんなの冷蔵庫にいれといたヤツは!思いっきりストレートで口いっぱいに飲み下しちゃったじゃあないか!ひるまっから、もう!
聞けば金曜夜の飲み会で残った美味しい焼酎をペットに移して持ち帰ったんだとか。ああ、そう。はい、よいお味でしたとも。だけどね、ならばペットボトルのラベルはがしとくとか、お酒だよっていっといてくれなきゃあ困るじゃん!だいいち、これじゃあ運転できない。正月でもないのに昼間っから飲酒。合唱に行けないし。あ〜あ。責任とって送ってよね、もう。いいや、どうせならって、開き直ってお昼ご飯食べながらワインもいただいちゃったりして。

てなわけで思いがけず今日はお嬢様なお送りお迎えな合唱練習でしたの。しかも思いっきりよっぱらいで。ま、いいカンジで歌えちゃったかしらね。あらら。

……って、一ヶ月以上ぶりにようやく日記更新してこんな話題。。。。


2009/7/19(日):あと1回。

8月8日の合唱団のコンサートまでに、私が参加できる練習は残りあと1回になった。林光作曲「原爆小景―水ヲ下サイ―永遠のみどり―」…何度歌ってもうまくいかない。なのに。あと1回。

私の耳はどんどん悪くなる一方なので、もうぼちぼち合唱はやめようと何度も思いながら、ここまで続けてしまった。教室では耳元で元気に話す甲高い子どもの声が聞き分けられない。「ごめんもう一度、小さい声で話して」とお願いすることが1日に何度もある。可愛い子たちなので、みんな先生を独り占めしたくて、大きな声で私の両脇から一気に何人もが話しに来るのだ。
すごく体調が悪かった日、
「ねえ、いま先生は、この子とお話ししてるの。わからないの?あなたとは次にお話しするから、少し我慢して待ってて。」
ぴしゃり、と言っちゃった。しまった!と思ったけれど後の祭り、一度飛び出した言葉はもう永遠に取り返せない。一気にその子の表情がくすんでいったのがわかって、私は泣きそうになってしまった。
私は何もしていないのに。そして、この子たちのために何でもしてあげたいのに。どうしてこの耳はどんどん聞こえなくなるんだろう。

合唱練習に行くと、一層気分が暗くなる。体調によってはピアノの音もよくわからない。自分の声と他の音との区別が曖昧な日もある。自分の記憶やカンだけが頼りなのだ。でも、完全に覚えてコントロールするにはまだまだ訓練が必要だと感じる。疲れてくると、自分がどんな音量でどんな音で歌ってるのか、完全に無意識で無制御にになってしまう。ふと気づくと、まわりの人が私と全然違う音程で歌っていてぎょっとなることもある。違うのは私?隣の人?

たくさん聞いてしっかり覚えなくちゃ。たくさん聞くこと。たくさん覚えること。たくさん聞くこと。

あと1回。そして本番。負けず嫌いの私にすがる。逃げるな逃げるなと叱ってもらう。
私はきっとできる。いままでだってそうだった。これからだって。あきらめなければきっとできる。

あと1回。がんばろう。


2009/8/5(水):あめばっかりでもなつやすみ

罰当たりなほどに やすやすと通知表を仕上げて夏休みが来た。この2年間は研修主任のシバリのために、2年連続で4年担任。昨年の計算式がまるまる残ってるExcelファイルに素点を入れて自動的に成績処理も終わり。しかも25人しかいないんだもの。所見もあっという間に書き終わっちゃった。来年以降38人やら40人やらのクラスに戻れる気がしない。こんなに楽をしちゃうと。

お約束通り夏休みが来て補習授業やら水泳教室やらをこなして週末ごとにフジロックに行ったり臨海学校に行ったりと、新潟三昧。土日も平日もずっと活動し続けて半月経過。今日は土日の引率だった臨海学校の振り替え休日で、この夏休み初、フリーの日。何をしようか。まずは髪を切って、すっきりしたいな。

この夏は音楽を聴きながらランニングするのが楽しくて。雨ばっかりだから走りながらも涼しくて良い。お気に入りのThe Offspring BEN FOLDS  RIP SLYME  MIKA  BUMP OF CHICKEN Red Hot Chili Peppers M.I.A.  そして息抜きの清志郎 やのあきこ 小曽根真 Bill Evans …まだ夜明け前の薄暗がりや、夕暮れ後の濃い闇の中を走るとそこは心いっぱいの音楽世界になる。私だけのライブスタジオで跳ねながら走る。さいこー。

なつやすみっていいな。起きたら好きなだけランニングして、シャワーを浴びておせんたく干して。アイスコーヒー飲んで。眠くなったら好きなだけ寝ころんで良い。本を読んだりラジオ聞いたり。いいなあ。
しかもしかも、こんなに遊んでもまだ朝の7時…!いえい!


2009/8/7(金):東京混声合唱団 八月のまつり

空気が澄んで小さく震えながらきらめくのが見えた。すっきりと見えた。何度もホールの天を仰いでしまった。どこかからこんな光の粉がまき散らされている のかなって。

声の輝きがはっきり見えて興奮した。人の声の美しさ…涼やかさ甘さ危うさなめらかさふくよかさ…声でできた音が幾層にも震えあいながら延びていく。美しいなあ…人間に生まれて、歌の歓びを知ってその場に息をしていることが何と貴重なことかと思えてならなかった。

水ヲ下サイ 永遠のみどり は、まさに私の知っている、私のずっとイメージしている声で形作られていた。最初の一音を聞いたとき、「それだ!」と心の中で叫んだ。無意識のなかで私の心が歌っている。同時に。

至福って言葉はこういうときに使うんだね。見たことはないけれど、妖精っているのならば、彼のホールの高みにいたよ。きっと。

 


2009/8/8(土):さあてと

今日は前橋市民文化会館に向かいます。ぐんま子どもの人権宣言合唱団のコンサートでございマス。

わたしは、わたしの歌を歌います。

 


2009/8/8-9(土-日):舞台から降りたら

みんなが笑顔だ。舞台に立つこと。そのあとに出会うすべての人がその瞬間きっと笑顔。そこが良いことの一つだと思った。 そして、てらいもなく握手ができる。恩師が来てくれていて、同僚が来てくれていて、友だちが来てくれていて、かつて一緒の舞台に立った人も来てくれていて、家族が来てくれていて、みんなが「感動」と言う言葉と共に笑顔で。時に握手を求めてくれて。長い時間の努力の成果を伝える時は瞬時に消えて行くけれど、脳裏にその笑顔の余韻と手に残る暖かさはきっと消えない。ずっと。

たくさんもらった「合唱」と「私」への言葉。

すごくよく伝わったよ。
曲だけじゃなく、歌い手の思いとテクニックがたいしたものだった。
あなたの声、きれいに響いてたねえ。
原爆小景のあとは体が動かなかったんだ。拍手したくてもできなかった。それは歌の勝利だと思う。
子どもたちが救いだった。あのあと子どもたちが出てきてくれて、赦された気持ちになった。
永遠のみどりって、ソリの声の方が合唱よりずっと響いていてびっくり。
やっぱり「命輝け」が最高。フィナーレのオブリガートにいつもやられる。
ずっと歌っていてね、あなたのソロが聞きたくて来ているんだから。

よく知り合っている方からも全く初対面(?)の方からも声をかけられる。「ああ、この人よ、ねえ、私が話してた、ねえ、嬉しいわあ」なんて、握手を求められ、深々とお辞儀をされて面食らったり。私は全然アマチュアの歌い手だけれど、もう何度も歌い続けて来た結果として、どうやら舞台上だけのお知り合いが増えているようだ。「母さんの樹」「ぞう使いの娘」をもう一度聞かせてほしい、と言う人までいて驚いた。よく覚えているのねぇ。でも、いま冷静にふり返るに、あれって、ぞう使いの娘って言う歌?ん〜?ちょっと違うかなぁ…。でも、ほんと、どなたかは存じませんがありがとうございます。励まされます。

終了後はみんなでさらに笑顔と高笑いの打ち上げ。この合唱団の良いとこって、なんと言ってもメンバーの良さにあると思った。合唱団の目指すところが確かだから、自然、よい仲間を引き寄せているのだと思う。

満ち足りた思いで帰宅。さあて、次なる目標は…。 


2009/8/14(金):出穂

家のまわりのたんぼ道をとことこ走っていると、ここ数日で風の匂いが変わったことがわかる。これまでの青く爽やかだった草木の匂いが、急に何とも言えないお米のあまあい匂いになっている。穂が出始めたんだなぁ…と、でも走りながらだと、まだその淡くオリーブ色した穂は見分けられないでいた。そして今朝。涼しい風の渡るその田に、はっきりと、稲穂が揺れていた。やあ、おはよう!出てきたんだね、キミ。もう秋だねぇ。

深呼吸すると、いまこうしてノンキにキーボードをぱたぱたしている私の部屋にやってくる風もあまあい匂い。お日さまがんばってね、うんと美味しいお米にしてあげてね。

あと10日の後にはまたやかましい毎日が帰ってくるのだけれど、今週はわりとのんびり。朝起きてランニングしてシャワーしてご飯食べて、お洗濯にお掃除、本を読んだり昼寝をしたり、ネットを眺めたりフジロックの記録をアップしたり…

昨日は1日七頭舞を教えてもらいに行ってきて(全然覚えられなかったけど)すごく楽しくて筋肉痛が嬉しくて、また夜になったらちょこっと3kmコースを走りに行って…と、めいっぱい夏休みだ。もうじきやってくる2学期に向けて、チャージチャージチャージ……まだまだランプはRED点灯中。

で、今日はとりあえず、日記かいて

明日は小千谷だ!!ソラ ヨーシター!!!


2009/8/14(金):I can see the RAINBOWS

♪red and yellow and pink and green, purple and orange and blue,  I can see the rainbows , see the rainbows , see the rainbows now !!

東の空を見つめて、窓枠に座ったミシェルがいつもと違う声で鳴き出した。どしたのみしぇる、ただの夕立雨だよ、って外を見やると…

にじ!思わずJohn先生と一緒に歌った歌を歌いながら…カメラカメラカメラ!と、ずぶ濡れになりながらぱちり。

急なにわか雨。お日さまは西のソラで元気なのに、結構な雨粒がバチバチと腕にいたかった。

すぐそこの桃園から立ちのぼってる虹。。。!キレイ!!

2009/8/15(土):お盆突き

真夏の太陽がようやく照りつけるようになったここ数日。今日はまたいつものように小千谷へ。

昨日からどうも体調がよろしくなく、他のことだったら、家のベッドで静かにしてようかなってなカンジだったけれども、角突きだものね、エイってなカンジですね。ふふん。それにそのほかにもいろいろ本日はオタノシミもあったりするし。
ソラヨシター!自分!!と、出かけたのでした。

お!駐車場には例の26時間テレビの耐久レース参戦三輪車が展示されていた。ちょうどその日は合唱の最後の練習日で、その後もテント帰宅。テレビと無縁で熱戦の様子は全く見られなかったのだけれど、ずっとケータイから得られる情報に頼って応援していた。そうか〜、こんな愛嬌たっぷりのウシ顔三輪車だったのかあ。 あ、しっぽも付いてるぅ。こんなのに体の大きな紅桜さんらがのって何時間も走ったなんて 、そして見事4位だったなんて。もしもテレビの前にいられたならば、それはもう釘付けだったろうな、と想像しつつ写真を。
 

真夏の角突きは牛たちにとっても勢子の皆さんにとってもキツイだろうなと思う。雨でも晴天でもモチロンいつもの定位置な私にとっては、お天気がどうであれ、楽しませていただくのみなのだけれど、 何とも今日のこの陽射し!さすがはお盆です。

Genさんの素敵な写真があしらわれた激レアグッズの(?)うちわで顔を扇ぎながら、何度も空を見あげては、あ、あの雲!もっとこっちにお出でお出で。。。と雨乞いならぬ雲乞いを…。その甲斐あってか(?)後半からは夏掛け用のお布団のような雲がやってきて、良い具合に日が遮られ 、涼しく観戦できた。ふぅ。
それにしても、ずっとお仕事続きでようやくのお休みに、夜を徹して秋田から来たGenさん、こんな陽射しの中で、大丈夫なのかな…
取り組みの入れ替えで少し時間が空いた時、ふと、心配になって斜め後ろを見あげたら…
Genさんはおっきな望遠の付いたカメラの三脚にもたれるようにじっと目を閉じていらっしゃいました。ふふふ。やっぱりお疲れなんでしょうね。その熱意と想いの深さに、心の中で拍手!

私はと言えば、昨日からずっと体調が悪くて頭痛と腹痛と吐き気と立ちくらみと肩や関節の痛みにやられっぱなしだったのに
牛たちの闘いっぷりを見ていると、そちらに夢中になって、自分のことは忘れてしまった。

何度見ても取り際の勢子の皆さんの動きはお見事!
牛たちの闘志みなぎるさなかに闘いをわけ、その鼻を取りに行く様、その瞬間は思わずこちらも力が入る。
するっと足に綱を掛ける勢子、その綱を一斉に引きにかかる勢子、走り込んで角を押さえる勢子、牛の動きを読んでさっと手を伸ばし、鼻をとる勢子…その連携。
おお…!会場中を歓声とため息の混じった低いうなり声が響き渡り、ついでわあっと拍手が巻き起こる。
いつの間にか身を乗り出している。ふうっとため息をついて背を持たれ掛ける。

終わったら背伸びして深呼吸。たのしかったあ!!すごかったねええ!!肩こりまくりだね。無意識に力が入っちゃうんだよなあ…。
腕をグルグル回して背をそらせて、体じゅうごりごりいわせてから、片付け。おっ!立ち上がったら目の前が真っ暗。うひゃあ。たちくらみぃ〜。

いつものように笑顔で小栗山をあとにした。超多忙な2学期を前に、夏休み最後の休日を思いっきり満喫できました。皆様ありがとうございました…と感謝の気持ちで一杯になりながら。次に来られるのは千秋楽かなあ…。

おまけのおたのしみその1は小千谷の駅前クレープで した。うふふ。ちょこばなななりぃ。