思いつくまま、忘備録の代わりに書き付けます・・・。


日記

2004年12月17日
昨日につづき、晴れ。金曜日。
勤務先による健康診断アリ。とくに、異常なしとのこと。

書店にて、高島俊男さん「中国の大盗賊」(講談社現代新書)の「完全版」をみつけ、購入。
旧版の刊行が1989年。かなり版を重ねる。
が、当初の仕上がった原稿420枚を編集上の理由より270枚へと削減。
ずいぶんと意の尽くせない内容となったらしい。
今回、装丁を一新するのをキッカケに、完全版を出すことに。
現代史の毛沢東の部分を復活させた内容となった。

同時に、シオドア・スタージョン「時間のかかる彫刻」(創元推理文庫)をも購入。
これまた読むのが、楽しみ!
2004年12月16日
木曜日。晴れ。
12月ともおもえない好天気がつづく。

 少年ら5人による「おれおれ詐欺」のニュース。
オレオレ詐欺のマニュアルを作成。警察の調べに「2500万円以上だましとった」と自供。
そのお金で1泊4万円の東京都内のホテルに数回宿泊、そのつど毎回6万円のフランス料理を注文するという豪遊ぶり。
 が、それ以上に呆れたのは、「バブルがはじけたのは年寄りがたんす預金で金をため込んだせいだ。だまし取って使えば景気回復につながる」と語ったという少年らの動機。
なんというか、手前勝手な理屈に自己正当化の化粧を施したらこんな科白ができあがる・・・そんな感慨をおぼえてしまう。そもそも、歴史認識がはなはだ狂っていると言うのか?

もうひとつ、発言で気になった件。
横田めぐみさんの遺骨だとして、北朝鮮から渡された骨が別人のものだった。
じつに腹立たしい一件で、「やっぱ北朝鮮は信用できない」と憤るのも理解できる。経済制裁も必要かもしれない。が、安倍晋三自民党幹事長代理がとある公の場で発言したという「経済制裁に反対の者は、北朝鮮のシンパだと思って間違いない」との意見、やはり肯けるモノではない。
異なる意見であっても共存を容認するのが、民主主義の根本ではないのか?
それを国の枢機にたずさわる人が、自ら否定するような発言をするとはネ。

安倍晋三という人にしては、大失言じゃなかろうか?

読んだ本。藤本正行「信長の戦争」(講談社学術文庫)
2004年12月14日
火曜日。晴れ。
昨日に続き、斉藤一のこと。
オダギリジョーが演じた役柄であるが、ふと実際の彼はどんな言葉使いをしていたのか、が気になった。僕の「書架」にも挙げた吉田直さん「FIGHTER」に斉藤一は脇役ながらけっこう重要なキャラとして登場しているが、あの作品のなかで彼は、播磨(兵庫)訛りのアクセントで話をしている。
そんな彼は、一人称は、「わい」なのだな。
で、番組中の斉藤一の名科白、「お、俺の責任だ・・・」は、当然「わいの責任や・・・」となる。
なんかこう、コミカルな印象をおびてくるのは、関西弁の効果だろうか?
2004年12月13日
「新選組!」最終回、ビデオを撮っておいたのを観る。
近藤勇斬首の噂は一気に広まり、土方たちはむろん、今は離脱した者たちへも波紋を広げていく・・・。
永倉新八は近藤をあしざまにいう友人を一喝し、原田佐之助は命を救わんものと刑場へと奔る!

 そして斉藤一は松平容保の命をうけ、京都へとむかう。
「会津藩主、松平容保公の命により、近藤勇のおん首、取りもどしに参る!」
途中、関所にて新政府軍に旅の目的を問われ、応える斉藤。
「何者だっ!」いきりたつ新政府軍の兵士たち。
それに対して、例によって無表情に淡々と名のりをあげる斉藤一。
「会津藩預かり新選組三番組長、斉藤一!」
仰天する相手の兵士たち。
「と、とりおさえろっ!」
が、雑魚どもの兵士が何人いようと敵うはずもない。なにしろ相手は、新選組でも屈指の使い手だった斉藤一なのだ。
ロクに反撃することもなく、あっというまに斬り伏せられる兵士たち。
斉藤、何ごともなかったかのごとく、懐紙を取り出し、刀身をぬぐうとせめてもの手向けとばかり斃れ伏した兵士たちの身体に撒いていく。
そして平然と京都への歩みを再開するのである・・・。

か、格好良すぎるゾ、斉藤一!
(このシーン、ビデオで何回見なおしたことか!)
ただこの人、史実の斉藤一は、とんでもない酒豪だったらしい。
「一升二升ぐらいは呑んだうちに入らない」
「酒が入ると、無性に人が斬りたくなる」
などという言葉が後世に残されている。
酒席でこの人の隣に坐したがる物好きはいなかったとか。
(って、あたりまえの話だ!)

番組でも言っていたが、後年警察官になり、博物館看守や高等師範学校書記を経て大正4年に病没。死因は酒の飲み過ぎによる胃潰瘍。享年71歳。
2004年12月12日
日曜日。曇り時々雨。
購入した本、二冊。

荻野目悠樹 「撃墜魔女ヒミカ 第三巻」(電撃文庫)
栗本薫 グイン・サーガ98巻「蜃気楼の旅人」

本日、NHK大河ドラマ「新撰組!」最終回。
人によっては、タオルを用意して観られるそうな。
さて?
2004年12月10日
 金曜日。ここ二、三日好天気が続く。
栗本薫さんのサイト「神楽坂倶楽部」をのぞいたら、グイン98巻刊行のアナウンスあり。今年最後のグイン・サーガ、どんなお話なのか?どちらにしろ、入手できるのは、明日か、週明けだろうけど。

 作家の夏見正隆氏よりメールをいただく。
以下、その一部を引用する。

「ソノラマで三月に出す予定の<たたかう!ニュースキャスター 3>
 の原稿に取り組んでいるところです。
 <僕はイーグル>のシリーズ続編も書きたいのですが、
 徳間では新しくスタートする<edge>というファンタジー系ノベルズの
 レーベルに力を入れているところなので、しばらくは
 <護樹騎士団物語>に専念することになるかと思われます。
 こちらの新刊も、来春三月の予定です。
 主人公の12歳の少年時代からスタートする、大河物です」

 来年のことをいうとオニが嗤うというが、これで2005年初頭はけっこう楽しみがふえた感じである。グイン新刊はあるわ、トリポッド第2巻はあるわ、そして夏見正隆氏の新作品・・・。そういえば、田中芳樹さんの「アルスラーン戦記」はどうなったンだろう?
2004年12月08日
ジャストシステム社よりメールが届いた。
来年2月、一太郎の新バージョン「一太郎2005」がでるそうな。
バージョン・アップのお誘いである。
が、残念ながら、今回は僕はパスすることにする。
「2004」だってまだ使いこなせてない機能があるのだ。そんなにつき合いきれるモノじゃない。
次か、その次の機会に、ということで・・・。

63年前のきょう、日本海軍の奇襲による「太平洋戦争」開戦の日。
多くの人と、クニの運命を大きく変えた一日。


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