林道名 | 簡単ガイド | 調査日 |
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入笠林道、 釜無山林道、 金沢林道 |
<入笠山へはこちらから>
国道20号線で長野県に入り、富士見峠の信号を左折してそのまま直進すれば入笠林道である。 舗装路を約10kmほど登るといったんピークになり途中の大阿原湿原にぶつかる。 入笠山へは右折するが、左手方向は釜無山林道の起点になる。右折した先は「首切清水」を通過して やがて下り加減になってT字路に突き当る。 左手の急なダート(すでに舗装済:2004.5.2)を登ればマナスル山荘に着く。 このあたり一帯は牧場なので開放的な雰囲気である。マナスル山荘から入笠山頂上までは小一時間で登れる。 頂上は広く四方の眺めが良い。ちなみに先のT字路を右に行くと、このあたりを一周する周回林道 (ところどころダート)になるし、芝平峠、金沢峠、千代田湖方面にも行ける。 釜無山林道は大阿原湿原から総延長10kmほどの林道であるはずだが、2.4kmの所でゲートが閉まっている。 釜無山へはここから歩くことになる。標高約1,900m、ダート率50%、クマザサ、 カラ松の中を行くフラットで走りやすい快適林道である。 金沢林道は芝平峠及び金沢峠から茅野市青柳に下っていくダート林道である。 マウンテンバイクのトレーニングコースになっているようなので走行に注意を要す。 |
1997.6.7 1998.8.7 2004.5.2 |
黒河内林道 |
黒河内林道はマナスル山荘から南に下って、入笠牧場の牛よけのゲートをすみませんがと入らせていただく。
数百mでもう一つのゲートがあり牧場を出る。(カギはかかっていないので開けたら必ず閉めること)
このあとは小黒川に沿って戸台まで、道幅は狭くはないがガードレールもなく泥の多い14kmのダートを 緩やかに下る。林道そのものは美和湖南端の黒河内までを言うらしい。 南アルプスの甲斐駒ケ岳、仙丈岳の登山口である北沢峠に向かう林道、 つまり南アルプス林道方向には赤い橋(戸台大橋)がかかっているが一般車は通れず、 番人の小屋があって村営マイクロバスだけが通れる。 |
1997.6.7 1998.8.7 |
県道芝平高遠線 |
県道211号、芝平高遠線は長谷村の美和湖北端の非持と茅野市との境にある芝平(しびら)峠を結ぶ。
全体として1.5車線幅の県道であるが、県道らしいのは非持から芝平の集落まで。
芝平の集落から峠まで約3kmはダートである。そこかしこに廃屋の目立つ寂しい県道であるが、
峠近くは高原のような雰囲気になり、このしだれ桜のあるあたりはポイントが高い。
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2004.5.2 |
町道高嶺線 |
県道芝平高遠線の宮原から国道152に抜けるトンネル手前に簡易舗装の狭くて急な登り口があるので
そこを登ると町道高嶺線になる。
すぐに舗装は切れ鬱蒼とした赤土の泥道を登る。高度を一気に稼ぐとやがてフラットになり見通しも良くなる。 眼下に国道やその国道を挟んだ向かいの山々が見えるようになり、林道の雰囲気として悪くない。 県道芝平高遠線とほぼ並行して北上し、後半は入笠山や八ヶ岳方面がよく見渡せるようになる。 金沢峠まで全長15kmのダートで千代田湖側の舗装路に合流する。 |
1998.8.7 |
林道女沢線 |
長谷村の美和湖の南のはずれ、黒河内林道の分岐に近いが、三峰川橋を渡った右手に入口がある。
直ぐに林道表示があってダートになり女沢に沿って登っていく。
途中、工事路線と合流するが、林道そのものは比較的古い感じの路面である。 上の方はどこが峠なのかわからないほど平坦になる。突然舗装路になるのでたぶんそのあたりが 駒ヶ根市との境の峠なのだろう。駒ヶ根市側の下りは全線舗装である。木曽駒ヶ岳などの中央アルプスがたまに視界に入る。 |
2004.5.2 |
林道長谷高遠線、 林道長坂線、 林道前浦線 |
国道152号線、分杭峠の少し北(中沢峠)、長谷村側カーブのところに林道長谷高遠線のダートの入口がある。
小砂利が敷いてあり、フラットで走りやすい。ただし崩れやすい構造らしく幾度となくよけながらの走行を強いられる。
名前からすれば高遠まで伸びていそうな気もするが実際には約7kmで行き止まりになっている。
が、いずれ延伸されるものと思う。やむを得ず少し戻ったところに林道長坂線があり、
市野瀬まで下っていくことが出来る。なお、下りきったところに柵があってびっくりするが、
獣よけなので「通行する場合は開けてください」と書かれている。
林道前浦線は分杭峠から東側に下って行くダート路であるが1kmもしないうちに崩落箇所があり その先は未調査。 余談であるが、分杭峠で前浦線の付け根のところに 「日本で唯一のゼロ磁場地帯」があり、 マイナスイオンを多く浴びることで健康によいというエネルギースポットがある。 |
2004.5.2 |
林道釜沢線、 林道鳥倉線 |
大鹿村の小渋橋(中央構造線博物館のところ)から国道と別れ、小渋川に沿って県道253を入っていくと
途中から林道釜沢線に入れる。終点の御所平まで1.5車線の舗装路を3.3q、眺めは中程度。
御所平とは宗良親王がお住まいになっていたところということで御所の名前がついているそうだ。
このあたりではかなりの高所(約1,600m)に林道鳥倉線が走っている。 入口が複雑で脇道も多くあり迷いやすいが、鳥ヶ池キャンプ場か夕立神パノラマ公園への案内板を目指していけばよい。 2車線幅で広いが全線舗装路。特にこの夕立神パノラマ公園展望台からの景観はすばらしい。 南アルプス荒川岳、赤石岳(この画像の正面)、聖岳とほんとにパノラマ展望である。 |
2004.5.2 |
蛇洞沢林道、 御池山林道 |
蛇洞沢林道は現在村道として指定され、国道152号線の通行不能区間に代わって地蔵峠を結んでいる。
途中からしらびそ峠に行く道が分岐している。しらびそ峠は標高1,833m、
南アルプスを見るのに最高の場所である。
峠からはさらに延々と遠山林道が伸びているが入ることはできない。
しらびそ高原の「ハイランドしらびそ」から下伊那郡上村の下栗の里のところまでの14kmが御池山林道である。 御池山の脇を通るが、ちょうどこのあたりがかつて隕石が衝突してできたという「御池山クレーター」のあるところだ。 クレーターのほとんどは侵食され約4割ほどしか形が残っていないということだった。 ハイランドしらびその手前4kmのところに説明看板と展望台がある。 眺めのよい林道で南アルプスの展望をダイナミックに見ることができる。 |
2005.5.1 |
上高地乗鞍スーパー林道、 乗鞍スカイライン、 乗鞍エコーライン |
上高地に向かう国道158号線の釜トンネルに入る手前、中の湯から安房トンネルに入らず旧道を進み
安房峠に向かう。この道、トンネルが出来る前までは観光バスのすれ違い渋滞などでたいへんな難所だったらしい。
連続したカーブの最後のあたりで左手に上高地乗鞍林道の入口があり、有料林道であることが書かれている。 この林道はこの先三つの区間に分かれていて、全線有料の舗装林道である。 一つ目が白骨温泉まで(\560)、二つ目が乗鞍高原まで(\420)、三つ目が奈川温泉まで(\860)である。 入口近くに穂高方面の眺めのよいところがあるが、他にはこれといって何もないただの山道である。 白骨温泉には公共の露天風呂があるので是非どうぞ!(男湯は上の道路から丸見え) なお、この林道には唯一のトンネル、「蛭窪隧道]がある。 <乗鞍岳へはこちらから> 乗鞍エコーラインは乗鞍高原と長野、岐阜県境の畳平を結ぶ県道84を言う。 この画像の通り快適な高原道路である。畳平からはコロナ観測所などを経て乗鞍岳のピーク、剣が峰に近い。 そして畳平からは岐阜県側の平湯まで乗鞍スカイラインがある。 畳平(2702m)で合流する両者は日本で最も標高の高い地点を走る山岳道路である。 (その後、乗鞍エコーライン、乗鞍スカイラインはどちらもマイカー規制により平成15年5月から 通行できなくなり、バスまたはタクシーのみでの利用となった。 シーズン中はマイカーによるたいへんな混雑であったので自然環境保護の面からもやむを得ないと思われる) |
2001.8.6 |
月夜沢林道 |
月夜をたよりの裏街道! わけあって表街道を通れない人々がひそかに超えたという山道である。
いまでもダイナミックな峠越え、荒々しさが際立っていて魅力度ピカイチの林道。
南安曇郡奈川村から木曽群開田村に通じるとても険しい山道。とくに峠を境に北側は多くのガレ場があり、 また谷側にも深く切れ込んでいる。南側は一気に下ったあと、だらだらと平坦な道が続く。 夏草の生い茂る忘れられたような道だ。標高1,695mの月夜沢峠を境に北側約6.7km、南側9.7km。ダート率は100%。 奈川村側入口は県道39、奈川野麦高根線で野麦峠に向かい、 中ほどの川浦歴史の里(つまり、そばどころ「峠路」)を過ぎてすぐ川を渡った左手にダートの入口がある。 開田村側は小野原のバス停に出る。(参考:開田村側には[土砂崩落全面通行止め]の表示があるが、 奈川村側にはない) 詳しくはこちら⇒「乗鞍高原と月夜沢林道」 |
2001.8.7 |
折橋林道 | 木曽街道と呼ばれる国道361号線、開田村と木曽福島間に新地蔵トンネルがあり、
その上に折橋トンネルがある。
小野原のバス停から折橋トンネルを目指して荒れ放題の廃道となった山道をいくと約数キロでたどり着くが、
すでにふさがれていて折橋側に抜けることはできなかった。
トンネルに向かって右側にはダートの下り口があり折橋林道となる。カラマツ林の中で全く展望はない。 薄暗い道がダラダラと続き、やがて国道に出る。 |
2001.8.7 |
鳥居峠旧道 | 国道19号線、つまり中山道であるがその新鳥居トンネルの上に旧中山道鳥居峠がある。
西側からは新トンネル手前を左折、消防署の脇の道を登る。 ハイキングコースも併設されているがほとんどがダート。林の中の道を登っていく。峠には峠山への分岐がある。 また少し下ると茶屋跡があるが、元々の古いものを建て替えたようだ。 ここからも林の中の暗い道を進み、やがて舗装路を急降下すると奈良井宿のど真ん中に飛び出る。 (参考:出たところで右に行けば旧街道のほとんどを見ることができる) ところで、よく見ると気付くと思うが、この2階をせり出させたような構造(出梁造り)は この宿場独特の建築様式なのだそうだ。 なお、現国道とこの旧道は落差が大きい。中間的にも旧国道(旧鳥居トンネル)があったことと想像でき、 その痕跡をいずれ調査する予定。たぶん、現トンネルの南側500mほどのところに並行して掘られていて、 すでに塞がれているのではと想像している。 |
2001.8.7 |
七蔵寺林道 (王城枝垂栗線) |
「日本のヘソ」といわれているところは各地にあるが、長野県辰野町の七蔵寺林道脇にもある。
東経137度59分36秒。北緯36度00分47秒。北方領土や沖縄をはじめとする南西諸島、 小笠原・・・といった島部分を除き、日本列島の単純な形を想定して、それを緯度経度でこれまた単純に割ってみると、 だいたいこのあたりが「ヘソ」ということになるらしい。ここを通る幹線林道を七蔵寺林道というようであるが、 正しくは王城枝垂栗線というようだ。本来は七蔵寺に向かって下るボロボロの支線林道のことらしい。 辰野駅の北側、野球場に向かって登る道がありそこに林道王城枝垂栗線の細い入口がある。 このときは舗装工事中であり、5.5kmのところでしっかり通行止めであった。 やむを得ず国道153号線に戻り、小野宿まで北上し「しだれ栗入口」の信号を右折、 せまっこい道を進むがすぐに二車線道路になり、「日本中心の標」の目印にそって進むと林道入口はすぐに見つかる。 こちらからの王城枝垂栗線は入口からダート、ススキが両脇にある快適林道である。 中ほどから林の中になりドロでぬかるんでくる。入口から6.5km、ヘソに着く。 木製でよく見えない「塩嶺王城県立公園、日本中心の標」の案内板のすぐ上に石造りの碑があった。 本線からちょっと分岐したところに避雷針つき約数mの展望台もあり、なかなかグッド。360度見わたせる。 |
2001.9.16 |
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