神奈川県丹沢、足柄地区

林道名 簡単ガイド 調査日
栃谷坂沢林道、
坂沢林道
 相模湖町の甲州街道底沢橋から美女谷温泉に向かって細い道を入る。中央本線の下をくぐって線路に沿って進み、 温泉宿の脇を道なりに登れば栃谷坂沢林道となる。
 延長10km、幅員4mの表示がある。明るい雰囲気の切り開かれた山林を登っていく。 尾根を越える峠のようなところに開通記念碑があり、陣馬山明王峠から相模湖に下りるハイキングコースとクロスする。 その先は栃谷川に沿って下り、陣馬の湯の3軒の温泉宿を抜けて藤野町沢井にでる。 峠の藤野町側100mを除いて全線舗装。
【すでにしっかりゲートが出来ていてもう入ることはできません。(2000年6月)】

 坂沢林道は底沢橋から甲州街道を大垂水峠側に200mほどのところで、 左折して登り返す道があるのでここを進む。中央本線の横を通り、中央道の下をくぐって美女谷温泉への道に合流する。 途中に甲州街道の旧道が分岐していて中央道小仏トンネルの上まで行っている。 (この道は公団の敷地で、小仏峠へのハイキングコースは手前に分岐している)
 林道自体は短いが最近の表示では 「林道栃谷坂沢線」となっていたので坂沢林道自体は併合されて消滅してしまったのかもしれない。 全線舗装、通行可。
1997.5.11
2003.11.15
藤野町の林道  国道413号線、道志みちの青根から藤野側に向かって右折すると奥相模湖の先、 天神トンネルの手前左手に細い道がありそこを左折する。すぐに綱子トンネルがあり、 そこを抜けると網子の集落に下っていってT字路に当たる。ここを左折してからが林道で、 峠の先までは舗装されているがあとは未舗装。一山越えて下りきった出口は「このまさわキャンプ場」のところ、 約3qの山道。再び道志みちに戻る。 1999.7.20
神之川林道、
犬越路(いぬこえじ)林道
 道志みちの青根の集落から山側に向って細い道を登っていくか、または両国橋方面に向かって少し先にある 神の川入口という太い上り坂を登る。ちなみにここには何故あるのかわからないが道志みち唯一の横断歩道橋がある。
 神之川に沿ってキャンプ場や釣場が多くありシーズン中は賑わうが、砂利採取場もあるのでダンプも多い。 小瀬戸隧道、大瀬戸トンネルと通って神ノ川ヒュッテのところまでが神ノ川林道である。 ここの日影沢橋を渡ったその先からが犬越路林道となるがそこには頑丈なゲートがあって入れない。
 神ノ川林道は以前(平成10年より前)はドロドロヌタヌタの平らな道で楽しめたが、 その後はあらかた舗装されて、しかもところどころバイパスされて幅広になった。エビラ沢橋もそのひとつで 大きく弧を描いた橋の滝側には旧道の橋桁がある。
 神ノ川ヒュッテからは日影沢に沿って登山道があり、1時間ちょっとで犬越路峠まで行ける。 むかし武田信玄が犬に先導させてこの峠を越え、小田原に攻めたという道である。峠には古いが避難小屋がある。 犬越路林道の峠はこの峠の少し東側をトンネルで越える。

 ある日の日曜日、工事もしていないということで犬越路林道に入らせていただいた (この時点ではゲートに鍵はかかっておらず、何人かの釣り客も入っていた)。
 しばらくは川に沿ってゆるい登りの石ころの多いダートを進む。レリーフ付きのトンネル2つ (孫右衛門トンネル小洞トンネル)とふつりあいに立派な橋 (檜皮橋:ひわたはし)とがある。孫右衛門トンネルの手前の孫右衛門沢には数段に別れているかなり立派な滝がある。

 ゲートから2q程で広河原というところになり、ここからは川を離れて折り返すように ガラガラの急坂を登っていく。次第に見晴らしがよくなり、登ってきた神ノ川方面が見おろせる。 上部は平坦になり舗装済みであった。再びゲートがあらわれてこれを抜ける(開けては元に戻す)と山北側に抜ける 犬越路トンネルがある(この画像は山北側)。 誰も通らないのに天井にナトリウム灯がついているのが不思議だった。 トンネル出口にはちょっとした広場(富士見園地)があり開設記念碑が立っていて、 こんこんと湧き出ている水場もある。ここから丹沢湖までの下りはきれいな舗装路である。

 【犬越路林道は2000年5月、ゲートが堅く閉ざされていてもう入れそうにありません。 山北側も、県道から500mほどでゲートがあり、富士見園地までも登っていけません。】

 【2004年7月、自転車で広河原まで入ってみましたが小洞トンネルを出るところまでは舗装されいて、 そのあとはかなり荒れていました。】
1997. 6.15
1997.11.30
2004.7.3
荒井林道、
奥野林道、
伊勢沢林道
 宮ヶ瀬湖西側の林道。津久井町鳥屋からは馬術場側に荒井林道が、そして直進側に奥野林道がある。 奥野隧道で峠を越えるとトンネル出口で左側に 荒井林道まで下る道と分岐する。奥野林道はそのまま右折して水沢橋先の伊勢沢林道分起点まで続く。 この画像の右側が伊勢沢林道で、左の直進方向が奥野林道である。この先3km以上続くと思われるが どちらもゲートがあって入れない。奥野林道はこの先キャンプ場があるためかタクシーと自転車なら入れる。 (左側の通行止め標識に条件表示がある)

 荒井林道は虹の大橋の北側から宮ヶ瀬湖に沿って早戸川橋まで走る舗装の山道。

 【奥野林道に自転車で入りました】(2005.5.5)
 ゲートからは登りの舗装路、約2.5kmで平坦になり自転車でも苦にならない。 4.5kmあたりでダートに変わり終点まで続く。ゲートから6.6km、奥野林道の総延長は8.4kmである。 早戸川が見下ろせるほか特にこれといった特徴はない。
 伊勢沢林道については入口からずっと登りが続き、平坦になることはないが全線舗装されている。 ゲートのところを起点に約4.0km、展望のきかない単なる山道である。
1997.3.15
2000.5.21
2004.5.23
2005.5.5
早戸川林道、
金沢林道
 早戸川林道の起点は宮ヶ瀬湖ビジターセンターの近くにあるが、 ゲートで閉じられているため早戸川橋まで通行できない。全線舗装で途中 汁垂(しるたれ)隧道がある。このトンネルから約1kmで金沢橋があり、 そこから金沢に沿って金沢林道が分岐している。
 金沢林道は分起点から舗装路が約1.5km続くが、その先はかなり荒れたダートになる。 送電線鉄塔の作業用道路のようでこれといって見どころはない。

 早戸川林道は早戸川橋で宮ヶ瀬湖の対岸を走っている荒井林道と合流し、 ここから通行可能となってさらに丹沢観光センターまで続く。そこには再びゲートがあるが、 その先の魚止橋を渡ると舗装が切れる。約1kmで終点になるがこの間崩れた部分も多く、道としての機能はもはやない。 全長11.8km。なお、林道終点からは登山道になり、丹沢名所「幻の大滝」(早戸大滝)への道となる。
1997.3.15
2000.5.21
2004.5.23
村道土山高畑線、
ハタチガ沢林道、
堤川林道
 宮が瀬湖の南端にある県道伊勢原津久井線の土山峠は峠らしくない。それというのもダムによって 旧道が消えたからであり、それまでは峠らしかった。

 土山峠から現在の県道の対岸に一般車通行禁止の清川村道土山高畑線の道がついている。 途中で道はなくなるが入ってすぐの土山峠橋を渡ると左手に堤川林道のゲートがある。 登りのピストン舗装路のようであるが奥は未調査。この村道はいわゆる未成道で工事が中断したまま放置されている。

 その村道土山高畑線の反対側の入口は県道秦野清川線で、長者屋敷キャンプ場手前の しっかりとしたゲートに阻まれた橋があるところになる。橋から先はダートがほぼ水平に続く。 途中、ハタチガ沢林道の起点があって奥に向かってきれいに舗装されているが未調査。村道自体はダートが続き、 やがて清川トンネルに着く。 長さ653m、幅5.5mという立派なシロモノだが、なんとももったいない。 トンネルの先は未調査(真っ暗で歩くのが怖い)だが、道路は消えているらしくところどころに橋が かかっているものの接続していないようで、道路自体がトンネルとともに捨てられた状態になっている。
2004.5.23
県道秦野清川線
(旧丹沢林道)、

本谷林道、
塩水林道、
唐沢林道、
境沢林道
 県道秦野清川線は古くは丹沢林道といって、清川村宮ヶ瀬と秦野市名古木を結ぶ30km近い山道だった。 宮ヶ瀬からヤビツ峠までは細い道が続く。沿線にはいくつか林道が分岐しているが、 いずれも今は堅くゲートで閉ざされている。

 塩水橋から山側に向かって本谷林道と塩水林道があるが神奈川県特有のがっちりしたゲートで閉じられている。 以前は期間限定でオープンしていた。本谷林道は本谷川沿いの簡易舗装路、釣り人が多かった記憶がある。 塩水林道はやや登りかげんの簡易舗装路で塩水川に沿って登っていくが終点までは未調査。 それぞれ2km以上あるはずである。もう入れないと思うと何故あの時・・・と悔やまれる。

 唐沢林道は秦野清川線の「モミの原生林」(神奈川の景勝50選)の記念碑がある場所から下に降りる道で、 唐沢川を中程にして2つの峠をそれぞれトンネルで通過する全長12km、1.5車線の全線舗装路。 清川村役場側は県道伊勢原津久井線の宮ヶ瀬湖方面から下ってきた鳥獣供養碑のところに出る。
 この画像のところを右に下りていくと唐沢林道になるが今ではがっちりとしたゲートがある。 ゲートの先はけっこう大きな橋で川を渡り、緩やかに登っていって約2kmで 火打澤隧道になる。 トンネルの先は下りになり、唐沢川をわたってから再び緩やかに登り約6kmで物見峠下の 物見隧道となる。ここを通過すると県道まで4kmほどを ひたすら下る。当然ながら伊勢原津久井線側にもゲートがある。

 札掛から丹沢ホーム側に入る林道が境沢林道である。初めは調子よく入れるが 約1.5kmのところでゲートがあってあっさりアウト。
1997.3.15
1997.5.1
1997.12.31
2002.3.21
菩提林道、
表丹沢林道
 県道秦野清川線のヤビツ峠から南側は道路幅も広くなる。途中に菜の花台というトイレ付展望休憩広場がある。

 ヤビツ峠の北側で、富士見山荘まん前のコンクリート坂を登ると約500mでちょっとした広場に出る (菩提峠:右の画像)。
 左に行けばヘリポートのようなさらに広い空き地がある。 前方はゲートがあってその先のダート路は表丹沢林道に向かって下りていく気配である(未確認)。 南西の方向に展望が良い。その表丹沢林道は地図で見る限り実に魅力的ではあるが、 残念なことにどこからも入ることができない。
 そして右には上りかげんの魅力的な林道入口がありこれが菩提林道。 約3kmのピストンダートになっていて三ノ塔あたりまで回りこんでいる。

 ちなみに富士見山荘から少し下ったところに「護摩屋敷の水」といって、 いわゆる名水がふんだんに湧き出しているところがある。
2000.8.17
法論堂(おろんど)林道
(経ヶ岳林道)、

法華峰林道
 法論堂林道は清川村坂尻からリッチランドに向かって入り、 峠にあたる半原越を通って愛川町半原にぬける林道であり全線舗装。峠から愛川町側を経ヶ岳林道といっていたようだ。 リッチランドから法論堂林道へ入ると入口と峠に車幅規制の杭がある。法論堂とは峠の説明板によると、 修験者がこの地で法を論じたところということでこの名がある、となっていた。 そういえば仏果山というのも仏果禅師と関係があるのだろう。経ヶ岳の名もその関係かも。
 そして峠は半原越といい、これも昔、養蚕が盛んな煤ヶ谷から糸の町の半原へ繭を背負って越えた峠とのことだ。 峠は狭いがここに車を置いて経ヶ岳や仏果山に登る人が多い。

 半原越からは経ヶ岳をとりまくようにダート路の法華峰林道がのびているが、今はゲートがあって入ることはできない。
 この写真は以前通れたときのもので、本来は見晴らしもよく、 アマチュア無線の移動地としてもよく利用されていた。
 山の中腹をごく緩やかに下っていくと向かい側には半原中央林道が見え、かなりの勾配であることが見てとれる。 ややぬかるんだダートを抜けると中津川を見下ろせて視界が開けるところにでる。 さらに下ると関東ふれあいの道の経ヶ岳−田代間ルートと交差する。 なぜかその場所から舗装路になりやや急な勾配を下るが、岩盤に阻まれ行止りになってしまう。 この先どこにつなごうとしているのかさえわからない。終点まで約4km。
1997.8.16
2002.3.10
2003.11.8
半原中央林道、
宮沢林道
 法論堂林道の峠(半原越)から半原側に少し下ると、ズザ沢の湧水汲み場がある。 けっこう有名でいつも混んでいる。ここから上に向かって伸びているのが半原中央林道であるが現在はここも入れない。 ここのゲートは自転車さえも通さない構造だ。峠まで歩いて入ってみたが、どうやらその先は行止りらしい。 名前からすれば仏果山の脇を通って愛川ふれあい村あたりに出るはずなのだが。

 半原中央林道のもう一方の入口は、半原から宮ヶ瀬に向かう新県道の両向トンネル手前の下をくぐったところである。 やはりゲートがあって、このゲートの中の急坂舗装路を宮沢川に沿って登るとT字路になる。 左にたどれば半原中央林道の続きで、仏果山の下あたりにあるはずのトンネルまで行けると思ったが、 それらしい場所の手前で大きく崩れていてたどり着けない。(この画像)

 宮沢林道は先ほどのT字路の右側になり、宮ヶ瀬湖に向かってのびているピストンダートである。
2003.6.29
2003.11.8
小倉山林道
 津久井群城山町の県道511にある小倉山林道の入口ゲートはわかりにくい。湘南小学校の300mほど南の山側にある。 長い期間開いたことがないらしく鬱蒼と埋もれている。ゲートの脇をすり抜けるのはバイクでも難しく、 徒歩か自転車程度。
 小倉山の中腹をくねくねと上っていき、アップダウンを繰り返しながら三増峠を超えて 津久井町根小屋の県道65脇(右の画像)に出る。
 全線ダートで約7km。特徴としては相模川が見渡せる程度、途中に小倉山展望台への分岐もある。
2003.6.29
日向林道、
薬師林道、
二の足林道、
谷太郎林道
 伊勢原市の日向川に沿って日向薬師に向かい、日向薬師バス停からそのまま進むと日向林道、 しかし約2kmで一応通行止め。大山阿夫利神社下社近くまで行っていそうだが未確認。

 薬師林道はバス停の手前から北にいき日向薬師の裏手を通る。延長約3q。 が、途中の日向梅園からは侵入不可。七沢温泉までぬけられると思う。

 県道に出てからほんの少し北にいき広沢寺温泉入口のバス停を左折し、 七沢川に沿って進めば二の足林道になる。 ちょっとしたトンネル(「山神トンネル」)を通って約2kmで終点。

 谷太郎林道は県道をさらに北にいき、煤ヶ谷のバス停を左折する。谷太郎川に沿って林道が続き、 約2kmほどで終点広場になる。
 この4本ともさして面白みは無い。梅の季節の日向薬師が良いくらい。
1998.2.28
秦野峠林道、
世附(よずく)林道
 山北町の丹沢湖からは東に秦野峠林道、北に犬越路林道、西に世附林道とあるが、 その三方いずれもが一般車両通行止めである。

 国道246号線、松田町の寄(ヤドリギ)の信号から山側に入り、 終点ちかくのミロク山荘から秦野峠林道となって、 丹沢湖側に抜けられるはずであるが川をまたぐ真っ赤な橋(寄大橋)を渡ったところでゲートに阻まれる。 もう一方の丹沢湖側からも玄倉大橋手前の入口から1.4kmのところにゲートがある。
 右の画像は玄倉側からゲートの内側の舗装路を自転車で登って最初の峠に至る少し手前からの眺めである。 斜度14%という勾配を5km弱登る。

 世附林道は丹沢湖の西側から明神峠に向かって延びているはずであるが、浅瀬荘のところでゲートがある。 もちろん明神峠側にも魅力的な入口に頑丈なゲートがある。
2000.3.19
2002.6.13
2004.6.5
玄倉林道  玄倉林道も、玄倉つまり丹沢湖の東の端、玄倉川橋の起点から2kmほどでゲートがある。 ゲートのところは広場になっていて駐車が可能。
 この林道は総延長が約10kmとちょっとあり、玄倉川の左岸に沿って(左下に川を見て)登っていくが、 その間にゲートが2つとトンネルが9本ある。最初のトンネルまでは舗装されているが、その先は未舗装。 この画像は歩いて入って最初のトンネル「境隧道」を過ぎたあたりである。 二本目のトンネルは「青崩隧道」という。 洞門に挟まれた隧道で中ほどがカーブしているため完全真っ暗である。 次が「石崩隧道」でそこを出ると玄倉ダムになる。 以後、素掘りのトンネルをまじえて計8本のトンネルを抜けたところでユーシンロッジへの分岐が下っていく。 またそこには2つ目のゲートがある。ここまではロッジを利用する人の車が入れるが、 ここからは入れないためかなり荒れている。が、歩けないほどではない。 9本目の素掘りトンネルの先は約2kmで終点。第2のゲートからは3.5kmであった。 道標によれば塔ノ岳はこの先2.5kmである。

 (玄倉林道の詳細はこちらです)

 最初のゲートの800mほど手前から橋を渡って「西丹沢県民の森」に向かって舗装路が伸びている。 しかし2.7kmでゲートがありここでストップ。
2000.3.19
2002.6.13
2004.6.5
市間林道、
大野山林道
マイナーな林道ではあるが、神奈川県ではゲートのない貴重な林道。

 国道246を山北町樋口橋から県道玄倉山北線で北に向かい、最初の橋、 市間橋を渡ってすぐ左側、急な坂道を登ると「市間林道」になる。途中、茶畑の中を通過する。 その先、十字路を左折してからが「大野山林道」で、道の駅山北の少し北側に抜けられる。全線舗装。

2002.6.13
金時山への林道  <金時山へはこちらから>

 国道246を山北町樋口橋で南の洒水の滝方面に曲がり、矢倉沢から県道御殿場大井線で足柄峠に登る。 途中、北足柄小信号から「21世紀の森」方面に内山林道があるが舗装路。また足柄峠手前には地蔵堂の夕日の滝、 足柄万葉公園などもある。
 足柄峠からは県境をほぼ南に、金時山に向かって巾広のダート路が約2kmのびている。 途中の右手、御殿場に下りていく金時林道はゲートがあって入れない。

 林道終点は広場になっていてここにクルマを置き金時山をピストンする。 はじめは平坦であるが後半は両手を使うほどの急な登りになる。登りきってしまえは金時娘(もうおばさん!) と富士山の絶景を楽しめる。
1998.11.22
1998.12.30
明星林道、
足柄林道、
明神林道
 南足柄広域農道、県道関本小涌谷線(723)を使って大雄山最乗寺に向かうと最乗寺の500mほど手前、 左側に明星林道の入口がある。印象としては薄暗い。何本かの林道が枝分かれしているが、 林道どうしの十字路で右にサザンカ林道の表示があればそこを登る。
 登りきってゲートが開いていればそこから足柄林道。こちらの林道は高度があるので明るい。 この林道は入ってもよいが出口側のゲートは閉まっているので折り返してこなければならない。

 小田原市の久野と箱根堂ヶ島温泉戸を結ぶ林道は久野林道という。 これも奥が深くいくつかの林道につながっている。

 明神林道は箱根町金時神社から登っていける(登山客用のためかゲートは開いていた)。 金時トンネルを抜けて矢倉沢に降りられるが、途中ゲートで阻まれ黒白林道で「夕日の滝」近くの地蔵堂側におろされる。 全線舗装二車線。
2000.3.19
白銀(しろがね)林道  箱根湯本側の入口はわかりにくいが、旧東海道の台の茶屋バス停から山側に入り箱根新道をくぐって登り、 ゴルフ場の手前を右手に分岐すると白銀林道の起点となる。
 すぐに、林道猿沢線との分岐になるがこちらは通常閉まっている。この林道は他にもいくつかの分岐があるが、 たいていは閉まっている。また国道135号側には何本かのエスケープルートもある。
 ターンパイクをカーブした橋で乗り越えてからダートに変わり、しばらくはガラガラダートを楽しめる。 しかし舗装工事は進行中で通行止め箇所がある。(H14.12.29現在、小田原城カントリークラブ付近で通行止め)
 この林道は珍しいことに海が見える林道でもある。(この画像の右手に相模湾が広がっている)
 星ヶ山公園あたりは開けていて真鶴半島を一望でき、気分のよいところである。また、 南郷山、幕山のハイキングコースもある。ちなみに「自鑑水」という案内板の出ている場所もあって 森の中に少し入っていくと小さい池がある。「自害水」とも言うらしく、 森の中の水たまりのようで気持ちの良いところではない。ちなみに自害水というのは、昔、 源頼朝が合戦に敗れてさまよっているときにこの池にたどり着き、自害を決意したものの、 水面に映る自分の姿を見て心機一転勇気を奮い起こしたから、らしい。
 林道脇には、「県営白銀林道」の杭がいくつも打ってあり、これによれば全長26kmであることがわかる。 後半は再び舗装路からダートに変わり、白銀橋まで約3km、さらに約4km、 雑木の中をやや上りかげんに進むと城山トンネル に到着し長い林道の終わりになる。このトンネルの手前には下っていくと「しとどの窟(いわや)」がある。 「しとどの窟」とは、合戦に敗れた源頼朝が隠れたという洞窟とのこと。
 トンネルを抜けるとちょっとしたパーキングエリアがあり、県道75号に出る。 現在のダート率は約40%位。その後一般車は基本的に通行できないようになった。
2000.11.25
2002.12.29
メニューに戻る




ホームページに戻る