din ROMANIA 〜ルーマニアからコンニチハ

14.Nov

手探りのブルガリア旅行。楽しかったけれど一路、ルへ

コンパートメントには、カナダ在住の台湾人ビジネスマン、ブルガリアに住む娘に会いに来たとモルドバ公国の女性、ルーマニア人留学生の女の子、メキシコから一人旅の女性と私の5人。

しばらく閑談。メキシコ人の女性から、「あなたを知ってるわよ。ペンションで隣りの部屋だったでしょ」と言われてビックリ。台湾のビジネスマンが私に日本人かと尋ね、「アメリカの家に住み、中華料理を食べ、日本人の妻をもらうのが理想的な人生。そう言われて育ったよ」と笑った。

またしても日本人妻の話題。どうして日本人妻は好まれるのだろうか?
当の日本人女性である私にとっては謎なのだ・・・

フレッドと飲んだヴォッカが今ごろ効いてきた。ルーマニアからブルガリアに出発する前に皆からあれほど口酸っぱく列車で酒は飲むな、お菓子をすすめられても食べるなといわれていたのをコロッと忘れて自ら酒を飲んで乗り込んでしまい、誰よりも先に眠ってしまった。しかも目覚めたときにクッキーをすすめられて貰い食いまでやった。

場の雰囲気に弱いもんで・・・

列車の中は異常に暑かった。座席の隙間から熱風が吹き出るので服を詰めてふさいだ。コンパートメントの窓も通路の窓も全部開けているのに、それでも汗がダラダラ流れる。サウナと読んでもいいくらい。喉の渇きも相当なもの。ペットボトルの水は温まってお湯になり、赤ちゃんのミルクに丁度いいくらいの温度。これでも無いよりはマシだった。持参のフィルムはもう使い物にならないだろう。

こう暑いと体力を失うし、眠れない。

何の用なのか車掌が何度も来て懐中電灯で照らしていく。防犯パトロール?
チケットコントロールとパスポートコントロールが、なぜか3度あった。ブルガリア側、ルーマニア側の2回のはずなのに。

3度目のチケットコンロトールが「座席指定が無いぞ」と絡んできた。前の2回のコントロールで何も問題なかったのに今更文句もなかろうと思って返事をしなかった。

他の4人のチケットをチェックした後また「指定が無いじゃないか」と言う。ブカレストで往復料金払って買ったのだから問題ないと答えたら「いいや指定が必要だ」としつこい。さあ知らないと言って、そっぽを向き、ほかに返事をしなかったらコントロールはそれ以上何も言わずチケットの裏にサインして出て行った。結局いいんじゃないのよっ!!!

朝7時ブカレスト到着。私の活動をご支援してくださっているS氏がご夫婦で迎えに来てくれた。 国境を越えた渡り鳥はS氏のお宅で羽休め。

列車でかいた汗をシャワーで流してサッパリしたあと眠れなかったぶん昼寝。夜は美味しい焼き飯とソラマメをご馳走してもらい一杯飲んでリフレッシュ。 ああ爽快ッ。