病後の静養のため休職中というクラウディアは私の滞在2日間ずっと一緒に街を案内してくれた。ベジタリアンでナチュラリスト。こだわりはあるけれど彼女の思想は押し付けがましくなく心に気持ちよく響く。彼女がベッドサイドに張っていた言葉がステキだったので写させてもらう。
Clipa
este unica si tocmai de aceea ea este nepretuita.
Nu e pacat ca sa se lepede. Clipa cea repede.
Ce ni s-a dat?
閃光はわずか一瞬で、それは残念なことに何の値段も無いものだ。
さあ、その瞬間へ行こう。 閃光はとても早い。
(彼は)何を与えるだろうか?(我らは何を受け取るのだろうか?)
※注:私の訳が正しいかは自信がありません。
|
クラウディアの伯母様のマトゥーシャは70歳代で子供が無く独り暮らし。昔とびきりの美人だったそうで銀幕スターのようなモノクロ写真を見せてくれた。社会主義国時代は秘書として働いていたそうでタイプライターに向かう姿が立派だった。絵画が趣味で裁縫が得意とあって部屋は綺麗にデコレーションされていて居心地が良い。料理も上手で「食材が値上がりして大変」と言いながらも工夫された美味しい食事を提供してくれた。なかでも野山で摘んだ手作りのハーブティーの味は最高だった。