din ROMANIA 〜ルーマニアからコンニチハ

3.Aug

デジカメの画像を保存するため知人宅を訪ね、そのあと遠い散歩に・・・。疲れた。

私のPCにはCDR-Wドライブがない。たまったデジカメの画像をCDR-Wディスクに保存するためITセンターのインストラクターであるHさんがPCを借してくださるというのでHさんのアパートに行く。途中、ゴミ捨て場を通りかかるとジプシーの男が時間を聞かれた。まだ3時前で太陽は高いところにある。そもそも彼らは時間など気にしているのだろうか?「もうすぐ3時ですよ」と言っても彼は別に動く様子もなかった。ただの冷やかしか・・・。道を歩いていると何故だかよく時間を聞かれるのだ。もしかしてルーマニア語を理解しているかどうかのテストなのか?とさえ思う。

Hさん宅で画像の保存を済ませ、お茶をご馳走になり、おいとまする。太陽はまだ高いところにあって眩しく、さほど暑くもないし、ちょっと遠くまで歩いてみたくなった。

ブラショフ市内のトロリーバスの終わりに近い郊外にあるショッピングマーケット『SELGROS』まで徒歩で4km。郊外の道路は大型トラックが連なって埃を舞い上げながら走っている。広大な空き地の合い間に外国産自動車メーカーのショールームがあったりする。

犬を連れて散歩する人とすれ違うために橋の上で止まり空き地に目をやると人がポツポツ座っている。とにかく広い草地。そこへ、タッタッと歩いてきた人が空き地にサクサクと足を踏み入れて荷物を放り出し腰をおろして傾きかけた太陽を眺め始めた。その先を私も眺める。

ライフラインである無機質な鉄塔は夕日を浴びてオブジェのようにそびえ立つ。こうして橋の上からワイドな風景を見下ろしてみると『何もない風景』がとても贅沢なものに見えた。