レトロな町並み90−丸亀



 丸亀藩の城下町、金刀比羅宮への参拝口として栄えた丸亀市は、香川県第2の都市です。うちわの産地としても知られています。

丸亀城
 丸亀城眺望 丸亀城天守閣内部 京極庵
京極庵 中津万象園

【丸亀城】
 石垣の名城と言われる丸亀城は、香川県丸亀市にある現存十二天守の1つです。現存12天守の中で一番小さな天守を持ち、日本の百名城にも選ばれています。
 丸亀城は生駒氏が築いた平山城であり、江戸時代初期の石垣を築く技術が最高水準に達したときに作られたもので高く美しい曲線で知られています。高い石垣の上の天守閣や二の丸、三の丸跡からは丸亀市内や瀬戸内海を望むことができます。

【京極庵】
 丸亀駅の北、瀬戸内海にも近い旧市街の路地にある京極庵は、京極家付きの商家前谷家のお屋敷として明治19年(1886年)に建てられたと言われています。屋敷内には、前谷家が収集した茶道具や美術品、京極家ゆかりの将棋盤や郷土の芸術家の作品などが展示されています。別棟として茶室松濤庵があります。平日ということもあり、ほぼ貸切に近い形で館内案内いただき、抹茶とお菓子をいただきながら、美しい庭園や茶室を見学しました。

【中津万象園】
 17世紀後半に丸亀藩京極家の二代目藩主により築庭された約15千坪の池泉回遊式庭園です。園内には枝葉の直径が15メートル、樹齢600年といわれる大傘松をはじめ、国内現存最古の煎茶室である観潮楼、近江八景になぞらえた八つの島々を見ることができます。


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