レトロな町並み92−備中松山城(備中高梁)

 備中高梁市は、備中松山藩の城下町として栄え、古い城下町の町並みが残る都市です。岡山から特急やくもに乗って約40分で到着しました。雪の舞う冬場ということもあり、備中松山城も城下町も週末でも観光客はまばらで閑散としており、静かに散策しました。

備中松山城 松山城眺望
天守閣内部 武家屋敷(旧折井家)  武家屋敷(旧埴原家) 
頼久寺庭園    商家資料館 郷土資料館  高梁基督教会堂  やくも(備中高梁駅)

【備中松山城】
 現存12天守の中で唯一の山城である備中松山城は、標高430メートルの臥牛山にあります。17世紀に水谷氏により建てられたもので、現存する天守閣、二重櫓、三の平櫓東土塀は国の重要文化財に指定されています。天空の山城と言われ、備中高梁市のシンボルとなっています。山全体が昔ながらの姿を残しています。週末は、自家用車の乗り入れは山の中腹の城見橋公園(5合目)迄となり、そこからはワゴンのシャトルバスかタクシーのみがふいご峠(8合目)迄乗り入れ可となります。従って、ふいご峠(8合目)からは全員徒歩で上ることになります。(平日はふいご峠まで自家用車乗り入れ可)

 雪の舞う備中高梁駅からタクシーで
10分弱、細い山道を走り、5合目経由でふいご峠(8合目)に着きました。5合目からふいご峠(8合目)迄は更に道が狭く、行き違いできないため、係員がいてワゴンのシャトルバスとタクシーの交互通行になります。ふいご峠から山道を歩くこと20分弱で、ようやく備中松山城に着きました。途中から雪が降り始め、山頂付近は吹雪になりました。天守閣の内部は急な階段があり、昔ながらの姿です。天守閣を見学後、登山道を歩いて下りました。ふいご峠(8合目)を経由して約40分で下山しました。

 備中松山城への登山道入口に近いエリアに昔ながらの武家屋敷が残っています。備中松山城と武家屋敷屋敷2カ所、頼久寺庭園の共通入館券を備中松山城で購入し、下山後に立ち寄りました。

【武家屋敷(旧折井家)】
 江戸時代後期(天保年間)に建てられたもので、母屋と長屋門、中庭の池や庭石などは、ほぼ昔のままで、庭に面して資料館があります。屋敷内を自由に散策できます。

武家屋敷(旧埴原家)
 旧折井家の数軒隣にあり、寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しい造りが特徴です。屋敷内を自由に散策できます。

頼久寺庭園
 臨済宗の頼久寺にある庭園は、江戸時代初期に備中国奉行として赴任していた小堀遠州の作と言われています。本堂の多くにあり、山の借景を利用した枯山水の美しい庭園を眺めることができます。

高梁市郷土資料館】
 旧高梁尋常高等小学校の本館で明治37年(1904年)の建築と言われています。館内には民具が多数展示されています。

高梁市商家資料館池上邸
 高梁を代表する商家で、享保年間に小間物問屋立花屋を始めた池上家の邸宅跡が資料館になっています。現在の建物は天保年間に14年に建てられ、一部大正時代に改築されたと言われています。

【高梁基督教会堂】
 明治22年(1889年)建築で県内最古の教会と言われています。


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