志賀高原の温泉


[志賀高原ホテルの想い出]
志賀高原ホテル スキーのメッカであり、2000m級の山々の大自然と高山植物の宝庫である志賀高原には、発哺、木戸池、熊の湯等、風情のある温泉があります。その中で日本のリゾートホテルの草分け的存在である丸池の志賀高原ホテルに宿泊してみました。日本旅館ではありませんが、このホテルは昭和12年創業のレトロなリゾートホテルです。本館は当時の面影をそのまま残しており、玄関、ロビー、暖炉や廊下、客室等の雰囲気はムード満点です。近年改装された温泉は、大変清潔感があり、お湯はマイルドで体にやさしい感じです。
 ホテルのある丸池は、日本で最初にスキーリフトが架けられたという歴史あるスキーエリアです。こじんまりとしていますが、ここを拠点に奥志賀・焼額山〜サンバレーまでの広大な志賀高原のスキーを楽しむことができます。また、春から秋にかけては、琵琶池・丸池・蓮池・木戸池・渋池・大沼池等の池や、東館山・横手山等の高山植物と山々の美しさを満喫することができます。また、渋峠を越えて白根火山や草津温泉へ抜ける志賀草津道路や、原生林を野沢温泉へ抜ける奥志賀林道等のドライブも自然を満喫できます。
 志賀高原周辺には、湯田中温泉、渋温泉、山田温泉、野沢温泉や草津温泉、万座温泉等、日本を代表する魅力的な温泉エリアがありますので、志賀草津道路、奥志賀林道等を結んで様々なプランを立てることが可能です。

[補足](2001年9月追加)
 上記に記載した志賀高原ホテルには計3回宿泊し、私のお気に入りのホテルでしたが、残念ながら閉館されてしまい、今では記念館として保存されている、本館の建物を残して全て取り壊されています。素晴らしいこのホテルの思い出を一生胸に焼き付けておきたいと思っています。


[熊の湯温泉][NEW]
 志賀高原で最も歴史のある熊の湯温泉を代表する熊の湯ホテルは、昭和初期創業の由緒ある旅館です。団体客の入っていない時期であれば日帰り入浴可能だと聞き、この旅館に立ち寄ってみました。長いシーズン滑走可能な熊の湯スキー場の前にある熊の湯ホテルは、建物は改築されていますが、お風呂は創業当初の面影を残すレトロな雰囲気の建物です。檜の湯舟、木造の壁、天井、床から成る内湯は、古き湯治場のムードが漂い、木のぬくもりが体に大変やさしく感じられます。お湯は独特な緑色であり、硫黄の香りがとても心地よく感じられます。お湯はそれほど熱くなく、刺激も少なく、マイルドであり、体にやさしく、湯上りはとてもさっぱりしています。岩の露天風呂は、すぐ隣りに滝のある池と庭園があり、開放感があります。また、女性用の露天風呂は桶風呂となっており、なかなか風情のあるお風呂のようです。

 横手山のニッコウキスゲの花が美しい7月下旬に再び志賀高原を訪れました。横手山スカイレーター(エスカレータ)とリフトを乗り継いで横手山山頂へ行き、山頂の美味しいパン屋さんでパンを味わった後、熊の湯ホテルへ立ち寄り、入浴しました。昔ながらのお風呂は健在で、心地よい温泉を再び楽しむことができました。

熊の湯ホテル

横手山

 

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