西山温泉


慶雲館 慶雲館ロビーからの眺望 慶雲館客室310号(御殿山) 客室からの眺望
家族風呂「川音」 客室内の飲泉所 客室内の古代檜風呂

 西山温泉・慶雲館は、慶雲年間(西暦705年)に開湯したと言われる大変歴史ある温泉です。奈良時代の孝謙天皇や、武田信玄、徳川家康等、数々の都人や武将が訪れたと言われています。山梨県の身延町から山間の南アルプス街道を北上すること、約1時間、大変深い山間の川沿いに旅館があります。鉄筋4階建ての旅館は、地形上、道路に面した玄関ロビーが3階になっています。宿泊した客室は、玄関ロビーと同じ3階の310号室(御殿山)です。美しい渓流を望む、14畳+8畳+次の間の広い部屋です。心地よい渓流の音を聴きながら、新緑の山々と渓流の流れを見ていると、時の流れを忘れてしまいます。夜もライトアップがされて、川の流れを望むことができます。客室内には古代檜の内風呂や飲泉所もあります。湯量が豊富ということで、館内の6つのお風呂は勿論のこと、客室の内風呂も洗面所も飲泉所もすべて温泉になっています。源泉かけ流しの温泉は、透明マイルドで心地よい香りがして、とても体にやさしい感じのお湯です。客室で顔を洗っても、飲泉してもとても気持ちよい泉質です。
 館内のお風呂は男女入れ替えの内湯が2つ、露天風呂が2つ、無料の家族露天風呂(夜10時までは予約制)が2つあります。内湯は、大きな湯舟全体が古代檜の「桧香の湯」、石造りの「石風の湯」があります。いずれも全面の大きな窓から美しい山々と渓流を望むことができます。湯舟は2つあり、小さめのジャクジーのお風呂は温めになっています。露天風呂は、屋根つきの大きな岩風呂の「白鳳の湯」と、大きな楕円形の桧の「望渓の湯」があり、いずれも山々と渓流を望むことができます。家族風呂は「瀬音」と「川音」の2つがあり、いずれも山々と渓流を望む、屋根つきの岩の露天風呂です。「川音」に入ってみましたが、大浴場と言っても良い位の広々とした露天風呂は、大変ゆったりと寛ぐことができました。また、客室の古代檜風呂も湯舟が大変心地よく、大浴場と全く同じ心地よい温泉をゆっくり楽しむことができました。
 食事は夕食・朝食とも部屋食です。夕食は、大変美しく美味しくオリジナリティのある会席料理で、巨峰ワインの食前酒、刺身、ゆばや甲州牛と味噌のフォンデュ、岩魚の塩焼き等、ヘルシーなメニューを味わいました。朝食は、薬膳粥、ゆば等、やはりヘルシーで美味しいメニューを味わいました。また、ウェルカムドリンクのゆずジュースも大変美味しく、お土産に買って帰りました。

 

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