鹿沢温泉


鹿沢温泉・鹿澤館
新鹿沢温泉・鹿澤館

 1300年の歴史があると言われる鹿沢温泉は、浅間山や菅平、長野県境に近い群馬県にある鹿沢高原の温泉です。大正8年にこの鹿沢温泉のお湯を引いてできた新鹿沢温泉の老舗旅館、鹿澤館を訪れました。鹿澤館は昭和9年創業、今も当時の面影をそのまま残すレトロな雰囲気の日本旅館です。かつて昭和天皇も滞在された由緒ある旅館の玄関ロビーには、その時の写真が掛けられています。建物は白壁に重厚な屋根が印象的な、寺社のような風情のある日本建築です。玄関、ロビー、客室や大広間は、往時の姿そのままという感じです。滞在した2階角部屋の客室は、2部屋あってとても広く快適でした。2泊の滞在中、しばしば雨が降っていましたが、雨の音がレトロな日本旅館の建物とみごとに調和して、1つの芸術品のような雰囲気を醸し出し、とてもノスタルジックな気分にさせてくれました。お風呂とレストランは改装されていて普通の印象でしたが、お湯は透明でマイルドな感じでした。

 鹿沢温泉・新鹿沢温泉の近くには、比較的長い期間スキーが楽しめる鹿沢高原スキー場があり、冬はスキーの拠点として楽しめます。また、軽井沢、浅間山、菅平高原、草津温泉、万座温泉、志賀高原等から比較的近く、信州観光の拠点としても便利なロケーションにあります。

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