定山渓温泉


ぬくもりの宿ふるかわ玄関 客室 客室からの眺望
相田みつを
ギャラリー
廊下 玄関ロビー
大浴場内湯 露天風呂

 札幌の奥座敷と言われる、歴史ある定山渓温泉を訪ねました。定山渓温泉は、19世紀の半ばに温泉宿ができ、1918年に定山渓鉄道が開通して発展したと言われています。その後鉄道は、札幌地下鉄開通に伴い廃止となりましたが、引き続き多くの観光客が訪れる温泉になっています。
 夜の札幌駅パスターミナルから路線バスで約1時間半、市民の足として大通やすすきのから多数の乗客が乗車し、大混雑していたバスは、札幌市南部の住宅街を過ぎるにつれて、少しづつ乗客が減り、定山渓温泉に着くころには数名になっていました。豊平川に沿って立ち並ぶ山間の温泉街の中心、定山渓湯の町バス停前でバスを下車すると、すぐ目の前に
「ぬくもりの宿 ふるかわ」という民芸調の温泉旅館があります。民芸調の玄関を入ると、民芸調のロビーとフロントがあります。2階には相田みつをギャラリーがあり、自由に立ち寄ることができます。各階の廊下や大浴場にも相田みつをの展示が多数あります。
 1泊朝食付きのビジネスプランで宿泊した客室は、
旧館ぬくもり館6階の10畳間、バストイレ付きの622号室です。 客室からは、大浴場と同様に、山々や旅館街、豊平川を望むことができます。8階にあるお風呂は男女時間入れ替え制です。民芸調の木と石のレトロな造りの内湯は、丸い湯舟の熱湯が中央にあり、旅館の民芸調の雰囲気にマッチしています。他にタイル貼りの展望風呂と寝湯(健美浴、テーマ風呂、薬草湯がある)、神明石の露天風呂、温泉湯気浴サウナ等、定山渓の湯を楽しめる様々なお風呂があります。お湯は透明マイルドでとても心地よい香りがあり、よく温まります。朝食は、北海道の海の幸や野菜をふんだんに使ったバイキング料理を味わいました。ビジネスプランながら、朝食で十分に北海道の味を満喫することができました。

 帰路は、札幌駅バスターミナル行きの直通バス「かっぱライナー」に乗りました。予約制ですが、空きがあれば当日乗車が可能であり、旅館前のバス停より乗車しました。札幌駅前までは1時間に1本以上の路線バスがある他、地下鉄真駒内駅行き、新千歳空港行き等のバスもあり、札幌出張や観光の途中に気軽に立ち寄ることができます。また、往復バス乗車券付きの日帰り温泉プランもあり、日帰りでも楽しむことができるようです。

 

→信州の温泉案内/レトロ旅行倶楽部 INDEXへ

→レトロな日本旅館のある温泉 INDEXへ