 五色の湯 |
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 紅葉の松川渓谷 |
五色温泉(紅葉の松川渓谷）
五色の湯 |
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紅葉の松川渓谷 |
１０月下旬のある平日、信州在住４年目にして初めて紅葉の季節に松川渓谷を訪れました。信州を代表する紅葉の名所、松川渓谷の美しさは筆舌に尽くしがたい感動的なものでした。信州一・日本一と言われるのも納得できます。この渓谷沿いに下から「蕨温泉」「子安温泉」「山田温泉」「松川渓谷温泉」「五色温泉」「七味温泉」「奥山田温泉」という、いずれも魅力的な温泉がありますが、中でも秘湯の宿の味わい深い「五色温泉」の素朴な１軒宿「五色の湯旅館」を訪れました。お風呂は内湯と露天風呂の２種類あります。内湯はこじんまりしており、シャワーも洗い場もありませんが、昔ながらの木の湯舟、木の床、木の湯屋がとてもレトロで素朴な風情があります。また清潔感があり、ゆっくりくつろぐことができます。露天風呂は混浴と女性専用の２つがあります。松川の川原にあり、開放的で野趣満点です。（女性専用風呂でさえ野趣満点すぎて、遠慮して帰っていく方もおられたようです）混浴露天風呂は石で囲まれた３つの湯舟があり、お湯の色が微妙に違います。白ぽかったり、透明だったり、コバルト色だったりという感じです。天候によってお湯の色が五色に変化するため、この温泉の名前がついただけあり、自然との一体感が感じられます。目の前には色鮮やかな紅葉の山々が１８０度のワイドな天然スクリーン一杯に広がり、松川のせせらぎがヒーリングミュージックのように感じられます。湯舟の中は落ち葉で一杯であり、紅葉と体が一体化しそうな状況でした。お湯は内湯・露天とも比較的マイルドであり、ほのかな硫黄の香りが何とも心地よく感じられます。
五色温泉の近くには魅力的な見どころが沢山あります。徒歩１５分の雷滝は、別名「裏見の滝」と呼ばれ、滝の裏側の岩のくぼみを歩き、裏から滝を見ることができます。もちろん表からの景観も紅葉とマッチして大変美しいものです。また、落差１８０ｍの壮大な八滝、山田温泉の入口にある数奇屋造の門から１．３ｋｍ続く遊歩道「舞の道」も山と渓谷の自然と紅葉を満喫できるスポットです。少し足を延ばせば、山田牧場を経て志賀高原、上信スカイラインを経て万座温泉（いずれも冬期通行止め）へも車で４０〜５０分の距離です。
