青根温泉


湯元不忘閣玄関 本館 源泉 客室 
青根御殿 廊下 御殿湯
 
蔵湯 大湯 新湯 亥之輔の湯

【湯元不忘閣】
 
青根温泉は、宮城県の蔵王山麓のふもと、仙台市内から車で約1時間弱の山間にある歴史ある温泉です。16世紀の開湯と言われています。その中で、伊達家の歴代藩主御用達の「御殿湯」「青根御殿」のある由緒ある湯元不忘閣に宿泊しました。芥川龍之介や川端康成、与謝野晶子等、文人達にも愛された旅館と言われています。

 国道沿いにある旅館は、玄関から入ると、中庭・丸池をはさんで重厚な木造建築の
御殿があります。玄関から左手には、食事処や大湯、御殿湯、亥之輔の湯のある昔ながらの木造建築の本館があります。御殿や本館はかつて湯治部の客室だったようです。宿泊棟は、玄関ロビーから右手、山の斜面に沿って立ち並んでおり、長い長い階段でつながっています。宿泊した客室は、長い階段を上った山の斜面にある不忘庵の更に上にある西別館の最上階「ろの間」です。バストイレ付きで木造の湯舟がありますが、現在使用できないとのことです。

 お風呂は男女時間交代制の御殿湯、貸切湯の蔵湯、新湯、大湯、亥之輔の湯があります。
御殿湯は、昔ながらの木造建築の本館の中にあり、タイル張りの浴室にすべて木造りの昔ながらの湯舟のある、情緒あるお風呂です。
蔵湯は、昔ながらの広い蔵の中にある木造のお風呂です。新湯は、石造りの浴室にある古い石造りのお風呂です。大湯に次いで歴史があり、16世紀に造られたと言われています。一番歴史があると言われている大湯は16世紀に伊達藩主の御殿湯として造られ、一旦閉鎖したものを2008年に再建したと言われており、青森ひばの湯屋に古い石組みの大きな湯舟が残されています。伊達政宗公が入った当時のままの姿を再建しているとのことです。亥之輔の湯は、木造建築の庭先にある半露天風呂で、石造りの隠れ家のような情緒満点の小さなお風呂です。お湯は透明マイルドでやや温めで体にやさしく、心地よい香りがあります。ゆっくり寛ぐことができました。

 夕食・朝食は、木造建築の本館の個室食事処でいただきました。夕食は、仙台黒毛和牛や青根手打蕎麦、地場の野菜等を使用した美味しい懐石料理をいただきました。朝食は、豆腐や茸等を含むヘルシーなメニューと美味しい宮城米をいただきました。

 

→信州の温泉案内/レトロ旅行倶楽部 INDEXへ

→レトロな日本旅館のある温泉 INDEXへ