志摩観光ホテル


本館・東館と庭園 東館 東館客室
西館 東館ロビーと吹き抜け 東館客室
テラスと庭園
本館屋上から
見た英虞湾
ドールズハウス・
ミュージアム
プール メインダイニング
・ラメール

 志摩観光ホテルは、外国人旅行客向けの本格的リゾートホテルとして昭和26年に創業した由緒あるホテルです。本館・東館・西館と3つある建物のうち、開業時に鈴鹿海軍将校倶楽部の建物を移築した、最も歴史ある木造二階建て建築の東館に宿泊しました。客室は東館1階の最も手前にある274号室です。シンプルな造りのツインルームですが、昔ながらの石造りのテラスがあり、目の前には美しい庭園が広がっています。庭園越しにはホテルのプールや英虞湾の美しい海も望むことができます。石造りのテラスに佇んでいると、タイムスリップしたような気分になります。
 この眺めの良い客室で少し休んだ後、館内を散策してみました。東館のロビーは、木造の美しい吹き抜けになっており、大きな古時計や昔ながらの天井・壁が、かっての将校倶楽部を彷彿させます。この東館ロビーからホテル庭園に出ることができます。美しい庭園の奥には、宿泊客専用のプールがあり、利用してみました。滑り台付きの子供用の浅い円形プールと、大人用の1.3mの本格プールの2つがあり、更衣室やシャワールーム、売店もあります。東館と続きの西館は、東館に次ぐ歴史ある建物で、ビリヤードのある2階のロビーは、とてもクラシカルな雰囲気です。あまり使われていないのか、1階と2階の共有スペースはひっそりとしていました。(近鉄のホームページによると、志摩観光ホテルは、新しいホテル棟の建築計画があり、近い将来、東館と西館は取り壊しされる予定とのこと。昔ながらの東館が無くなるのは少し残念な気がします。東館のロビー横には、ドールズハウスミュージアムという小さな展示室があり、宿泊客は無料で入館することができます。「アメリカのモッツ・ミニチェア・コレクションとイギリスのヴィヴィアン・グリーン・コレクションの代表作を中心に、現代のすぐれたドールズハウス・アーティストたちの作品を加えたもの」となっており、クラシカルで魅力的な展示を見ることができます。
 次に、ホテルの現在のロビー、フロントがある本館は、鉄筋の近代的な建物であり、屋上展望台からは、美しい英虞湾を望むことができます。また、本館正面の庭園から長い専用階段を下りると、海に面したホテル専用桟橋へ行くことができます。歩いて下りて、美しい海をすぐ目の前で楽しむことができました。
 夕食はホテルのメインダイニング「ラメール」で魚・牛肉のフルコース料理を味わいました。追加料金で伊勢海老や鮑ステーキ等のコース料理も用意されています。朝食は同じレストランで海を眺めながら、アメリカンブレックファーストを味わいました。

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