万平ホテル(軽井沢)


【2017年5月更新】

 
    軽井沢万平ホテル本館(アルプス館) 本館ロビ
 本館廊下  メインダイニング アタゴ館廊下    中庭  史料室

 約11年ぶりに軽井沢万平ホテルに宿泊しました。4月初旬の週末の雪の日に、軽井沢プリンスホテルスキー場でスキーを楽しんだ後、1泊朝食プランで滞在しました。今回は初めて、アルプス館ではなく、アタゴ館に滞在しました。軽井沢万平ホテル客室は、アルプス館、ウスイ館、アタゴ館、別館がありますが、アタゴ館は、最もスタンダードで気軽に泊まれる鉄筋3階建ての建物です。フロントから右手奥のエレベーターを上がり、3階の283号室に泊まりました。32平米の広く快適なツインルームからは、軽井沢の森を望むことができます。
 朝食は、メインダイニングの洋食と、和食処の和食を当日選ぶことができますが、昔ながらのメインダイニングで洋食をいただきました。重厚な天井、壁等、往年の雰囲気そのままのメインダイニングにて、雪景色の中庭を眺めながら、伝統的なアメリカンブレックファーストを美味しくいただきました。
 朝食後、アルプス館と別館の間にある史料室を見学しました。軽井沢万平ホテルの往年の写真や金庫、猫足バスタブ、キーホルダー等、様々な展示を通して歴史を知ることができました。


【2006年3月更新】

万平ホテル・アルプス館 アルプス館・玄関 万平ホテル玄関 ライトアップしたアルプス館
 アルプス館   アルプス館玄関  ライトアップした
アルプス館
万平ホテル廊下 アルプス館客室 猫足バスタブ  
アルプス館廊下 アルプス館客室 猫足バスタブ
 かつてこのホテルに滞在した、故ジョンレノン氏の没後25年を迎えた12月初旬の週末に4年ぶりに万平ホテルに宿泊しました。4年前と同じく、雪の積もる寒い日でした。部屋はやはり昭和11年建築の本館(アルプス館)の2階125号室です。本館全体が美しくライトアップし、ロビーにクリスマスツリーが飾り付けられていて、大変美しい雰囲気になっていました。吉永小百合のCMで紹介されたのも、このアルプス館であり、階段にはそのパネルが掛けられていました。36uの広い客室は、白熱灯や和風の格子戸、バスルームのガラス扉、猫足のバスタブ、木の入り口扉、備え付けの調度品等、変わらず昔ながらのレトロな雰囲気を醸し出していました。窓から雪化粧した中庭やウスイ館、アタゴ館、ハーベストクラブの建物が見えるのも4年前と同じです。
 夕食は、ルームサービスで黒毛和牛バンバーグ、海老フライ、シーフードスパゲティ、サラダ、パン等を楽しみました。ルームサービスでもリーゾナブルな料金でホテルの味を楽しむことができるので、子供連れでも安心して老舗ホテルの味を楽しめます。朝食は1階メインダイニングでアメリカンブレックファーストを楽しみました。1階には史料館が出来ており、ホテルの調度品や歴史を知ることができました。


軽井沢・万平ホテル
万平ホテル

万平ホテル・ダイニング
ダイニングルーム

 軽井沢の東、ハッピーヴァレイと呼ばれる美しい自然の残る静かなエリアにある万平ホテルは、明治27年創業の日本を代表するクラシックホテルです。夏から秋にかけて多数の観光客で賑わいを見せた長野県最東端の町、軽井沢が本来の静けさを取り戻した12月中旬の雪の降り積もった或る日、このホテルを訪れました。宿泊したアルプス館(本館)は昭和11年建築の大変趣きのある建物です。ダイニングルーム、ロビー、廊下、客室等、いたるところに歴史の重みと深みが感じられます。クリスマスツリーが飾られ、美しくライトアップされたロビーから赤い絨毯とステンドグラスのある階段を2階へ上がると、そこは歴史と伝統に培われた別世界となります。華やかさはありませんが、13室しかない本館客室のチョコレート色の重厚感溢れるドアから室内に入ると、昭和初期の姿そのままの木の窓枠、ぬくもりある白熱灯、シックな家具、掛け軸や格子戸のある和洋折衷のインテリアがとても美しく、「洋」と「和」が最適に調和した独特の風情と味わいが感じられます。また、猫足のバスタブ、洗面所の木のガラス戸、洗面所と寝室の間の木の小窓等もレトロな雰囲気を醸し出しています。この部屋で耳を澄ますと、このホテルに何度も足を運び、長期間滞在したジョンレノンの曲がどこからか聴こえてくるような気がします。


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