「Operation RAYFORCE」
レイフォース
1994 TAITO
レイフォースは1994年発表の縦スクロールシューティングです。
対戦格闘真っ盛りの時期(KOF、ヴァンパイアなどと同じころ)に発売され
ましたが、独特の世界観、美しいグラフィックと演出、素晴らしいサウンド
そして何よりホーミングレーザーによる敵のまとめ倒しのスコア稼ぎとパターン化
秀逸なゲームでした。ショットも連射がそんなにいらなかったので女性プレイヤー
も多かったようです。
原子配列操作による物質生成システム「A.T.B.S」と全世界規模の
ニューロネットワークコンピュータ「Com-Human」によって繁栄の限りを
誇っていた人類…。
M.C.(機械世紀)0108年、突如暴走した「Com-Human」は人類を虐殺。
わずかに生き残った人々は自らの母星から撤退する。Com-Humanは
星を自らに適応する環境に変えていく。外惑星軌道上に脱出した人々は
機械軍団に次々と駆逐されていく・・・。
そして、滅亡の危機に立たされた人類は最後の決断をする。それは、
「敵メインシステムの完全破壊=母星の破壊のみ」・・・と。
激しい艦隊戦によって人類に残された戦力はわずかであった。第一次攻略戦
に敗れた人類は残存艦隊により敵艦隊をおびき出し、そのスキをついての
機動兵器による攻略を開始する事とした。それに用いられる機動兵器こそ、
サイバネティックリンクシステムとロックオンレーザーを搭載した
「RVA−818 X−LAY」であった。
敵艦隊との激戦が始まった。X−LAYはパイロットの女性型アンドロイドと
リンクし、宇宙の海へと飛び立った・・・。
「Operation RAYFORCE・・・」
レイフォースは全7面
敵宇宙基地
衛星
大気圏上層の空中戦
丘陵地帯
地下都市
渓谷地帯
中心部
と、進んでいきます。最初の星が流れる宇宙空間、衛星を越えて垣間見る
艦隊戦(人類側の艦隊は全滅・・・。)そして大気圏降下・・・と前半だけでも
グウの音が出ないくらい見所満載です!難度もこの辺から上がりますが(苦笑)
また、各面を彩るZUNTATAのTAMAYOさん作曲のBGMがまたヨイ!!
必聴です!!
ロックオンレーザー・・・RAYシリーズに欠かすことのできないシステムです。
自機の高度以下の敵にサイトを重ねることにより最大8機まで同時に
ロックオンできます。そこでレーザーを放つときれいな弧を描いて命中します。
同時に倒した敵には倍率がかかり、100、200、400・・・と点数が倍になります。
時間がたつとロックオンは解除されてしまうので、いかにまとめて倒すか、
どういう順にロックかけるか、と戦略を要求されるわけですね。
今作の高い評価をもとに続編の「レイストーム」、「レイクライシス」の2作が
作られています。
家庭用にはサターンで「レイヤーセクション」の名で移植されています。