ライン

POEM 04

ライン

                            



鎮魂歌
~硝子の欠片 ~


おやすみなさい
もう苦しまなくていいんだよ
おやすみなさい
精一杯頑張ったのだから

貴女が居た事 忘れない

貴方を貴女として見てくれる人が居なくても
私は貴女を覚えているから

硝子のように儚く
羽根のように優しかった
貴女を覚えているから・・・

おやすみなさい おやすみなさい

貴女はずっと私の中に・・・

鏡の破片 硝子の欠片
でも・・・
貴方は貴女
私の中に貴女は居るから・・・

- Dearest : 優輝乙羽 -

大切な妹へ
天国で私の可愛い隼土に出逢ったでしょうか?
隼だけでなく・・・
貴女まで旅立ってしまった事を知り
正直、ショックが隠せません。
貴女は幸せでしたか?
もう苦しまなくていいのですね。
苦しまなくて・・・。
おやすみなさい。
貴女の平穏をお祈りしています。
今度は・・・ちゃんと逢おうね。
誰かの一部ではなく・・・
本当の貴女自身の体を持って・・・
逢おうね。

From: 暁鈴 
*

ことはね

ぼくの ことばが
そっと あなたのもとへ
とどいてくれたら…

あなたの かわいた こころに
いずみをわかすことが できるのかな

ぼくのおもいは
『ことはね』となって
かぜにのり
うみをわたり
そらへと かけてゆくのかな

いってほしいな

そして
うつくしい あおい ほしを
やさしくだきとめるの

たいせつにするよって
ありがとうって

そんな 『ことはね』が
いっぱい いっぱい あつまれば
いいなぁ
 
*

~ そらのほし ~

昔・・・
大切な誰かが
二度と手の届かないところに
旅立ってしまったとき
おばあちゃんが言った
『おそらのほしになったんだよ』
幼心は純粋にそれを受け入れた
今は・・・
あの頃の無垢な私は
何処にもいない
『そらのほし』になったんだよ
そう信じていたいけど
天国なんて何処にあるかわからない
今は大切な誰かを忘れないように
心の中に住まわせてあげたい
全ての事実を受け入れる『勇気』を探して

*


時の砂

金色の時代
遠い記憶に溶けて
零れ落ちる 指の隙間
流れ行く
 
いつかは
この時期が来る

けれど
受け入れることの出来ない瞬間
蒼い雨が今日も降る

全てを洗い流せる
時の思い出 還せる 日まで
 

*




貴方が居るから
今の私が存在する
貴方が生まれる夜
それが・・・
私の孵る瞬間

私が孵る
大切な夜
 

*

紡ぎ歌

遠くから ふわりふわり
風と遊びながら
何処までも続く
広い世界
君と共に 飛び出して
夢を紡ぐ
僕たちの想い
羽ばたいて今
時を駆ける
疾風のように
夢を紡ぐ
僕たちは旅人
今を生きて
時を駆ける
地球<ほし>と共に
全てを紡ぎながら

*

MELODY
~ 祈りの涙<エンジェルティア> ~

染み渡る言羽<メロディー>
遠くから響く
そっと胸に手を触れた
暖かい鼓動を聴く<生命を感じる>
絶え間なく溢れ続ける波の優しさに包まれて
今を抱き締めて大地<ふるさと>に還る

祈り宇宙<そら>まで
届け 海も空も惑星<ほし>さえも越えて

涙流すその意味を
忘れずに時代<とき>を生きてく
希望<みらい>を見失わないように
僕らは力強く夢を翔る

聴こえる言刄<メロディ->
伝えられる想い
今を呼び掛け続ける悪魔の囁き
失われていく未来<ひかり>の奥に
そっと 
希望に繋がる祈りの涙<エンジェルティア>

この時代<せかい>に生まれた意味を
そっと感じて大地を踏みしめて

今、僕が出来る小さな想いの力が奇跡を起すよ
この先、何度も
悲しみが生んだ全ての想いを鎮魂歌に変えて
夢へと続く 光へと続く 今から続く
この先の僕へと 希望の協奏曲<メロディー>
 

*

夢の時間
~ゆめのたび~

ずっと抱えてた 僕の宝物
何時かは叶う そう・・・信じてた
僕の宇宙は大きくて
どんなに翼を広げても
届かない
寂しがりやの惑星が
僕を放してくれないから
だけど僕は宇宙を追い続けるよ
宇宙へ 出掛けよう
沢山の夢を乗せて
どんな悲しみもどんな苦しみも
全てを宇宙は受け入れてくれるから
宇宙へ出掛けよう
ずっと抱えてた 宝物を今も忘れずに・・・

擦れ違う時間
まどろみのなか
君を想う
桜の記憶に抱かれた
僕たちの夢
擦れ違う時間は
僕たちを一つに戻さない
どれだけ想いを募らせて
どれだけ君だけを見つめても…
 

*

勇気 

ほんの少しの勇気
たったそれだけで・・・
未来を開く扉のドアを
叩く事が出来る
ほんの少しの勇気
それがあるだけで・・・
自分の未来を切り開く
活力が生まれる
ほんの少し
ほんの少しを積み重ねて
未来の扉を確実に切り開いていきたい
輝ける場所にたどり着けるその日まで

*

終着駅

何処まで行けばいいのだろう?
何処まで殺せばいいのだろう?
思えば思うほど
願えば願うほど
募り行く愛しさと刹那さ
もどかしさのなかで
ただ一つ
彼方と辿る終着駅
何処までいけばいいのだろう?
何処まで殺せばいいのだろう?
全てを抱いて
 

*

ETERNAL MELODY

絶望の淵に
ひきづられた
深闇の時でも…
心に残り続ける
…音楽がある・・・

ETERNAL MELODY

想いは永遠に・・・

海よりも深く、
空よりも高く、
・・・そして・・・
宇宙<そら>よりも
広く…

新しい世界を
今、再び奏でられる
MELODY<想い>  

静かに…
絶え間なく、
広がり続ける。
 


 





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