5月の耳話


<2008.5.10(土) ハイブリット>

この間、夜中に眠れずボーっとTVを見ていたら、ハイブリット・キャットの特集をやっていた。

アメリカの話なんだけどね、

ハイブリット・キャットって、野生の山猫に家ネコ、さらに野生のサーバルを掛け合わせた

野性味の強い猫で、その姿はまさにチーターそのもの。

しかも、300万もするそうです。

販売元の社長さんが言うには、ハイブリット・キャットはただのペットではなく、

ヴィトンやプラダを買うのと同じステータスだと思って下さいと言っていた。

しかも、固体によっては、野性味が強すぎて、飼いにくい子もいるので、

その時は交換しますとも言っていた。

アメリカでは、ハイブリット・キャットだけではなく、ハイブリット・ドッグもいて、

それがウルフドッグと言われる、よりオオカミに近い犬なんだけど、

結局、飼いきれなくなった人達が多く、専用の収容所があるくらいらしい。

そんな事までして、新種を作る必要性があるのだろうか?

犬や猫は、ステータスなのか?

野性味が強過ぎて飼えなくなったら、次のと交換するってさぁ?

そこまでして、ステータス?持つ必要性が理解できないなぁ。

犬や猫って、家族なんじゃぁねーの?

ハイブリットって何よ?



<2008.5.19(月) 会えたかなぁ>

あーたんがお散歩デビューした時に、最初にお友達になってくれた近所のチロちゃん。

毎朝、毎晩、おじいちゃんと一緒にお散歩して、

日中は自宅の塀の中で日なたぼっこして、夜は玄関の中に入れてもらってた。

アタシはずっと「チロ君」だと思っていて、お散歩で会うたびに「チロく〜ん」って声を掛けると、

決まっておじいちゃんは「ほら、チロ。」って「呼ばれてるぞ」って

教えるかのようにチロちゃんに声を掛けていた。

アタシは、ずっと後になってから「チロちゃん」だって知ったけどね。

そのおじいちゃんが4年前に突然亡くなって、それからはおばあちゃんとお散歩していた「チロちゃん」。

その「チロちゃん」も近頃はめっきり歳取って、この冬に会った時なんか

おばあちゃんも「チロちゃん」もヨチヨチ歩きで心配していたんだよね。

この間「チロちゃん」ちの前でおばあちゃんに会ったので、「チロちゃんは?」って聞いたら、

「チロね、この間、死んじゃったのさぁ。歳だったもんねぇ」って寂しそうだった。

毎朝、毎晩、おじいちゃんと一緒にお散歩していた「チロちゃん」

虹の橋でおじいちゃんと会えたかなぁ。

  




<2008.5.30(金) ダイちゃん>

今日はダイちゃんの事を書きます。

ダイちゃんは、チロちゃんと同じ近所のお友達犬です。

でも、チロちゃんとはちと違うところは、

ダイちゃんは、ダイちゃんが、赤ちゃんだった頃からよ〜く知ってるって事です。

ダイちゃんは、ゴールデンとハスキーのMIXで、赤ちゃんの頃はまさにぬいぐるみ状態。

お兄ちゃんが飼いたいって連れて来たのに、ご多分に漏れず、

最後にお世話していたのはお母さんとお父さんでした。

赤ちゃんの頃のダイちゃんは、ふかふかむくむくで何度も抱っこした(^^)

ダイちゃんがお散歩していると、パパに『ダイちゃん散歩してるよ〜』って教えたりして

むくむくの体をナデナデしてた。

そのダイちゃんも、当年とって9歳。

すっかりシニア犬です。

二ヶ月程前の会社帰りに、家の前にダイちゃんがいたので、『えへへ(^^)いたいた』と思い、

すーっと近づくと、ダイちゃんが行き成りウ〜っと唸り始めたので、

突然近づいたアタシが悪かったと思い、『ダイちゃんごめん、ごめん。アタシだよ。』って

声掛けながら帰ったんだけど、それ以来ちっとも触らせてくれなくて、

『ダイちゃん、どうしたのかなぁ』って思っていたら、

ダイちゃんは、加齢のせいで、目も見えなく耳も聞えなくなっていたんだって。

だからアタシが近づいた時に怖くて唸ったのかなぁ?

朝、時々日なたぼっこしているダイちゃんを見かけます。

『ダイちゃん』って声掛けても起きもせず、よーし振動だって思って

ジャンプして足をバタバタさせながら『ダイちゃん!』って呼んでも起きてくれません。

ダイちゃんは、ダイちゃんだけの世界に行っちゃったのかなぁ。

ふかふかむくむくで、ちょっと埃っぽい匂いのしたダイちゃん。

何も見えず、何も聞えず、何も楽しくはないかもしれないけど、

それでもダイちゃんには、長生きして欲しいなぁ。







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