UPDATE3.5
UPDATEは、ハードディスクとMOディスクの間で、ファイルの同期をとるソフトです。
最新バージョンはUPDATE35EXE Ver3.5です。(2004/09/12)
職場と自宅というように、違う場所でパソコンを使用するとき、一方のパソコンで更新されたファイルを他方のパソコンにコピーして、最新のものに保つ必要があります。ブリーフケースを使用したり、バックアップツールを使用すればいいのでしょうが、保存する必要のない余分なファイルを保存したり、ドライブやフォルダの指定が面倒だったりします。
毎日の作業となれば、更新しなければならないファイルは大抵決まっており、それだけをバックアップして、別のパソコンにコピーすればいいだけですから、話は簡単です。
バックアップメディアとしてMOディスクを使用するものとして、二つのパソコンのフォルダ名を同じにしておいて(ドライブ名は異なっていてもよい)、前もって、バックアップしたいファイルをMOディスクの同じ名前のフォルダー内に保存しておきます。例えば、
C:\BACKUP\SAMPLE
の中のバックアップしたいファイルを
M:\BACKUP\SAMPLE
の中へ前もってコピーしておきます(M:はMOドライブ名とします)。
さらに、バックアップ対象のフォルダ名C:\BACKUP\SAMPLEを書き込んだテキストファイルUPDATE.DATをUPDATE35.EXEを保存したのと同じフォルダに用意しておきます。
UPDATE3から、MOディスクに保存するファイル、あるいは、削除するファイルをプログラム上から指定できるように修正しました。また、MOディスクかハードディスクのどちらかにしか保存されていないファイルを表示するようして、重要なファイルの更新を忘れることがないようにしました。
MOディスクのUPDATE35.EXEを実行して、UPDATEボタンをクリックすると、UPDATE.DATに書き込まれているフォルダ(例えばC:\BACKUP\SAMPLE)内のファイルとMOドライブの\BACKUP\SAMPLE内のファイルのタイムスタンプを比較して、古いファイルを新しいファイルで更新します。
UPDATE.DATに書き込まれているフォルダで、MOディスクに保存されているファイルだけが更新の対象ですから、何をバックアップしているかということがはっきりとしています。
使い方の説明は複雑ですが、実際は、極めて簡単な操作で、パソコンとMOディスク間でファイルの同期を取ることができます。
このプログラムは、次のような機能も持っています。
-
初めて起動したときは、UPDATE.DATがありません。バックアップファイルを選択して追加すれば、自動的にそのフォルダ名がUPDATE.DATに書き込まれます。次回から、このフォルダがバックアップの対象になります。
バックアップするファイルの追加はいつでも実行できます。
MOディスクにのみ保存されている孤立ファイルを表示し、選択すれば、それをハードディスクにコピーします。逆にハードディスクにしか保存されていない孤立ファイルを調べ、MOディスクへコピーしたり、ハードディスクから削除することができます。
- UPDATE.DATの中のバックアップ対象のフォルダ名を削除することができます。以後、このフォルダはバックアップ対象からはずされます。
- システムによってバックアップドライブ名が異なる場合は、別々のフォルダー内にUPDATE35.EXEとUPDATE.DATを格納しておいて、呼び出すUPDATE.DATがシステムに対応するようにしておきます。
-
3.5から,MOディスクとハードディスクの指定したフォルダの内容(ファイル構成)を完全に同一にする機能をもうけました.
さらに,これまではファイル名やフォルダ名が長い場合,リストとして表示しきれない場合がありましたが,その行をクリックすれば全部の文字を読みとれるようにしました.
最近のパソコンでは、大容量のハードディスクがひとつのパーティションになっていて、同じディレクトリ構成がとりにくくなってきました。この問題は、フォルダにドライブ名を与えるソフトを利用すれば解決します。Tipsのページをご覧ください。
UPDATE Ver3.5 (2004/09/13 更新 399kB)
ちらし寿司>C++Builderの小部屋