最終更新 2010/08/26
PCDSelect Ver3.7
PCDGraphは,基本的に16チャンネルまでのデータを扱いますので,それ以上のチャンネル数の場合,その中から16チャンネル以内のチャンネルを選択することが必要です. 数10チャンネルのデータを計測をした場合でも,本当に重要なチャンネルは,そう多いものではありませんから,重要な16チャンネル以内のデータファイルとして保存しておけば,後の解析は極めて便利になります. そこで,計測データファイルから選択した16チャンネル以下のデータファイルを作成するソフトを用意しました. また,変位やひずみなど生の計測データが直接使用されることは少なく,計測データから変形角や曲げモーメントといった他の量に変換することが必要です.これは,EXCELなどのソフトを使用すれば簡単にでき(るように思われ)ますが,大量のデータの変換は極めて面倒です.しかも一度変換してしまうと,後でどのような方法(数式)で変換したのかを追跡することができません.そこで,構成ファイルを記述して,1個または複数のチャンネルデータを用いて新しいデータに変換できるようにしました. データ変換は 無変換(T) 符号変換(C) 2チャンネル式変換(加減算V,乗除算M) 4チャンネル式変換(加減算N,除算X) 長方形の対角線の伸び(D) 長方形の対角線の伸びから長方形の変形角計算(P) 直交する2部材の相対的な回転角を直角二等辺三角形の斜辺の伸び変化より変形角計算(Q,R) 伸び計測チャンネル番号と長方形の幅bと高さhを指定します 2層構造物の加速度計測値から層せん断力へ換算(S) ができます. |
チャンネル選択 (1)「ファイル」ボタンでデータファイルを読み込みます. ファイル形式はPCDGrapghの標準CSVファイルです (2)出力するチャンネルの行をクリックします ●はそのチャンネルが選択されたことを示します (3)選択を解除するときは,その行をもう一度クリックしてくだ さい (4)「保存」ボタンでファイル名を指定して保存してください (注意) ・16チャンネル以上を選択することはできません ・元の同じファイルに上書き保存することはできません |
データ換算 (1)変換式を表す構成ファイルを前もって作成します. (2)構成ファイルはテキストファイル(*.txt)です. (3)変換式は16個まで記述できます. (4)構成ファイルの記述例(上の変換式の場合) 構成ファイル ←この文字のまま 構成式記述例 ←メモ T,1,等しい(T) ←以下に変換式を列挙する C,5,符号変換(C) V,+,2,-,0,0,/,2836,2チャンネル変換(V),rad V,+,2,-,3,0,/,2836,2チャンネル変換(V),rad M,2,*,3,*,2836,2チャンネル乗算(M),cm^2 M,2,/,3,*,2836,2チャンネル除算(M),[1] P,16,1820,2730,変形角(対角線)(P) Q,12,250,隅角部変形角(Q) R,12,353,隅角部変形角(R) N,-,2,+,3,/,188,-,+,11,-,8,/,212,4チャンネル加算(N),rad X,+,10,-,11,+,12,-,13,*,1245.6,4チャンネル除算(X),kN/cm^2 このファイルを「構成ファイル」ボタンで読み込めば,上のように変換式が示されます.「変換保存」ボタンで,変換式に基づいて計算された1〜11チャンネルのデータファイルを作成することができます. 変換式の記述については添付のreadme.txtまたはPCDSystem1.pdfを参照してください. 既存の構成ファイルをPCDConfigを使用して効率的に作成することもできます |
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PCDSelect Ver3.7 のダウンロード(2010/08/26) | |||
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