アイリング長老は、1998年10月、日本の宣教師訓練センターにて、
日本の教会員が、教会のことを喜んで周りの人々に話すときが
来るだろうとおっしゃった。
私たちは、何を喜びと感じて信仰生活を続けているのだろうか。
私たちが、この教会で得られる祝福、特権は何だろうか。
私たちの周りの人々が、教会のことで興味や関心を示すものは何だろうか。
・罪の赦し
キリストの贖罪により、私たちが犯した罪が赦され、
神様の御もとに、再び帰り、一緒に住むことができる。
しかし、自分の犯した罪に苦しんでいる人々は多くないので、
あるいは、罪の自覚がないひとが多いので、
このことを話しても、関心を示す人は少ないであろう。
・永遠の家族
家族の結び固めの儀式を受けることによって、
死後も永遠に家族の関係を続けることができる。
家族を愛する人は多く、これに関心を持つ人が多いだろう。
家族の結び固めは、この教会にだけ与えられた祝福である。
・死者への働き
生きている間に、キリストの福音を聞く機会の無かった人は、
霊界で、福音を聞く機会が与えられる。
そして、神殿で身代わりの儀式が行われていて、
罪の赦しを受けることができる。
これは、教会員でなかった愛する人を亡くした人に対する
慰めにもなる。
死者の身代わりの儀式は、この教会にだけ与えられた祝福である。
・生ける預言者
私たちは、生きている預言者を授かっている。
復活されたイエス・キリストは今も生きておられ、
ご自身が回復された教会を預言者を通じて導いておられる。
常に神様から、それぞれの時代に必要なアドバイスを受けられる。
生ける預言者は、この教会にだけ与えられた祝福である。
・個人の啓示
神様からのメッセージは預言者を通じてだけでなく、
直接、個人にも与えられる。
これは、バプテスマを受けた後に与えられる、聖霊の賜物による。
個人に絞った必要な、助け、導き、慰めは聖霊を通して与えられる。
聖霊の賜物は、この教会にだけ与えられた特権である。
・神権の祝福
神権はすべてのふさわしい成人男性に与えられる。
それは、それぞれの家族を祝福するためである。
神権者は神様の力を授かり、病人の癒し、励まし、
試練に打ち勝つ力など、キリストが行われた奇跡を
起こすことができる。
神権は、この教会にだけ与えられた特権である。
・永遠の観点
この世は試しの場であり、成長の場である。
そして、永遠から見ると、ほんの一瞬である。
かつて、神様は人間であったが、神様になった。
私たちも、神様のようになり、霊の子供たちを導くようになる。
神様の資質を得ることが、私達の究極の目的である。
神様のようになるために、現世に来たことがわかると、
人生観が変わり、生活態度、困難に対する対応が変わる。
・モルモン書など末日の聖典
聖書の他に、聖書のような書物が与えられている。
聖書には、長い歴史の中で、失われてしまったものがある。
モルモン書など末日の聖典は、それを補うために与えられた。
たとえば、アダムによる堕落とキリストによる贖いの本当の意味は、
モルモン書によって、明らかになった。（「堕落の教義」を参照）
また、末日の聖典は、現代の人々にターゲットを絞って書かれて
いるため、より私たちに適したアドバイスを得られる。
また、モルモン書はアメリカ大陸で書かれ、アメリカ大陸に復活後の
イエス・キリストが訪れたときの記録も含まれている。アメリカ先住
民の言い伝えとも一致し、アメリカ先住民の子孫の関心を集めている。
（「白い神の伝説」を参照）
・末日に起こること
この末日に今後起こることを明確に示している。
モルモン書などの末日聖典や現代の預言者の言葉から知ることができる。
（「ハルマゲドンの戦い」を参照）
・末日の聖典等に記されている興味深い事実
・大陸移動説（教義と聖約133:23-24）
・他の惑星にも神様の息子、娘がいること（教会と異星人）
・失われた１０支族の行方（行方の知れない10部族とは）
・ミニスタリング
教会員同士が組織的に助け合うようにしている。
・その他
教義に関系しないものでも、人々の関心を得るものが、いくつかある。
・宣教師による英会話教室
・クリスマスなどのコンサート
・著名な教会員による講演会
・優れた人道支援プログラム
・有給の聖職者がおらず、会員自身が割り当てや責任を引き受けている。
・イエス・キリストと家族をすべての事柄の中心としている。
・月に1度断食して貧しい人や助けの必要な人を助けるために献金している。
・健康的な習慣が勧められ、有害な物質を避けるように教えている。
・個人の成長、教育、勤勉と自立が強調されている。
・すばらしい音楽と深遠で霊的な原則が分かち合われる総大会。
・ただ苦しみや不幸だけでなく、喜びを感じるためにこの世にいることを
理解している、友好的で幸せそうな人たちやすばらしい家族。
・美しい神殿と、そこで行われていることに意義。
・ジョセフ・スミスが命を失ってまで、神から受けてきたものを証し続けた。
もし、彼が詐欺師だったら、命の危険があったとき、主張を翻しただろう。
・三人の見証者が、ジョセフ・スミスから破門されても、
天使モロナイから金版を見せてもらったという証言を取り消さなかった。
もし、彼らが共謀して嘘をついていたなら、嘘だったとバラしただろう。
・開会、閉会の讃美歌や祈り
これは意外なのだが、以下のような経験をした人がいる。
・クリスマスのコンサートに友人を誘ったとき、
友人に何が良かったか尋ねたら、友人は「みんなで讃美歌を
歌ったのが一番良かった」と語った。
・英会話教室を友人に紹介したら、英会話教室に行った友人から、
「閉会のときに、帰り道をお守りくださいと祈ってくれたのが
感動した」という感想を聞いた。
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