ハルマゲドンの戦い


ハルマゲドンの戦いとは

福千年(主の再臨)の直前に起こる最後の大戦争のこと。
世界が巻き込まれる戦争である。
地の国々がイスラエルに敵対して集まる。
エルサレムを中心にその周辺で行われる。

ハルマゲドンの名称の由来

イスラエルのガリラヤの南部、エルサレムの北100キロメートルほどの場所に、
古代イスラエルの軍事要塞都市が築かれていた。
この都市はメギド(ヘブライ語で「軍隊の地」)と呼ばれていた。
この都市は丘の近くにあったためハル・メギド(メギドの丘)とも呼ばれていた。
ギリシャ語の新約聖書ではこれがハルマゲドンに変わったのである。

ヨハネの黙示録の中に、
「全世界の王たちが全能の神の大いなる日に、戦いをするために、ハルマゲドンに集まる」
(黙示録16:12−16)
と書かれてあることから、この最後の大戦争をハルマゲドンの戦いというようになった。

ハルマゲドンの戦いで起こること

ユダヤ人は異国の地から集められ、イスラエルの地に帰還する。
(エゼキエル36:24、37:21)

イスラエルの地は契約の民の手によって再建され、人々が住み始める。
(エゼキエル36:10〜12)

イスラエル国家が再建される。
(エゼキエル37:22)

エルサレムはイスラエルの首都として再興される。
(ゼカリヤ1:16〜17、2:12、12:6)

以上は既に済んでいることである。以下はこれから起こることである。

この地の生産力が著しく向上し、肥沃になって、エデンの園のようになる。
(エゼキエル36:8、29〜30、34〜35)

イスラエルは政治的にも軍事的にも強大になる。
(イザヤ19:16〜17、ゼカリヤ10:3、5〜6)

イスラエルに敵対する大連合体が組織される。
(黙示録13:1、17:8〜14)

多くの人々が敵対する同盟に加わるのは、奇跡を行なうにせ宗教家たちの後押しがあるからである。
(黙示録13:15、19:20)

政策に行き詰まった国々はイスラエルの豊かさをうらやみ、
何かと口実を見つけて、戦いを仕掛けることを考える。

世界はイスラエルに味方する国と敵対する国に分かれる。

全世界の国々が戦いをするために、ハルマゲドンに集まる。
(黙示録16:16)
敵対する国々がエルサレムを攻略する。

42ヶ月間、敵はユダヤ人を踏みにじる。
(黙示録11:2)

その42ヶ月間、イスラエルに2人の預言者が遣わされる。
(黙示録11:3〜4)
(2人の預言者は教会の使徒である)

2人の預言者は、反抗的なユダヤ人に向かって預言する。

2人の預言者には大きな奇跡を起こす力が与えられる。
(黙示録11:5〜6)

この奇跡の力によって、敵の軍の侵攻が阻止され、敵は町を完全に破壊することができない。

42ヶ月後、2人の預言者は捕らえられ、敵軍に殺される。
その死体はエルサレムの大通りに3日半の間さらされる。
このとき、敵軍は2人の死を大いに喜び、祝う。
(黙示録11:7〜10)

この3日半の間に、敵軍はエルサレムの町とイスラエルの残りの人々に襲い掛かる。
そして、町の大半の侵略に成功し、ユダヤ人から略奪していく。
ユダヤ人は3分の1の人しか生き残らない。
(ゼカリヤ14:1〜2、13:8〜9)

イスラエルの民がまさに全滅するかと思われるとき、主は以下のことを行なわれる。

2人の預言者は3日半の後、人々の前でよみがえる。
2人を見ていた人々は非常な恐怖に襲われる。
そのとき天から「ここに上ってきなさい」と言う声が聞こえ、
2人は敵が見ている中を、天に上っていく。
(黙示録11:11〜12)

大変動が起こる。(黙示録11:13)

大地震が地球を襲い、全世界がその影響を受ける。史上最大の地震である。
(黙示録16:18)

分離している地球の土地がひとつになる。
島々も大陸もみな、ひとつの陸地となる。
(教義と聖約133:23−24)

すべての谷は高められ、すべての山は低くされる。
高低のある地域は平らにされる。
(ゼカリヤ14:10)

エルサレムにはひとつの大きな泉がわく。
これは新しい川になる。
西は地中海に流れ込み、東は死海に流れ込む。
死海はその水が癒され、岸辺がみどりでおおわれ、魚が住み着くようになる。
(ゼカリヤ14:8〜9、ヨエル3:18、エゼキエル47:1〜12)

ユダヤ人は敵に包囲され、全滅の危機が訪れるが、
そのとき、キリストがやって来られる。
主がオリブ山にお立ちになり、山が二つに裂ける。
ユダヤ人は山の裂け目から逃れる。
(ゼカリヤ14:4〜5)

この大変動のために、敵軍は混乱し、互いに攻撃しあう。
火と雹の大いなる雨(おそらく核兵器)が敵軍に降り注ぐ。
また疫病が軍隊を襲う。
兵の数は6分の1になり、戦争を遂行する力を失ってしまう。
(エゼキエル38:21〜23)

ユダヤ人は救いに来られた自分たちのメシアに出会う。
感謝と喜びの心で、ユダヤ人たちはこの解放者のみもとに集まり、
その手と足にある十字架に付けられたとき釘で打たれた傷あとを見つけ出す。
ユダヤ人たちは、自分たちのメシアが
昔自分たちのところに来られたメシアと同一の方であることに気づく。
このようにして、すべてのユダヤ人がイエス・キリストをメシアとして認める。
(ゼカリヤ12:9〜10、13:6、教義と聖約45:51−53)

エルサレムは荒廃がひどいために、7年間イスラエルは戦利品に頼って生活する。
(エゼキエル39:9〜10)

死体を埋めるのに7ヶ月かかり、
さらに地を清めるために、絶えず埋葬隊が残された死体を捜しに出る。
(エゼキエル39:11〜16)

エルサレムは聖なる市となり、主の民は永遠にこの地に定着する。

それから全世界への主の再臨がある。

注)上記の予言を見て、ユダヤ人=善、アラブ人=悪、というような勘違いはしないでほしい。
これらの予言ではユダヤ人の敵がアラブ人であることは書かれていない。
エルサレムの帰属に関しては、エゼキエル書47:23で
「他国人には、その住んでいる部族のうちで、その嗣業をこれに与えなければならないと、
主なる神は言われる。」とあるとおり、
ユダヤ人だけで独占するべきものではない。
神がユダヤ人を助けられるのは、彼らが善であるからというよりも、
神に立ち返らせるためである。

人類へのキリストの訪れ

主は将来、4度にわたって人類へ御姿を現される。
2度は聖徒に、1度はユダヤ人に、最後は全世界に。

新エルサレムへの訪れ

新エルサレム(シオン)は将来、合衆国ミズーリ州ジャクソン郡に建設される。

主はそこに立てらる神殿を訪れる。

主の民は主を拝し、主の声を聴き、その栄光をみる。

彼らはシオンの発展と美化ならびに主の王国の拡大と確立について、
主ご自身の口からさらに詳しい指示を受ける。

アダム・オンダイ・アーマンへの訪れ

アダム・オンダイ・アーマンは合衆国ミズーリ州デービス郡にあり、
昔、アダムが亡くなる3年前に、子孫を呼んで祝福を与えた場所である。

将来、ここで聖会が行なわれる。

この聖会には、福音のすべての神権時代の鍵を保有した人々(古代の預言者と使徒)と、
特別に招かれた生者(現在の預言者と使徒とその他の一部の忠実な人)が出席する。

これは、主の再臨の備えをするための会議である。
この会議で、神権時代の鍵を保有したすべて人々はアダムの前に立ち、
各自の職をアダムに返す。
そして、キリストは公的にこの地上で統治する主権をアダムから引き継がれる。
このことによって、人の統治は終わりを告げる。

その会に出席した神権者に再臨の備えに関する指示が与えられる。

世の人たちはこの会議がいつ行なわれるか知らない。
教会員でも大部分は知らない。
会議に出席する人だけが知っているのである。

オリブ山への訪れ

最後の大戦争の最中、ユダヤ人の前にみ姿を現される。
(詳細は上記の「ハルマゲドンの戦いで起こること」参照)

全世界への訪れ:再臨

主は栄光をもって地上を訪れる。
主は赤い装いで来られる。
これは贖いの犠牲と邪悪な人々への裁きを表している。

そのとき、太陽が暗くなり、月が血に変わり(光を失い)、星が天から落ちる。
また、山々は崩れ落ち、海の水は沸き立つ。

全世界の民が主の御前におののく。

すべての国民が裁かれ、義人と悪人にわけられる。

義人は天に取り上げられ、再臨されるイエスにまみえる。
亡くなった義人も復活し、再臨されるイエスにまみえる。

その間、地球は火によって清められる。
すべての悪人は滅ぼされ、腐るものはすべて焼き尽くされる。

サタンが縛られる

エノクの民が降りてくる。

その後、キリストが地上に神の王国を築かれ、王として治める。

注)ここでいう、義人とは必ずしも教会員だとは限らない。
義人の多くは、教会員以外の人、キリスト教以外の人、無宗教の人などもいる。
そのため、福千年が始まって、しばらくの間は、彼らは、それぞれの宗教や思想を信じ続ける。

その他の主の再臨に関して起こること

再臨の前に起こることは、大きく分けて2つある。
一つは、神の御業が増大すること。
もう一つは、サタンの力が増大すること。
この二つは並行して増大してくる。

神の御業の増大

神権の回復(1829年)

モルモン書の出版(福音の回復)(1830年)

キリストの教会の回復(1830年)

エリヤが家族を一つに結び固める権能を地上に回復する。(1836年) すべての国の人々が、母国語で完全な福音を聞くようになる。(現在進行中)

レーマン人が福音により祝福を受ける。(現在進行中)

イスラエルの集合
シオンが建設される。(将来)

サタンの力の増大

義人と悪人の分離

再臨の時期が近づくほど二つの力はともに増大し、善に付く者と悪に付く者が明確に分かれる。

モルモン書での主の訪れの記録は、主の再臨の予表である。
これによると、義人が悪人のもとから追放され、または迫害から逃れ、
シオンとステークに集合する。

こうして、義人と悪人の住む場所が分かれる。
その後、義人が一人もいなくなった悪人の住む場所に大きな災害が訪れる。

シオンとステークは避け所、安全の地となる。
シオンとステーク以外には平和を得られる場所はない。

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