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DISCLOSE / 今井優子 01.恋しくて 02.Happy Birthday To Me 03.Brunch Time 04.きれいになりたい 05.あなたが側にいるなら… 06.倦怠期ならLet's Take It Easy 07.最後の嘘 08.あなたとの快適な距離 09.靴を買いに行こう! 10.私らしく週末を過ごすなら 11.穏やかな夏の午後 |
「春に聴きたいアルバム」 前回の「最近買ったアルバム(その2)」から1ヶ月半もほったらかしにしてしまいました。久々にこのコーナも更新しようと思います。
さて、ゴールデンウィークに突入し、もう春というよりは初夏という方が良いような暖かい(暑い日)が続く今日この頃です。そこで、季節の変わり目恒例となっている季節もののネタでいきたいと思います。
今回は何となくとても古いアルバムが多くなってしまいました。
<大滝詠一 / 大滝詠一>(1972)
大滝詠一
/大滝詠一昨年末、ドラマの主題歌のために10年ぶりにシングルを発表し大ヒットさせたのは記憶に新しいですが、その大滝詠一が発表したファーストソロアルバムです。 後に「A LONG VACATION」が爆発的に売れたために、一般的には夏のイメージが定着している大滝詠一ですが、この頃はまだはっぴいえんどに在籍していたこともあり、それ程夏っぽい曲はありません。収録曲は本人いうところの“メロディータイプ”の曲と“ノベルティタイプ”の曲が半々くらいです。
一人二重唱が綺麗な“それはぼくぢゃないよ”、数年前にウルフルズがカバーした“びんぼう”、メロディータイプの傑作だと思う“乱れ髪”等が好きです。
なお、ダブル・オーレコードが設立された時に(現在は閉鎖)同時期のシングル2枚と別ヴァージョン満載で再発されました。
<DISCLOSE / 今井優子>(1994)
DISCLOSE
/今井優子いわゆる“ガールズ・ポップ”という言葉が生まれた頃デビューした今井さんの今のところ最新のアルバムです。 今井さんのヴォーカルは声質が石川優子さんに少し似ています。サウンドは少しフュージョン寄りで、パーカッションを多用していることもあり一般的には夏のイメージのアルバムになるかもしれません。パーカッションを前面に出してハデにリニューアルした“恋しくて”、“きれいになりたい”が好きです。
一般的には今井さんの認知度がそれ程ないからか、このアルバム以降はアルバムを出していません。次のアルバムの発表が待たれる昨今です。
<Gently / 辛島美登里>(1990)
Gently
/辛島美登里今は超メジャーなアーティストとなってしまった辛島さんのファーストアルバムです。 このアルバムを初めて聴いた時にはどの曲も良い曲ばかりで、本当に驚きました。それまで色々な人に曲を提供しつつも自分のアルバムのためにもこつこつと曲を書きためていたことでしょう。中でもアップテンポの“時間旅行”、“Upturn Girl”、バラードの“赤わいん”、“気をつけて”が好きです。
世間一般では“サイレントイヴ”の人というイメージが強い気もしますが、この曲がヒットする前にもこんなすごいアルバムを作っていたので“サイレントイヴ”しか知らない人にも是非聴いてみてもらいたいです。
<DAWN(GO AWAY) AND 15 OTHERS / THE 4 SEASONS>(1964)
DAWN(GO AWAY)
AND 15 OTHERS
/THE 4 SEASONS時代はうんと遡って60年代にビートルズ、ビーチボーイズと並んで絶大な人気を誇っていたフォーシーズンズのアルバムです。一般的には“シェリー”で有名かと思います。 フォーシーズンズのサウンドはリードヴォーカルのフランキー・ヴァリのファルセット・ヴォイスとそれにからむ美しいコーラスが特徴で、さわやかな春のイメージにぴったりです。
好きな曲は冒頭一曲目でいきなりドラムソロがくる“Big Man's World”、軽いシャッフルが春のウキウキしたイメージにぴったりの“Life is but a dream”、ニール・セダカのオリジナル版も大好きな“Breaking Up Is Hard To Do”など。
<THOSE WERE THE DAYS / Mary Hopkin>(1972)
THOSE WERE THE DAYS
/Mary Hopkin次も60年代の歌姫のアルバムです。ビートルズの設立したアップルレコードからデビューしたこともあり、とてもビートルズ的(特にポール)な曲が多く収録されています。 杉本理恵にカバーされた“Goodbye”(このヴァージョンも素晴らしい出来)、“Those Were The Days”、リンゴのドラムとポールのベースがかっこいい“Que sera sera”が好きです。
最近買ったCD(その1)で書いてある南野陽子のアルバム「Garland」の元ネタになっている曲が3曲入っているので、どこをパクっているのか聴き比べてみるのもおもしろいかもしれません(^^)。
<midori / 飯島真理>(1985)
midori
/飯島真理最後は「春になればMI・DO・RIのココロ」ということで、飯島真理さんのアルバムです。 これは辛島美登里さんの「Gently」と並んで全てが大好きな曲のアルバムで、全く文句の付け所がありません。一度聴いてみて下さい。ちなみにプロデュースはあの清水信之氏です。
特に好きなのは清水氏が全ての楽器を演奏している“Girl Friend”、間奏のホーンとギターソロが印象的な“Tight Rope”、“Tight Rope”とつながって始まる“恋は気ままに”、春といえば「恋の季節」というわけで(^^;“ファースト・デイト”ですが、他の曲もどれも本当に良い曲ばかりです。
飯島真理さんはこれ以降現在に至るまで海外のミュージシャンを多用したバンド色の強いサウンドに転換してしまうので、このアルバムが「日本のニューミュージックっぽい最後のアルバム」となっています。
#最もアイドルっぽいアルバムといった方がいいかもしれませんが(^^;。
春は新しい生活のはじまりであったり、桜が咲いたりさわやかなイメージがありますが、そんなイメージにあいそうなアルバムを選んでみました。
(98.05.01)