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Smoochy (US Version) / 坂本龍一 01.Bibo No Aozora 美貌の青空 02.Aishiteru, Aishitenai 愛してる、愛してない 03.Bring Them Home 04.Aoneko No Torso 青猫のトルソ 05.Tango 06.Insensatez 07.Poesia 08.Dennogiwa 電脳戯話 09.Hemisphere 10.Manatsu No Yo Ana 真夏の夜の穴 11.Rio 12.A Day In The Park 13.Tango (Version Castellano) |
War Head
(Single)
/坂本龍一
Front Line
(Single)
/坂本龍一
音楽図鑑
/坂本龍一
未来派野郎
/坂本龍一
heartbeat
/坂本龍一
Sweet Revenge (US)
/坂本龍一
食物連鎖
/中谷美紀
<イントロ>
今回もマニアックです(^^;。なんせ、教授はYMO時代からずっとファンなので、かれこれ17年以上のファン歴ですから。
YMOの3人でなぜ教授に惹かれたのかというと、あのヴォコーダーの声がかっこよかったからという、いつもどおりの単純な理由です。再生YMOのコンサートで“Behind The Mask”のヴォーカルを生で聴いた時には鳥肌が立ちました。<War Head/Front Line>
教授の曲を大別すると、だいたい下の種類に分かれます。1.歌もの (本人も外人もOKよ)
2.インストもの (印象的なメロディ)
3.わけわかなもの(^^; (なんじゃこれ)それぞれの例を挙げると、1は“The Other Side Of Love”、2は“戦メリ”、3は“Aromascape(中谷美紀の「cure」のBONUS DISC)”といったところでしょうか。更に歌ものにも2種類あって、メロディが単純で口ずさめるものと、メロディがはっきりしていなくて口ずさめないものがあります。
で、“War Head”は口ずさめない曲、“Front Line”は口ずさめる曲の最初期のものです(異論あるかもしれませんが)。どちらの曲も非常にYMO色が濃い曲で、“War Head”は「MULTIPLIES」、“Front Line”は「BGM」の頃の雰囲気があります。“Front Line”B面の“HAPPY END”は「BGM」収録ヴァージョンよりもメロディがはっきりしていて個人的にはこっちの方が好き。
本当はこれらシングルと同時期の「B2 UNIT」が一番好きなアルバムなのですが、これは3のワケワカ路線で、余程のファンの人でないと良さが理解できないと思うので外しました。
とにかくこの頃の教授の音楽はなんとなく反抗的なイメージだったので、当時中学時代を過ごしていた私は歌謡曲なんかには耳もくれないニューウェーブとテクノ少年となってしまいましたとさ(^^;。<音楽図鑑>
そんな教授の音楽もYMOの「浮気なぼくら」の頃から角がとれて丸くなった優しくなったような感じになりましたが、YMOが散開して最初に発表したアルバムです。教授のアルバムの中では最も聞き易い、耳に心地よいメロディーの曲ばかり。“Tibetan Dance”、“Etude”、“M.A.Y. In The Backyard”が好き。同時期の曲では「サウンドストリート」のテーマだった“両眼微笑”も春っぽくてかわいくて好きです。あとYMO散開アルバム「SERVICE」の“Perspective”も名曲ですね。<未来派野郎>
ファンの間では最も人気があるらしいアルバム。このアルバムも聴きやすいです。ただ、教授自身がヴォーカルをとっている曲が少ないので私はあんまり好きではありません。テクノロジーを駆使した最先端のサウンドとそれにのる貧弱な教授のヴォーカルのギャップが大好きなので(^^;。
このアルバムではBernard Fowlerが歌う“GT”、吉田美奈子がコーラスの“黄土高原”、何故か途中から日本語の歌になる“Ballet Mecanique”が好きです。“黄土高原”は飯島真理さんもカバーしました。
<heartbeat/Sweet Revenge/Smoochy>
最近のアルバムでは3種類のパターンの曲が入り交じって、良くこんなバラバラな曲が集まってひとつのアルバムになっているもんだ、と思ってしまいます。ピアノ曲はあるし、ラップはあるし、アンビエントはあるし、歌謡曲っぽい日本語の歌ものはあるしなんでもあり状態。しかし、サンプリングループのドラムはそろそろやめてほしいな(^^;。
Jimi Hendrixの曲をサンプリングしている“Rap The World”、日本語ヴォーカルの“SAYONARA”、レゲェっぽい“Moving On”、本当に悲しい曲“Sweet Revenge”,メンバー紹介をしながら殆どアドリブで演奏しているライブヴァージョンの方が断然かっこいい“Insensatez”が好きです。でも最近のアルバムはどちらかというと1曲1曲を楽しむよりもむしろ全体の流れとして聴いてみて良いアルバムが多いです。<教授と女性ヴォーカル>
教授といえば女性ヴォーカルですね(^^;。今までに矢野顕子、今井美樹、中谷美紀、大貫妙子、飯島真理、加藤登紀子等がアルバムに参加したり、あるいは教授がプロデュースを担当したりしています。教授がプロデュースをやると一度聴くだけですぐわかりますね。特に中谷美紀の「食物連鎖」、「cure」なんて教授のアルバムに中谷美紀が参加しているようにしか聞こえません(^^;。<こまったちゃん2号>
“世界の坂本”と言われているだけに、ファーストアルバムから最近のアルバムに至るまでその殆どが海外でもリリースされていますが、「Beauty」以降のアルバムに関しては日本発売と世界発売で微妙に内容やミックスを変えています。例えば、国内盤では今井美樹が歌っていた“二人の果て”は世界盤では“Sentimental”というタイトルで外人女性歌手に歌わせています。ファンとしてはもちろん両方を聴いてみたいので、ニューアルバムが発表されたら両方を買わなくてはならなくて大変(;_;)。
更に最近では国内盤でも限定仕様の変形ジャケット盤と通常盤を出したり、リミックスアルバムを出したり、Paul McCartneyに負けないくらい商売上手な奴です。(97.10.06)
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