増殖×∞ MULTIPLIES /YELLOW MAGIC ORCHESTRA BGM /YMO TECHNODON /(X)YMO TECHNODON IN TOKYO DOME /(X)YMO TECHNODERUCK /OMY

＜きっかけ＞ 　YMOは、中学生になってまもなくの頃に存在を知りました。最初に聴いたのは「増殖」で、初めは曲よりもギャグのおもしろさに惹かれました。特にＢ面は当時毎日のように聴きまくって生活していたわけです(^^;。そして「増殖」を聴いて一週間ほど経ってから、あの「夜のヒットスタジオ」で“TECHNOPOLIS”と“RYDEEN”を演奏する姿を見て、曲のかっこよさと演奏スタイルのかっこよさに参ってしまい、翌日には“RYDEEN”のシングルを買ってしまいました（今見てもこの時の演奏は格好良い）。この年の年末はチャップリンメモリースタジオからのライブ（静岡では12月に入ってから放送しました）と武道館ライブでおわり、個人的にも世間でもまさにYMO一色の一年でした。で、年が明けて３月にあの「BGM」が発表になるわけです。 ＜ＢＧＭ＞ 　YMOで好きなアルバムというと「BGM」と言う声は最近こそ多いですが、当時はこのアルバムの評判たるやひどいものでした。少なくとも私の周りでは。当時の私の周りは殆どがYMOファンだったのですが、このアルバムが出たとたんに８割方はYMOから離れていきましたよ、ホントに。だから今「BGM」が一番好きだと言う人達ははっきり言って信用していません。私は逆にこのアルバムから更にどっぷりはまっていくことになり、今でもYEN関連やメンバーのソロを集めたりすることになってしまいました。 ＜いわゆる“テクノデリック”＞ 　で、好きなアルバムは「BGM」にしようかなと思いましたが、聴いた回数では間違いなくこちらの方が多いので「TECHNODELIC」にしました。このアルバムのどこが良いのかというと、“すかすかで生なくせにテクノしているところ”でしょか(^^;。前年までのサウンドに欠かせなかった“ピコピコ”が無くなったり、教授のボコーダーが聴ける曲が無くなったりして余計な装飾音が減っている上に、生のピアノやベースやドラムの曲が多いんだけど、テクノなんだなぁと納得させてしまうところがすごいです。あと、日本語の歌詞が初めて登場したのも当時は割とショックでした。 ＜テクノドン＞ 　散開してからちょうど10年目、再生の話を知った時にはどんな音を聴かせてくれるのだろう、とアルバム発売が待ち遠しかったですが、１曲目の“Be a Superman”から「TECHNODELIC」の90年版みたいな音で、期待通りの音を聴かせてくれました。 　そして、再生コンサートで初めて生で幸宏のドラム、細野さんのベース、教授のボコーダーを聴いた時には鳥肌が立ちました。特にアンコールの“東風”を聴いた時には懐かしさと生で見ているという事実で涙が出る程感動しました。 ＜O.M.Y.＞ 　最近ではこんなパロディバンドもあるみたいで、結構この人達もYMO聴き込んでいるなぁとか笑いながら聴いています。YMO盤ラトルズみたいなものなのでしょうか。 (97.07.19)

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