デュエットソング

漂流者
最近のデュエットソング

漂流者 / 真矢 with 椎名へきる

 上 … ソニー盤

     c/w 246 / 椎名へきる

 下 … マーキュリー盤

     c/w A SONG / 真矢

「最近のデュエットソング」特集!

 昔にさかのぼるとポールマッカートニーとスティービーワンダーやマイケルジャクソン、ジョンレノンとエルトンジョン、坂本龍一と忌野清志郎、石川優子とチャゲ、橋 幸夫と吉永小百合(俺は何歳なんだ)など、なかなか実現が難しそうなデュエットが実現し、その上実際に歌っている姿をビデオなりテレビなりで見た時には興奮したものでした(この辺は別の機会に書きたいと思います)。

 前回少し振れましたが、最近は異色デュエットが流行のようです。ニューミュージックとアイドル、ロックミュージシャンとバイオリニスト、声優とロックミュージシャン、等色々な組み合わせのデュエットが実現し曲を発表していますが、今回はその中からいくつかを独断と偏見で選んで紹介したいと思います。まぁ私が紹介するから、どのような顔ぶれになるかは想像つくと思いますが(^^;。

<太陽とハナウタ/渡辺満里奈&鈴木蘭々>
太陽とハナウタ
太陽とハナウタ
/渡辺満里奈&鈴木蘭々
まりなとらんらん from 「MUSIC JUMP」  前回も紹介しましたが、最近よく聴くシングルの内の1枚です。テレビのインタビューによると、レコーディングは一人ひとりバラバラで行われたのことだし、二人で曲を作ったわけでもないので一見よくわからない組み合わせですが、前回書いたようにこの二人は大滝詠一の主催した“Oo Record”(現在は閉鎖されました)に所属していたことから生まれたコンビです。良く聴くと二人が適度にハモっているし、なかなかおもしろい曲です。
 右の画像は「MUSIC JUMP」に出演した時の映像ですが、二人とバックバンドの振り付けがなかなかおもしろいので一見の価値ありです。この曲にはビデオクリップも製作されていて、結構頻繁にTVでオンエアされてます。

<漂流者/真矢 with 椎名へきる>
漂流者1

漂流者2

漂流者
/真矢 with 椎名へきる
へきるとしんや  これまたどういった理由で出来たコンビなのかわかりにくいですが、インタビュー記事等によると、真矢の方がデュエット相手の女性ヴォーカルを探していて、同じラジオ番組の違う曜日を担当しているへきるさんを指名したとのことです。
 演歌調のメロディーで、真矢の低音とへきるさんの高音ヴォーカルが平成の“銀座の恋の物語”の雰囲気。発表会見時には二人で考えたという振り付けも披露されたとのこと。なお、左のような二人の所属するレコード会社別に2種類のシングルが発売されていて、それぞれカップリングはソロの曲が収録されています。
 でもこの真矢のHっぽいヴォーカルとへきるさんのあっけらかんとしたヴォーカルと演歌調の曲はどう聴いてみてもミスマッチ。私はこの曲大嫌いです
 ソニー盤のカップリング“246”はこの前のコンサートでも披露された曲で、こっちの方が聴く回数は圧倒的に多いです。

<Friends〜時空を越えて〜/桜井 智&飯島真理>
Friends〜時空を越えて〜1 Friends〜時空を越えて〜2
Friends
〜時空を越えて〜
/桜井 智&飯島真理
ともとまり  今年はアニメ「超時空要塞マクロス」が放映されてから15周年ということで、ヒロインのリン・ミンメイ役の飯島真理さんとミレーヌ・ジーナス役の桜井 智さんの共演が実現しました。
 以前には、真理さんの歌った“愛・おぼえていますか”や“私の彼はパイロット”等を智さんがカバーしたり、真理さんが智さんに“あなたへのLove Song”という曲を提供したりしたことはありますが、まさかこの二人がひとつの曲で共演するとは夢にも思わなかったので、かなりビックリしました。
 もともとこの二人の声質はとても似ているので、結構イケルデュエットになるだろうと期待していましたが、聴いてみるとこれが期待どおり。今回紹介した中では最高の出来です。曲は真理さんが作っているので、最近の真理さんのサウンドなのですが、その中に入ってくる智さんのヴォーカル、そしてさりげなく智さんをバックアップする真理さんのコーラス、更に時にはどちらの声ともわからない様に混ざり合い(本当にわからない)、もうファンには涙を流さずにはいられません(かなり大げさ)。
 このシングルも真理さんと智さんの所属するレコード会社からリリースされており、カップリングはそれぞれのソロ曲が収録されています。

<おさかなペンギンCD/井上喜久子&岩男潤子>
おさペン
おさかなペンギンCD
/おさかなペンギン
おさペン  最後に紹介するのはもう2年前のユニットになってしまいましたが、前世がさかなだったという井上喜久子さんと、緊張すると手がペンギンになってしまうという岩男潤子さんが結成した「おさかなペンギン」です。
 期間限定ユニット(爆)のためか曲はノベリティソングが多いですが、お互いのソロアルバムに通じるなかなかあなどれない仕上がりです。テクノがあったり、カントリーがあったり、なかなかほのぼのとしていて二人のキャラクターにマッチしていて気に入っています。

 さて、最近では谷山浩子さんにアルバムをプロデュースしてもらったり曲を提供してもらったりしている岩男さんですが、来年あたりは是非二人で共演してもらいたいです。

(97.12.02)
ジャケット写真は全て私が所有するCD、レコードその他を撮影したものです。

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