秋
秋に聴きたいアルバム

左上から

 Entrance / 岩男潤子

 An Innocentmac / Billy Joel

 風街ろまん / はっぴいえんど

 Rose / 飯島真理

We are
We are
/OFF COURSE

Entrance

Entrance
/岩男潤子

An Innocentman

An Innocentman
/Billy Joel

風街ろまん

風街ろまん
/はっぴいえんど

薔薇色の明日

薔薇色の明日
/高橋幸宏

Rose

Rose
/飯島真理

<イントロ>
 蝉の鳴き声もいつの間にか聞こえなくなって、秋らしい季節になってきました。というわけで、今回は趣向を変えて私が秋に聴きたいアルバムを何枚か紹介したいと思います。
 なぜ、秋に聴きたくなるのか、というと、特別な理由があるわけではなく、ただ初めて聴いたのが秋だった場合が多いだけですが(いい加減な奴)。

<We are / OFF COURSE>
 オフコースのアルバムは夏か秋を連想させるものが多いですが、このアルバムは初めて聴いたのが9月(ちょうど「NEXT」がTV放送される直前の時期)だったので選びました。
 オフコースのアルバムでは「over」、「I LOVE YOU」という、強烈なアルバムを聴いた後だったので、「We are」はちょっと地味に聞こえました。でも地味は地味なりに“時に愛は”(後半のギターバトルが良い!)、“おまえもひとり”(ベースが好き)、“せつなくて”(松尾さん好きです(^^))といった曲が好きになりました。“僕等の時代”の歌詞は今聴くといろいろ考えさせられますね(^^;。

<Entrance / 岩男潤子>
 前回に続いての登場。これも初めて聴いたのが8月下旬〜9月上旬でした。声優ファンだけのものにしておくのはもったいないアルバムです。

<An Innocentman / Billy Joel>
 リリースは1983年の9月頃だったと記憶しております。このアルバム、発表された当初から、前作(「ナイロンカーテン」)とがらっと違う聴きやすいアルバムと評されていましたが、確かにそのとおりで、アメリカンポップス調のなじみやすい曲がそろっています。“The Longest Time”、“Uptown Girl”、“An Innocentman”あたりが秋らしいイメージでしょうか。アメリカンポップス大好きの私にはたまらないアルバムです。

<風街ろまん / はっぴいえんど>
 このアルバムは聴くだけで何となく秋の田舎風景が浮かんで来るんですよ。それだけ詩と曲、サウンドが秋のイメージにマッチしているとんでもないあるばむです。曲としては“春らんまん”、“夏なんです”、など秋の曲ではないものもありますが、全体的なイメージは秋です(私的意見です)。特に“風をあつめて”の電子オルガンの寂しさとか、“花いちもんめ”がなんとなく秋っぽいと思います。

<薔薇色の明日/ 高橋幸宏>
 同じ年の夏にYMOの「浮気なぼくら」が発表されましたが、このアルバムが夏のイメージに対して高橋幸宏の「薔薇色の明日」は圧倒的に秋のイメージです。それは1曲目の“Ripple”や、本人曰く「情調派・高橋幸宏」路線の“蜉蝣”、“前兆(まえぶれ)”からによる所が大きいです。
 なんせ、ちょっと前まではテクノテクノで英語の曲ばかり歌っていた人が突然日本語でストリングスや生ピアノの歌謡曲調の歌を歌っちゃうからショックが大きかったアルバムでした(^^;。

<Rose / 飯島真理>
 そのうちに好きなアーティストで紹介することになる飯島真理さんのデビューアルバム。発表時期は「An Innocentman」、「薔薇色の明日」とほぼ同じ時期です。プロデュースがいきなり教授だったこともあって本人のこと全然知らないのにとりあえず買った1枚でした(ちょっと嘘(^^;)。教授の「音楽図鑑」あたりの好きな人におすすめしたいアルバムです。
 “きっと言える”(イントロのProphet 5だろう音色が良い)、“Love Shick”、“Shine Love”あたりが秋っぽい印象です。

(97.09.14)

ジャケット写真は全て私が所有するCD、レコードその他を撮影したものです。

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