愛媛県松山市の「中野本舗」の松山銘菓「薄墨羊羹(うすずみようかん)」

2015(平成27)年4月10日

 今回は、愛媛県松山市の松山銘菓の1つに数えられる「薄墨羊羹(うすずみようかん)」をご紹介します。

 「薄墨羊羹」の名前の由来は、松山地方に伝わる伊予節に謡われている「薄墨桜」に因んでいるとのことです。

 現在の「薄墨羊羹」の名前は、幕末に「桜羊羹」や「薄墨桜羊羹」から改称されたとのことです。

 「薄墨羊羹」のメインの1つは、伝統的な「一面船流し」と呼ばれる大判の型に流し込んだ羊羹(船流し)だそうです。

 これは、2013(平成25)年1月21日鶴岡の「福田屋」の冬期名物「水ようかん」や、2012(平成24)年7月13日山形市小姓町の「菓遊専心戸田屋正直」の「一枚流し水ようかん」でご紹介した「水ようかん」と同じ種類のようかんと思います。

 また、「薄墨羊羹」には、「水ようかん」の外に練羊羹の棹羊羹もあります。
棹羊羹の「薄墨羊羹」は、軽やかな食感の吟味した上質な小豆の風味が楽しめる程良い甘さの美味しい羊羹です。

 この棹羊羹の「薄墨羊羹」は、この軽やかな食感の点で、歯ごたえのあるドッシリした食感と重量感のある、2014(平成26)年6月10日山形市の「菓道八右エ門」の「八右エ門羊羹(ようかん)」や、2014(平成26)年4月1日東京赤坂に本店がある「虎屋(とらや)」の羊羹(ようかん)「おもかげ」や、2014(平成26)年3月10日東京赤坂に本店がある「虎屋(とらや)」の羊羹(ようかん)「夜の梅」や、2013(平成25)年10月29日仙台市の売茶翁(ばいさおう)の本練羊羹(ようかん) などでご紹介した本練羊羹と違います。

 棹羊羹の「薄墨羊羹」は、独自の食感の程良い甘さでお茶うけに最適な美味しい羊羹です。

 棹羊羹の「薄墨羊羹」は、各種1本各700円(税抜き)です。

 その外に「薄墨羊羹」では、新感覚の一口サイズの立方体(キューブ形)にして洋風の素材もとりいれた羊羹「ウスズミキューブ」もあります。

 「ウスズミキューブ」は、一口サイズのキューブ形の羊羹が可愛い小ぶりなボックスに整然と入っていますので、洋風の風味の羊羹も含めて手軽に美味しい羊羹を楽しめます。

 購入したのは、2015(平成27)年4月8日愛媛県松山市の、白餡(しろあん)に新鮮な卵の黄身を加えた黄身餡(きみあん)を、バターを使ったまろやかな衣(ころも)で包んだ瀬戸内銘菓「母恵夢(ぽえむ)」でご紹介した「母恵夢(ぽえむ)」を購入した松山三越デパート(電話番号089-945-3111)です。

 製造者は、株式会社中野本舗(電話番号089-958-3355)です。

 なお、羊羹(ようかん)に関しては、約25編のブログをアップしております。

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