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鶴居軌道跡を歩く 11
(ヤチマナコ。)
時々、ごく小さな流れや、ヤチマナコ(谷地眼)を見かける。ヤチマナコは、泥炭が堆積した 「底なし沼」状態の水たまりなのだが、見た目は数十センチ程度の深さにしか見えない物である。 落ちたら大変だから、そばで観察するだけにしておいた方がいい。 このような湿った土地に、 とにかく鉄道をひいて生活の手段を確保しようとした、昔の人たちの熱意を思う。
(湿原を潤す、小さな流れのひとつが、軌道跡を横切っている。)