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[No.220] 失敗大皿群 価格 ● *** 円 '21.12. 1 up
(200 mm 〜 275 mm)
あの悪夢の朝からやっと気持ちを落ち着けることが出来ました。
はやる胸のときめきを抑えながら本焼きの窯の、温度の下がるのを待ちきれず窯の扉の固定ネジを外すときの気持ちは幾度経験しても感慨深いものがあります。
そしてそれが思った作品の場合は嬉しさも絶好調になりますが・・・、今回のように全てが失敗作となるとこの気持ちの落ち込みを正常に戻すまでには相当に思いっきり遊びまわってこないと気持ちの整理がつきません。
お陰で秋の初めは天候不順で怒りのはけ口をなかなか見つけることが出来ませんでした。後半になって天候にも恵まれてやっと思いを吹っ切ることが出来ました。
改めて失敗した作品でも公開する気分になってきました。私には陶芸家としてのプライドもその美意識も全くありません、と開き直るにまで落ち着くことが出来ました。
ま〜、それぞれには窯の門番などの仕事を与えて心機一転来年にはまたやり直してみます。暫くは山に雪がありますので陶芸のことなど一切忘れてスキーに没頭します。
次回の更新は 1月 1日となります
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[No.219] 湯呑とぐい呑み 価格 各 500 円 '21.11. 1 up
(82 X 75 mm, 73 X 60 mm)
本来でしたらこの回でご紹介できるはずでした大皿は私の目論見はどこ吹く風・・とシャアシャーと神は私の期待を裏切って台無しにしてくれました。
まあ、再度挑戦していつの日にか第一回目の作品は堂々と「非売品!」として大皿の轆轤引きのための亀板を作ってくれた鉄工所、木工所の両匠に差し上げたい。
と言うわけで、今月の月初めの作品紹介は無難な湯呑とぐい呑みになりました。
この時期になると朝晩の冷え込みが厳しくなりますが日中の晴れた日には風もなくまさに「小春日和・・」となります。そんな日の午後にはお酒を常温でぐい呑みで傾けてください。
そして陽も落ちてくると急激に冷え込んできます。湯呑に白湯を注ぎ手で包み込んで体を温めてください。
次回の更新は 12月 1日となります
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[No.218] 銘々皿 価格 各 500 円 '21.10. 1 up
(115 ~ 120 mm)
日常に使う食器はどうしても手に持ってなじむ大きさに慣れてしまうといざその器を作ろうとしたときにどうしてもその手に慣れ親しんだ大きさで作陶してしまいがちです。
私の使っている粘土は収縮率が15%ほどあります。ですから12cmくらいの小皿が欲しいな‥というときには14cm余の大きさにしないと目的の大きさが得られません。
まあ、お皿に限らずコーヒーカップでも茶碗でもすべて実生活で欲しいな‥と思う大きさを思い描いて作陶してはならない心苦しさの葛藤があるのです。
今日は我が家で使う小ぶりの銘々皿を紹介しましたがこの下には90mmの刺身皿、上には150mmの取り皿などがあります。
今挑戦しているのは250mmの大皿、これに至っては私の陶芸人生の集大成と位置付けて挑戦中です。
次回の更新は 11月 1日となります
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[No.217] おなじ窯なかま 価格 500 500 1000円 '21. 9. 1 up
(62 X 55 mm)(72 X 60 mm)(75 X 130 mm)
9月の声を聴くとさすがに都会の空も秋色っぽく感じ始めます。
陶芸人の贅沢として日常使う器も多少は季節に合わせた食器を選べるというささやかな贅沢をさせてもらっています。
こと、陶芸に関しましては土練りから整形、乾燥、素焼き、そして本焼きと工程が長期にわたるものですから仕上がりの季節も多少は意識しながら制作することが多いのです。
お茶碗シリーズ、お皿シリーズ、一輪挿しシリーズと肩を張って作陶してきましたがたまに一息入れてみましょう。
素敵な季節が巡ってきたにも関わらず懐かしい友と会っての旧交を温めることもできません。せめて、同じ窯のよしみのクラス会です。
次回の更新は 10月 1日となります
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[No.216] 一輪挿しVol.3 価格 各1000円 '21. 8. 1 up
( 65 X 80 mm) 〜(80 X 115 mm)
今更なんですが花壇の花は毎日の水遣りと雑草取りなど手入れをしてあげれば上げるほどそれに応えて毎日美しい花々を咲かしてくれます。
ろくすっぽ手入れをしていなかった頃はせっかく咲いた花を切って花瓶に挿そうなんて発想はありませんでした。
もっともこの頃はよく面倒を見ているかというとそうでもないのですが自動散水タイマー装置なるものを購入し、散水管の方向などハード面の手助けをしたくらいでした。
まあ、そんなくらいですから大手を振ってジャンジャン花を切る・・というほどでもありませんが豊富に我が家の部屋部屋を賑わせてくれます。それでも出かけた先でもたまには「そろそろ散水する時間だな・・?」で
我が家玄関先にある防犯カメラにアクセスして散水の状況をweb 上で見たりして、気にしていますから面倒を見てると言っても過言ではないでしょう。
そんなわけで暫くは一輪挿しなど花瓶類も造ってみようと思っています。
次回の更新は 9月 1日となります
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[No.215] 花柄のコーヒーカップ 価格 各1000円 '21. 7. 1 up
( 65 X 80 mm) 〜(65 X 85 mm)
いかにもいかつい感じでご紹介しているコーヒーカップですがたまには趣を変えて花柄にして見ました。
特別コーヒーが美味しくなるわけではありませんがこんな梅雨寒のときには明るい器で暑いお茶でも飲みたくなります。
このところ茶碗や皿の呪縛から解放されて心の落ち着く花器やコーヒーカップなど気の休まる物ばかり作ってきています。
こういう精神状態って実に私自身にとっても安泰なのです。
でもこうしている間にも時々ムラムラと大作に挑戦してみたい気持ちも湧いてきますが、あくまでもこれはお遊びなんだよ・・と、言い聞かせています。
次回の更新は 8月 1日となります
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[No.214] 一輪挿しVol.2 価格 各1000円 '21. 6. 1 up
〇 ( 70 X 80 mm) 〜 ●(80 X 100 mm)
陶芸は実に不思議なものです。外出自粛で絵を描いたらすっかり暗い絵になってしまいました。
そんな中、窯の扉を開けてこんなに明るい花瓶が飛び出して来た時には私でも少し嬉しさのあまりついつい外に飛び出して草花を摘んで来て活けてみました。
いや〜、陶芸って実に素晴らしく楽しいものですね。しかし暫くは家庭で使う道具ばかり作っていましたがこうして何の役にも立たないものを作るって心が解放されます。
暫くは一輪挿しをじゃんじゃん作ってみようかな・・・と言う気が俄然湧いてきました。
男のやもめ暮らしですがこんな一輪挿しに道端の草花を活けてみるのも実に風情があっていいものです。
次回の更新は 7月 1日となります
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[No.213] 珈琲茶碗 価格 ●●〇〇各1000円 '21. 5. 1 up
( 83 X 65 mm) 〜 (90 X 70 mm)
お茶を飲むお茶碗や、お酒を呑む酒器、これらと同じように珈琲を飲む器もその時々の気分によって大いに変えてみたりしたいものです。
そんな訳で今回は珈琲茶碗のご紹介になります。
これは他と違って取っ手が付くと言うことで器全体のバランスは少し趣が変わってきます。
轆轤の上にある時にも最後は取っ手が付くんだ、そのためには器の形状はこのぐらいかな・・・と推測しながらの成形になるのです。ですから、取っ手のつかないこの器を想像してみてください。どことなく間が抜けているようで・・面白いでしょう?。
下絵に付ける紋様も古来から使われていた”かな錆”と”呉須青”のみにして見ました。
心落ち着いてゆっくりと香り豊かな珈琲を一杯いかがですか。
次回の更新は 6月 1日となります
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[No.212] 一輪挿し 価格 それぞれ1000円 '21. 4. 1 up
●( 100 X 85 mm)、〇(135 X 85 mm)
この地球上の動物は約140万種類にも及びますがその中で花を愛でること、といえば一部の昆虫と、メジロやヒヨドリ、ハチドリなどの鳥類と人類くらいでしょうか。
ただし、昆虫や鳥類は恐らくそこにある花の蜜が目的の様で決して花を飾って喜ぶとは思えません。ニワシドリが唯一、巣の周囲に花を飾ってメスの注意を促すと言われます。
さて、その人類ですが食べるわけでもなく、ひたすら心の満たされる糧として花を愛でるために栽培したり器に活けたりする唯一無二の動物なのです。
そうなると花を活ける花瓶・・・も人が生活していくうえで必要な道具として注目されるはずです。
私はいくつもの花瓶を作ってきましたが徳利やそばつゆの容器としてではなく純粋な花卉のための容器として一輪挿しを作ってみました。
道端に生えている草花やこの季節ですと桜の樹の幹から産毛のように咲いた桜の花もちょいと挿してみると男の部屋も少し気分が変わります。
次回の更新は 5月 1日となります
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[No.211] 大鉢 価格 ● 円 '21. 3. 1 up
( 210 X 80 mm)
とかく絵描きの陶芸作品はゴテゴテと絵を描きすぎてしまうきらいがあります。
思い切って彩色は出来るだけ控えて陶芸そのものの美しさを引き出してもいいのではないか・・とたまに思うのです。
そこで乳白色の釉薬の美しさを引き立てるため微かな青(呉須)の墨入れを少しだけ施してみました。
夏の冷や麦を浮かべても食欲をそそる感じの器が出来上がりました。
そこまで想像してみるとこの器に合った蕎麦猪口は・・・?。
そうして思いを巡らせると陶芸の世界はどんどん広がっていくようです。
次回の更新は 4月 1日となります
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