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はし置き

[No.30]はし置き  価格 5点セット\ 1,000 円(送料別)  '06. 4. 1up

おもてなしを受けて沢山の料理を目の前にしたとき、「はし置き」ほど邪魔なものはありません。

そんなにお料理を並べるんでしたらはし置きなんか出さないで欲しい・・。と、思うのは私だけでしょうか?

ここに並べた「はし置き」も目には料理のうちの一つです。
あとは「肴の塩焼き」、「鰹の酒盗」の小皿、「ぐい呑み」「徳利」のみで私の「お・も・て・な・し」。



もっとも、おもてなしをする時には、在る物を一度に「ドサ!」と出した方が手間が省けますよね。
でも、私のような呑平をもてなすときは、多少殺風景のようですが二品と酒だけにしたほうが何時までも グタグタ呑まなくて切れが善いようです。

いい加減酔ったところで「ハイ、お酒はここまで」「お茶漬けでもどうぞ・・」

この方が「手間は省けます・・ヨ」。・・・と、ここで「はし置き」セットの注文がドサッと着たりナンカして・・・。




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赤土、灰釉薬、徳利、ぐい呑み

[No.29]赤土灰釉薬、徳利ぐい呑み (一合入り)  価格 \ 5,000 円  '06. 3. 16up

いっぱしの陶芸家は「自分で山に行っていい土を探してくる」と言うではないですか。

そんな訳で私も山に土採取に出かけてみました。イエ、山と言っても近所の丘陵ですが。

「川口市 赤山」、我が家から国道122号線の東向かい側です。「赤山城址」と言う丘の上に近くの豪族の 館がありました・・(トナ)。安行慈林と言う所から雑木林を駆け上がると南斜面にただの赤土にしては 「ウム!?、この粘りはただ者ではないぞ?」

ポッケから取り出したポリ袋に雑木の根を避けて手スコップで手際よく・・とは行きません。なにせ粘りが強いものですから ・・・。そうこうしている内に後ろから人の気配です。
「アンタ、何してんじゃ!!?」ハッと振り向くと山に芝刈りに来た爺様とバッタリです。

「ここは、うちの土地ジャガ、何調べてんダ?!」

この後はご想像にお任せします。

近年、近くに地下鉄も開通し、急速に宅地化が進んで人気も地価も高騰しています。 いずれにしてもその土は単独では使えませんでした。耐火性をもたせる為に、信楽土と赤土は7対3。味付け程度でしたが しっかりと、赤山の臭いを焼き付けることができました。

ちょっと、陶芸家の気分を味わうことも人生の善い思い出です。あの世で芝刈り爺様と出くわしたらなんと言ってあげましょうか。
「爺様の土地はナ〜、滋賀県の山奥の土地の、三分の一の価値しかね〜ゼ!!」



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筆立て

[No.28]筆立て (25 x 25 cm)  価格 \ '06. 3. 1up

陶磁器製の傘立てや思いもかけない用途に陶芸製品が使われるのを眼にします。

これは比較的初期の作品ですが手捻りで制作した花瓶を筆立てとして使用しています。生活の中にまったく溶け込んで 「嗚呼、そういえばこれも俺が作ったんだー」といまさら思いにふけることもあります。

いつも決まった場所に何気なく使われていた・・・、陶器にとって見ればこんなにも恵まれた環境は無いのかもしれません。 たまたま引越し、「さて、何処で使おうかな?」・・で改めて存在が明らかになり、そして又何年も私の傍らで 黙って「筆立て」としての余生を送ってくれれば私もそれ以上は望みません。

暫らくするといつの間にか新しいアトリエに馴染み、そしてその存在感をもなくすほど落ち着ききってしまうんでしょう。 そういえば、筆立ての乗っている机も未だ何となく新しい棲家にまだ慣れきっていない・・・。

それぞれの家具や備品と言うのはある程度の期間を経ないとその空間での所在を消化できないんでしょうか?






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水差し或いは花器

[No.27]水差し或いは花器 (12 x 13 cm)  価格 5,000円 '06. 2. 16up

妻が勝手に引っ張り出して使っています。
前にも少し触れましたが、作家の意図と使う人の意図は時として大きくずれることがあります。それはいたし方の ないことで、私のご飯茶碗は高名な作家の茶の湯用の茶器です。

この作品も水差しとして作りましたが、こうして妻の使い勝手に感心しながらも「・・・或いは花器」という題名が ふさわしいのかな〜・・

題名にもかなり気の弱いところもありますが未だ未熟と言うところで一緒に遊んでいただければ幸いです。

昨日あたりから素焼きの器に下絵を施したりし始めました。・・・と言うことは、近々窯に火を入れる準備かな と、自分でも思います。しかし主要なスキーの大会は10試合も残っています。

4月に入った或る日あたりになるのかな〜




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延し板皿

[no.26]延し板皿 (20x20cm,17x17)  価格 5,000円 '06. 2. 1up

前回、皿をご紹介しましたのでついでに皿です。
作家の中には「陶板」を売り物にしている人も居ます。言ってみればこれも陶板の一種ですが・・

いずれもまな板を作る様にして切り刻んだ粘土を延し板に貼り付けて造ります。
お料理をされる方は先ず最初に器やお皿に盛り付けたイメージ(設計図)に沿って添えものも決めますし 勿論、料理が出来上がったときにはそれを盛り付ける皿に戸惑うことは絶対ありえません。

モシ私が一流のシェフだったらこの皿に何を盛り付けようか・・・。
左の皿はぬか漬けの「きゅうりとかぶと人参」右の皿は「氷った野沢菜」をてんこ盛り。

民宿のおばさんはシェフとは言わないか?けっこう、旨かったけどなー。




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大皿

[No.25]大皿   (直径 3 2 cm) '06. 1. 16 up
価格 \

 
新年おめでとうございます。本年も、「陶芸のこと」宜しくお付き合いください
       まだ新しい窯に火は入れていません。そのうちに・・と申し上げておきます。

引越しが終わってコンテナーに預けたもろもろが又戻ってきました。この大きな皿も整理しているときに出てきました。 「皿」は幾度も挑戦し、幾度も失敗しています。
その多くの原因のうちの一つに小さな窯の中、皿全体に均一な炎が行き渡らないことも上げられます。仕上がりで 32cmと言えば、製作過程の轆轤では恐らく37〜8cmの大きさが要求されます。
窯の中の一段を占有して上下の空間を詰め込む効率ばかり気にする為に帰って、炎の通り道を塞いでしまったり 真ん中だけを火柱が素通りしたり、貧乏人には中々挑戦しにくい作品です。

話は変わりますが、昨秋、毎年恒例の「日本伝統的工芸展」が九州熊本で開催され、行って来る機会に恵まれました。
近県には磁器の本場を間近に控え協賛出展もかなりありました。ちょうど実演コーナーで小皿の轆轤引きをしていました。 ここの磁器土の性質上轆轤整形はほぼ、マッ平らなディスク円盤を整形します。乾燥するに従って皿の淵が徐々に持ち上がってきて 浅い碗型になります。微妙な力関係を保ちながら皿の整形は成り立っているのです。「失敗すると乾くとき茸のように 下を向くこともありますよ・・」

私の扱う土ではある程度の厚さをもって強度を保つ反面、重力に負けてだらしない傘の様になる事も・・
何時までやってもうまく行かず辞められません。


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鉄釉茶碗三揃え

[No.24]鉄釉茶碗三揃え (不明x不明 cm) '05. 8. 1up 価格 \ 4,500 円


今回もコメントはありません。静かにお茶を召し上がれ。










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乳白色の夫婦茶碗

[No.23]乳白色の夫婦茶碗 (不明x不明 cm) '05. 7. 16up 価格 \ 3,000 円


特にコメントはありません。静かにお茶を召し上がれ。










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貼り付け花器

[No.22]貼り付け花器 (不明x不明 cm) '05. 7. 1up 価格 \ 5,000 円

6月1日upの占めの言葉でしばらく引越し準備の為ページの更新は不可能・・、と申し上げました。その後数え 切れない程の二名の方から「オマエのへたっ糞の器を見ていると気が休まる・・」

私は元々うぬぼれの強い人間ですので、これは大変な褒め言葉と励ましだとマダ誤解していることに気のつかない 振りをしてこのコーナーも続けさせていただきます。

暫らくの間、保存写真のみで掲載させていただきます。すべては段ボール箱の中、寸法、気になる重さ、など 全ては不明と申し上げておきます。但し、価格はあくまでも強気の表示をさせていただいております。来る シーズンに向けて新しいスキーも欲しいなーナンテ・・・

優れた陶芸家がよく窯から取り出したばかりの作品を「ウ〜ム!」と言いながら、頭上から足元めがけて 投げつける仕草・・。確かに大先生ともなれば大切な窯出しの日、見られて恥ずかしい作品もあるでしょう。 私は、失敗の中にもナンデこの内側はこんなに綺麗なんだろう・・とか、勉強することも結構あります。でも この度「不出来の子」すべて金槌で始末しました。今度築窯予定の場所ですからしっかりした土台基礎の助け にと思います。


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桶茶碗

[No.21]桶茶碗 (11x10 cm) '05. 6. 16up 価格 \ 5,000 円

抹茶々碗にはおよそ22種類の形があることは以前にも述べました。今回の茶碗は「桶」のご紹介です。

それぞれの形は使う人の好みなどによって選ばれ淘汰、更に洗練されて今日に受け継がれてきました。しかし ここに紹介する「桶」は、名前からして上品ではありません。
しかし、一般的にはそれ程綺麗な言葉などで表現したものはありません。唯一、「天目」は「オー!」と思いますが 「沓」くつ、「胴紐」どうひも、「井戸」いど、「塩筒」しおつつ、「唐人笛」とうじんぶえ、「俵」たわら、 ・・・と、なにかいい加減さまで感じられます。
ですから「桶」形のお茶碗と言っても別に下品なしなものという事はありません。この作品も「桶」と、宣言した というだけで、では一般に言う「筒」とどこが違うの?と聞かれれば姿かたちはさほど違いありません。
作者としての気持ちが豪快さを求めて「桶」としただけです。


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