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2020-8、キャンピングトレーラー Rapido 31T を購入しました。
私は今までキャンピングトレーラーを所有した経験がありません。
キャンピングトレーラー初体験なので、まずは車にヒッチメンバーを付けないといけません。
ステージア用に選んだヒッチメンバーは、SUNTREX TUGMASTER STANDARD。
スチール製で牽引クラスC(750kg)です。
こちらで購入しました。 \52,138 でした。
取り付ける為には、ステージアの左フレームにブラケットを取り付ける為の穴開け加工する必要があります。
右フレームは牽引フックを取り外して代わりにブラケットを取り付けるので、穴あけの必要はありません。
ステージアの左フレーム回りを後ろから見た図です。
フレームに穴あけ(Φ13mm x2 + Φ11mm x2)をする必要があるのですが、
ドリルを入れるスペースが100mm程しかありません。入りません。
取付説明書にもこの穴あけをする為にコーナードリル等が必要と記載があります。
私は基本的に特殊工具をあまり揃えたくありません。多分今回しか使わないし。
まぁでも今回はアングルドリルが無いと無理そうなので、なるべく安い物を探して購入する事にします。
併せてΦ11mmとΦ13mmのドリルも必要です。
スペアタイヤハウスにもΦ13mmの穴を2個開ける必要があります。
選んだアングルアダプターはこちら。\890。ドリルビットタイプで105°向きを変えてくれます。
Φ11mmとΦ13mmのドリルは、合わせてステップドリルを使う事にします。こちらで購入しました。\699。
ステップドリルを使う為に始めに開ける穴を開ける為のドリルも必要です。こちらで購入しました。\473。
部材と道具が揃ったので作業を始めます。
まずマフラーとマフラーの遮熱版を取り外す必要があります。
ところがうちのステージアはマフラーがタイコだけ取り外す事が出来ません…。
マフラーのフランジが朽ちてしまったので、溶接して直結してしまっています。
しょうがないのでマフラー吊りゴムを取り外したらマフラーを少しだけ下にずらしておきます。
あんまりずらしてしまうとパイプが千切れてしまうので、必要最小限とします。
遮熱版は完全に取り外す必要も無さそうなので、
ネジ2個とナット1個だけ外して作業に必要な分だけずらしておきます。
マフラー吊りゴムを吊っておくマフラーハンガーを取り外します。
このフレームに取り付けるブラケットを押し当てて位置決めします。
上下方向はスペアタイヤハウスの斜めの板とフレームに隙間無く挟まる様に押し上げます。
上面は車体には接しない位置になります。
前後方向は後方に押し付けます。
アタッチメントがかなり重たいので押し付けている腕が結構苦痛です…。
でもここでミスると大変な事になるので何度も確認しながら慎重に。
位置が正確に決まったらアタッチメントを押し付けたままスプレーをプシュッと。4箇所。
フレームの反対側はフレームのスペアタイヤハウス側のスプレー跡を測定して同じ位置にマーキングしました。
フレームに穴を開けていきます。
まず始めにマーキングした位置の中心にポンチを打ってからΦ3.3mmのショートドリルで穴あけ。
次にステップドリルでだんだん穴を広げていきます。
アングルアダプターは使っていると中からグリースが漏れてきます…。そういう構造みたいです。
フレームの前方の穴は後方の穴よりも鉄板が厚く、穴が開くまで時間がかかります。
暫くがんばっているとアングルアダプターが熱くなってきます。休憩して冷ましながら進めます。
フレームのタイヤハウス側はΦ13mmの穴を開けないといけないのですが、
Φ13mmのステップドリルが最後に貫通した時にフレームの中に落っこちない様に気を付けないといけません。
ステップドリルはアングルアダプターに磁石でくっついているだけなので、
気を付けないとフレームの中に落っことしてしまいます。
穴完成。ヒッチメンバーのブラケットを規定トルクで取り付けます。
牽引フックを取り外して車両右側のブラケットを取り付けます。
板厚が全然違いますね。その分だいぶ重たいです。
あれ?ブラケットを取り付けるとフレームに密着しません。
フレーム端部の曲げとアタッチメントの角がぶつかってしまっています。
アタッチメントの角を面取りしてさび止めに塗装しておきます。
無事フレームに密着する様になりました。規定トルクで締め付けておきます。
ヒッチメンバーの左右のブラケットを取り付けたので、クロスメンバーを規定トルクで取り付けます。
この頃には外は真っ暗になってしまいました。
マフラーハンガー、マフラー遮熱板、マフラーを元に戻して完成。
メーカーによると作業見積もり4時間との事でしたが、素人さんなので丸1日かかりました。
翌日。電気配線します。US7ピンコネクターです。こちらは作業見積もり1時間との事です。
フレームの穴あけが一番の大仕事と認識していたので、もう気が抜けてのんびり作業です。
配線はバンパーの中を通して右外側テールランプの裏まで持っていけば、
左ウインカーとバックランプ以外は右外側テールランプを取り外すだけで簡単に作業出来ます。
が、バックランプの配線する為には結局内装剥がす必要があります。
それに右外側テールランプ裏は車外で水がかかる所なので、ここで結線したくありません。
右後ろタイヤのすぐ後ろ辺りの下の方に、ゴムブッシュがあります。
ここから車内に配線していく事にしました。
上写真はもう配線を通した後です。
車内に導いた配線はDピラーにあるコネクタ目指して這わせていきます。
バックドアに行く配線のコネクタです。左右ウインカー以外はここから取れます。
右ウインカーはもちろん右ウインカーの後ろのコネクタの所から取れます。
あとは左ウインカーの配線を床内装の下を通して配線します。
接続は、 私が良く使っている泥棒タップ は適合電線0.5sq〜0.75sqなのですが、
ヒッチメンバー付属の配線は1.25sqです。この泥棒タップがそのまま使えません。
私は泥棒タップは適合電線を正しく守っていれば信頼性の高い接続方法だと思っています。
今まで接触不良になった事がありません。
車両側の配線は0.75sqだったので、ここから泥棒タップを使って0.75sqの線を出し、
その線とヒッチメンバー付属の1.25sqのハーネスをギボシ端子で接続する事にしました。
内装を剥がしたついでにルームライトを追加してみました。
更に翌日。配線をつないで完成。
こんな感じになりました。ヒッチボールには付属の黒ゴムカバーを付けています。
ヒッチボールにはエーゼットの二硫化モリブデングリースを塗っておきます。
普段はボールマウント(レシーバー)は取り外しています。
続いてトレーラーを引っ張れる様に車検証に登録を行う事にします。
車の諸元表の値を使って牽引登録検討書を作成します。
従来方式としてトレーラー(ラピード)に牽引車(ステージア)の型式を登録する方法と、
新方式として牽引車(ステージア)にトレーラーが何キロまで引っ張れるか登録する方法(950登録)があります。
トレーラー(ラピード)に牽引車(ステージア)を登録する方法は、こちらの雛形に数値を記入していって作成しました。
ステージアの諸元表は日産にメールでお願いしたらすぐに郵送してくれました。
ところがラピードの諸元表が手に入らない。慣性ブレーキの制動力と駐車制動力の値が知りたいのですが。
ラピード社にお願いすればもらえるのでしょうか。フランス語で?それともal-koでしょうか。
分からないので慣性ブレーキ無しとして計算した結果、NGになってしまいました…。
しょうがないので牽引車(ステージア)にトレーラーが何キロまで引っ張れるか登録する方法(950登録)を検討します。
こちらのページで数字を当てはめていけば検討書が出来てしまいます。
こちらの方式の計算式ではラピードの慣性ブレーキのデータは必要ありません。
新方式は規制緩和で旧方式と比べてちょっと甘いんですかね。
結果、主ブレーキ有で1470kg、無で730kgでした。ラピードは主ブレーキ有で690kgなので余裕でOKです。
この検討書を持って陸運局に行けばステージアの車検証にその様に記載してもらえるはずです。
ちなみに構造変更ではなく記載変更なので、車検のタイミングは関係ありません。
陸運局は平日しか対応してもらえないので、平日仕事休みもらって行ってきました。
その結果、陸運局の方が改めて計算した結果、1730kg/730kgに増えました。
?検討書の計算間違えてたのかな?まぁ主ブレーキ有で690kgのラピードは引っ張れるのでいいです。
ちなみに車検証の追記にお金はかかりませんでした。
強いて言えば陸運局まで往復100kmのガソリン代\2,000程と私の1日の稼ぎ分位ですかね。
陸運局の帰りにETCでトレーラーを認識してもらえる様にETCの再登録してきました。
こちらは\2,750の手数料がかかりました。
これでラピードを引き取りに行く準備が出来ました。
2023-10、ヒッチチューブカバーを紛失しました…。
ちょっと急な斜面だとヒッチチューブの所を擦っちゃうんですよね。
その時にカバーが外れてしまいます。多分それでどこかで紛失しました。いやもしかしたら盗難かも。
SUN AUTO と白で書いてあるゴム製の純正カバーは買おうと思うとちょっと高いんですよね。
穴が塞がってれば良いだけなのに。
特に問題ありません。今度は擦っても外れにくい様に、カバーの下をちょっと削っておきました。
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