ミニジープを購入して早10ヶ月。
数ヶ月ぶりにエンジンをかけてみると、やっぱり調子悪い。
チョークをひっぱった状態じゃないと走れません。
チョークを戻すと、アイドリングは安定しているのですが、アクセルを踏むとすぐボコつきます。
チョークを引っ張って全閉状態だとなんとか走れます。
チョークはバネで勝手に戻ってしまうので、左手はチョークを引っ張ったままです。
これはおかしい。キャブが詰まりかかっているでしょうか。
エンジンルームを見てみます。
チューブが…。
このチューブは、キャブの上、ベンチュリーのすぐ後にあります。
これが何なのか分かりません。
多分エアーを吸うんだと思うのですが…。
キャブの下に見えているチューブはフロートチャンバーのドレーンです。
これも写真では分かりにくいですが似た様な状態です。
これはマズいです。
このままではフロート周りが故障して燃料が漏れた時、漏れた燃料は熱々のシリンダーに降り注ぎます。車両火災っ。
なので交換します。
でも10ヶ月でこれって…。
耐油チューブはモンキー用のが余っていたので使いました。
P/N 95001-3500160M
他にもゴムがみんなダメです。
日本製のゴムの寿命は10年だと思っているのですが。
中国製は1年はもたないみたいです。
でも、燃料ラインとブレーキラインは平気そうです。
本当に危険な所だけはちょっとイイ物を使っているみたいです。
ニップルのカバー。
ディスクブレーキのスライドピンブーツ。
右ヘッドライトの縦のステー足元のブッシュ。
あれっ?左側には無いっ。
どうもここの高さでヘッドライトの光軸が決まってしまうみたいです。
左ヘッドライトがどうしても上向きになってしまうのはこれが原因だったみたいです。
千切れたブッシュ。
これはただのゴムシートなので、簡単に作れます。作ります。
うちに転がってた2mm厚のゴムシート2枚重ね。
丸穴は100均で買った皮用ポンチ6mm。
ボルトは8mmなので若干足りません。が気にしない。
燃料フィルター。
向きが逆です…。
とりあえず直しておきます。
プラグ抜いてみます。
変なマークがあります。中国メーカーのマークだと思います。A7TC。
屋根有り駐車場保管なのに錆びてます。
ねじ山からパッキンまでまっくろ。とりあえず濃いには濃い様です。
ただ、漏れている様です。
とりあえずNGK製に交換しておきます。
CR7HSA。モンキー用に買って交換してみたりした物です。
エンジンの具合は変化無し。
キャブレター。
JING KE PZ19L-126a と書いてあります。
webで調べるとどうもKEIHIN PB16 のコピーらしいです。
分解して部品を調べてみます。
なんか径がバラバラなんですけど…。
こんなんで良かったんだったっけ?
キャブとインマニの間にあるインシュレータ(φ20)上部が欠けています。
見た目、ここから2次エアーが入ってもおかしくない様な。
ニードルを抜いてみると…。
キャップのパッキンがありません…。
分解清掃してみます。
メインジェットは72、スロージェットは37です。
JING KE のマークがあるので、自社製ジェットみたいです。
ニードルクリップは真中でした。
バラバラにしてブレーキクリーナーで穴を掃除します。
キャブクリーナーもあるのですが、綺麗なのでブレーキクリーナーで十分かなぁと。
チョークのふたを固定しているビスにはネジロックを塗っておきます。
分解清掃して組み立てると、ミニジープは正常に戻りました。
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