私は、ボニーちゃんが大好き!好きな女性アーティストNo.1です。リリースされるもの、全部買っちゃいますね。もちろん、毎回そうだけど、これも超期待作でした。 先行シングル「Tonight, the Night」(トーレ・ヨハンソン名プロデューサーとの4年ぶりの再会作)がとってもお気に入りでした。FMでよくかかっていたのですが、全然飽きない。Stop being a goody two shoes♪ すぐ歌っちゃいます。もちろんマキシも買ってて、聴きまくり、歌いまくり!なんてかわいい詞。かわいい歌。ありえねーってくらい。でも、クッサイ言葉も、ヤな匂いがしないのが彼女の魅力ですね。 こんなアッパーな曲が先行シングルってことは、アルバム全体にこんな空気が溢れてるのかなと思った。明るいアルバムなんて過去になかったから、そこを期待した。現在、私は超ハッピーなの〜、ハッピーを分けてあげる〜ぐらいの空気に溢れてるのかなと思った。(アルバムタイトル『Present』には、文字通り「プレゼント」の意味と、「現在」の意味がある。) でも、アルバムプロデューサーはマッドクーパー?じゃあ、UKソウル風?ボニーちゃんにはぴったりかもしれないけど。(ちょっと霧がかかってそうか?。) しかし、開けてみたら違った。やっぱボニー汁が溢れてる。気持ちがすんごくデカくって、でも現実は思うように追いつかなくて、なんか満たされない感じ。でも私、がんばるわ、負けないって感じ。明るくはない。だから、このようなきれいな音じゃなくって、サウンドは洗練されてないほうがいいような気がする。生のグルーヴのほうが彼女には合ってる気がする。もっとドロドロしたボニーちゃんが聴きたい。 前作『Just A Girl』の方が私は好きです。ボニーちゃんは腰!腰!リズムが効いた方が彼女らしい。このアルバムはツアーも同行した日本人ミュージシャンとのセッションでによって作られている。馴染みのメンバーとのコラボによって、最も彼女の個性が出てて活かされてるのではないかと思うのです。傑作だったと思う。 しかし、私の一番好きなアルバムは、『Evil and Flowers』なのかなぁ。とにかく濃いいヤバい空気に溢れてる。失恋後の彼女が詰まっているんだ。でも、サウンドは軽やか。トーレが好きなのかなぁ。他アーティストのものは特に聴かないんだけど。 「Tonight, the Night」をシングルで出したのはわかる。シングル向きだもん。売れ線っていったら悪いけど。FMでとてもヒットした。こんなの、シングル「Heaven's Kitchen」以来だと思う。アルバムの先行にして欲しくなかった。アルバムに入れないで、トーレと再会の企画盤でよかったんじゃないかなぁ。だって、これ1曲だけ浮いてるよ?アルバム1曲目には最適だけど、そこしか入るところはないんだよね。2曲目からの空気の変わりようといったら…。しかし、アルバムを売るためには、この曲が入ることが必須だったのである。だって、売上がイマイチ伸びないのが、彼女の悩みだったから…。 だけど、このアルバムも聴いてしまう。聴くっちゅーか、歌ってしまうのですが。歌詞覚えちゃうくらい、聴いてしまうのだけどね。私はボニーが大好きなんです(笑)。このアルバムを引っさげた2回だけのスペシャルライブのCD+DVDが出ます。必聴必見!! |
『Present』全曲レビューも、合わせてお楽しみください。