大人用音楽
YUMI'S CD REVIEW

 

Bonnie Pink 『Present』 全曲レビュー

 

1. 「Tonight, the Night」

超キャッチーなサビから始まるポップ曲。すっごくキュートな積極的な恋の歌。
でも、詞は大人を感じさせますよ。〈胸にそっと忍ばせて許すというルール〉♪

 

2. 「Losing Myself 」

打って変わって、ヘヴィーな失恋R&B。終わってもなお愛を求め続ける痛み。
泣き叫んでます。サウンドがなおその傷を煽っています…。ベースが重い…。

 

3. 「Present」

愛を捧げても捧げても、どうにも満たされない…。だけど、やめられない!
切ないなぁ。サウンドを聴く限り未来は明るくないぞ?これが彼女の現在?

 

4. 「Need You」

これも、終わりが見えてきた恋の歌。厳しいな。どうも幸せが見えないね。
ピアノベースの霧濃いUKソウル風グルーヴ。間奏が何かと似てるような…。

 

5. 「Home」

過去シングル曲DAISYにそっくりです…。ボニーアコギがフィーチャーされた
さわやかな英語曲。ただし詞は、彼を束縛したがってる恋狂ってる歌なの…。

 

6. 「Rope Dancer」

ボニーのピアノとストリングの英語バラード。タイトルは綱渡り芸人の意。
綱渡りのような、ギリギリの愛の上を歩いていてがんばっております…。

 

7. 「Over the Brown Bridge」

アコギのカッティング、流暢なピアノ、歯切れのいい生ドラム、歌うベース。
ブルーステイストもあり、ハネハネ、ボニーらしい曲。英語詞、ヘヴィー…。

 

8. 「Can't Get Enough」

ロックボニー!でもハネハネ!ギターが唸っています。個人的にタカドラで
聴いてみたいような曲(笑)。これも恋に満足できてない歌だなぁ…。貪欲ね。

 

9. 「Passive-Progressivism」

単調なリズムトラックの上でアコギとピアノが歌ってる曲。ボニーの歌は重い。
珍しく社会派。しっかり生きよう。〈倦怠という依存〉という詞が効いています…。

 

10. 「Chronic Vertigo」

キャッチー!ポップ!クラブやドライブで聴きたいサウンド。トラックが秀逸。
Bメロの転調が超気持ちいい!詞はボニーの私生活まんま?かわいー。

 

11. 「Wildflower」

多くの楽器が絡む濃い目のサウンドだけど、ボニーの声の質感がとてもきれい。
ポップな美メロ。お得意曲かな。英語詞。恋のすれ違いを愛で越えようという歌。

 

12. 「April Shower〜四月の嵐〜」

アコギ弾き語りベースの美しく壮大なバラード。私は感動しました。大好きです。
ボニーの人生観が出てるか。スガ「桜並木」と共に始まりの朝に聴きたい名曲。

 

『Present』ロングレビューも合わせてお楽しみください。

 

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